海外で詐欺・ぼったくりに遭ったときの英語|scammed・overcharged・不正請求の伝え方

海外で不自然に高い請求書を見せ、スタッフへ確認する旅行者

海外旅行中に「説明と違う料金を請求された」「カードに身に覚えのない決済がある」「偽のツアーや商品に代金を払ってしまった」と気づいたら、まず領収書、予約画面、メッセージ、カード利用通知などの証拠を保存しましょう。

「詐欺に遭いました」はI was scammed.、「料金を多く請求されました」はI was overcharged.、「この請求に身に覚えがありません」はI don’t recognize this charge.と伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

いきなり「詐欺だ」と断定しにくい場面では、「I think there’s a mistake.」「This amount is different.」から始めれば大丈夫です。事実を一つずつ確認しましょう。

「詐欺・ぼったくりに遭った」は英語で?

英語 意味・使う場面
I was scammed. 詐欺に遭いました
I think this is a scam. これは詐欺だと思います
I was overcharged. 料金を多く請求されました
This is a rip-off. これはぼったくりです
I don’t recognize this charge. この請求に身に覚えがありません
This transaction is fraudulent. この取引は不正なものです

scamは相手をだまして金銭や情報を取る詐欺、overchargeは本来より高く請求することです。rip-offは「ぼったくり」「高すぎる」というカジュアルな表現で、詳しくはRip offの意味と使い方で解説しています。

scam・fraud・rip-off・overchargeの違い

単語 中心となる意味
scam 具体的な詐欺の手口・詐欺行為 an online booking scam
fraud 法律・金融でも使う「不正・詐欺」 credit card fraud
rip-off ぼったくり、高すぎる商品や料金 This price is a rip-off.
overcharge 本来より多く料金を請求する The restaurant overcharged me.

詐欺・不正請求に気づいた後の4ステップ

証拠保存・支払い先確認・カード会社への連絡・警察相談の4ステップ

  1. 証拠を保存する:領収書、料金表、予約画面、メッセージ、利用通知を撮影・保存する
  2. 支払い先へ確認する:金額や条件の相違を落ち着いて伝え、説明・訂正・返金を求める
  3. カード会社へ連絡する:不正利用の疑いを伝え、カード停止や取引調査を依頼する
  4. 警察・相談窓口へ連絡する:被害が大きい、相手が威圧的、個人情報も渡した場合などは現地の窓口へ相談する

相手が威圧的で危険を感じる場合は、その場で議論を続けず安全な場所へ移動してください。カード会社や警察への連絡を優先しましょう。

店・レストラン・ホテルで料金を確認する英語

  • I think there’s a mistake on the bill.
    請求書に間違いがあると思います。
  • This amount is different from the price shown.
    この金額は表示されていた価格と違います。
  • I was charged twice.
    二重に請求されました。
  • I didn’t order this.
    これは注文していません。
  • What is this charge for?
    この料金は何ですか?
  • Could you explain each charge?
    各料金について説明していただけますか?
  • Please correct the bill.
    請求書を訂正してください。
  • I’d like a refund for the incorrect charge.
    誤った請求分を返金してほしいです。

短い会話例

You: Excuse me. I think there’s a mistake on the bill.
すみません。請求書に間違いがあると思います。

Staff: Which charge are you asking about?
どの料金についてでしょうか?

You: This service was advertised as free, but I was charged fifty dollars.
このサービスは無料と表示されていましたが、50ドル請求されています。

You: Could you remove this charge and give me a corrected receipt?
この料金を取り消し、訂正した領収書をいただけますか?

タクシー・ツアー・路上サービスで使う英語

  • We agreed on a different price.
    別の料金で合意しました。
  • The meter was not used.
    メーターが使われていませんでした。
  • This is much higher than the estimated fare.
    見積もり料金より大幅に高いです。
  • This is not the tour I booked.
    これは私が予約したツアーではありません。
  • The service was not provided.
    サービスは提供されませんでした。
  • Please give me an itemized receipt.
    内訳のある領収書をください。

料金の証拠として、予約確認、料金表、メーター、領収書などを安全に撮影できる場合は保存します。ただし、相手が怒っている、周囲に助けを求められないなど危険を感じたら、安全確保を優先してください。

unrecognized charge・unauthorized transaction・fraudulent chargeの違い

表現 意味・使う場面
unrecognized charge 明細を見ても、どの利用か分からない請求。まだ不正と断定していない段階
unauthorized transaction 自分が承認・許可していない取引
fraudulent charge 詐欺・不正による請求だと判断して伝える表現
incorrect charge 金額違い・二重請求など、内容が誤っている請求

明細に知らない名前があっても、店舗名とカード明細上のmerchant name(加盟店名)が異なる場合や、確定前のpending charge / authorization hold(仮売上・一時的な利用枠確保)の場合があります。まずはI don’t recognize this merchant name.(この加盟店名に心当たりがありません)と伝え、利用日時・金額・加盟店情報を確認します。

  • Is this charge still pending?
    この請求はまだ保留・未確定ですか?
  • Could this be an authorization hold?
    これは仮売上・一時的な利用枠確保でしょうか?
  • What is the merchant’s full name?
    加盟店の正式名称は何ですか?
  • Could you tell me the date, time, and location of the transaction?
    取引の日時と場所を教えてもらえますか?

カードに身に覚えのない請求があるときの英語

  • I don’t recognize this charge.
    この請求に身に覚えがありません。
  • I didn’t authorize this transaction.
    この取引は承認していません。
  • My card may have been compromised.
    カード情報が漏れた可能性があります。
  • Please block my card immediately.
    カードをすぐ停止してください。
  • I’d like to dispute this charge.
    この請求について異議申し立てをしたいです。
  • Please investigate these transactions.
    これらの取引を調査してください。
  • Will you issue a replacement card?
    代わりのカードを発行してもらえますか?
  • What documents do you need from me?
    私からどの書類が必要ですか?

dispute a chargeは、カード会社へ「この請求は正しくない」と異議を申し立てる表現です。手続きや補償はカード会社・契約によって異なるため、公式窓口の指示に従ってください。

report fraudとdispute a chargeの違い

report fraudは「不正利用・詐欺の疑いを報告する」、dispute a chargeは「特定の請求について異議を申し立てる」です。カード情報の漏えいが疑われるなら、請求への異議申立てだけでなく、カード停止と再発行も確認します。

  • I’d like to report suspected fraud.
    不正利用の疑いを報告したいです。
  • Please freeze or block the card now.
    カードを今すぐ一時停止または停止してください。
  • Are there any other suspicious transactions?
    ほかに不審な取引はありますか?
  • Please dispute these three charges.
    この3件の請求について異議を申し立ててください。
  • Will the recurring payments be transferred to the new card?
    継続課金は新しいカードへ引き継がれますか?
  • When will the replacement card arrive?
    再発行カードはいつ届きますか?
  • Could you give me a case number?
    受付・案件番号を教えてもらえますか?

電話後は、担当者名、連絡日時、case number / reference number、対象取引、案内された提出期限を控えます。カード番号や認証コードを尋ねる偽の連絡もあるため、カード裏面や公式アプリに掲載された窓口を利用しましょう。

警察・観光案内所・相談窓口で使う英語

  • I believe I was scammed.
    詐欺に遭ったと思います。
  • I’d like to report fraud.
    詐欺被害を届け出たいです。
  • I paid for a service that was never provided.
    提供されなかったサービスに代金を払いました。
  • The seller gave me false information.
    販売者から虚偽の説明を受けました。
  • I have the receipt and screenshots.
    領収書とスクリーンショットがあります。
  • Where can I file a complaint?
    どこで苦情・被害申告ができますか?
  • Could I get a copy of the report?
    届出書の控えをいただけますか?

警察が扱う事件か、消費者・観光の相談窓口が適切かは地域や被害内容によって異なります。ホテルや公的な観光案内所へ、Who should I contact about this?(この件はどこへ連絡すればよいですか?)と尋ねるのも一つの方法です。

予約サイト・オンライン取引で使う英語

  • The listing was misleading.
    掲載内容が誤解を招くものでした。
  • The property does not exist at this address.
    この住所に宿泊施設が存在しません。
  • The seller stopped responding after payment.
    支払い後、販売者から返事がなくなりました。
  • I’d like to report a fraudulent listing.
    詐欺的な掲載を報告したいです。
  • Please cancel the booking and issue a refund.
    予約をキャンセルして返金してください。

アカウントのパスワードや認証コードも渡してしまった場合は、パスワード変更、全端末からのログアウト、二段階認証の確認なども進めます。

保険会社へ相談する英語

  • I lost money due to fraud.
    詐欺によって金銭的な損失が出ました。
  • Is this type of loss covered?
    この種類の損害は補償対象ですか?
  • I have a police report and transaction records.
    警察の届出書と取引記録があります。
  • What evidence should I submit?
    どの証拠を提出すればよいですか?

詐欺・不正請求が旅行保険の対象になるとは限りません。カード会社の補償と旅行保険は分けて確認しましょう。一般的な保険請求表現は、「保険を請求する」は英語で?で解説しています。

初心者は「これだけ英語」で乗り切れる

  • This amount is wrong. この金額は違います。
  • I didn’t buy this. これは買っていません。
  • I didn’t agree to this price. この料金には同意していません。
  • Please explain this charge. この請求を説明してください。
  • Please cancel my card. カードを止めてください。
  • I need help. 助けが必要です。

しゅみすけ(大山俊輔)

scamやfraudが出てこなくても、「This amount is wrong.」「I didn’t pay for this.」「Please help.」で要点は伝わります。画面や領収書を見せながら、一文ずつ話しましょう。

まとめ

詐欺に遭ったならI was scammed.、高く請求されたならI was overcharged.、身に覚えのないカード請求ならI don’t recognize this charge.が使えます。

最初に証拠を保存し、支払い先へ金額を確認します。解決しない場合やカード情報が漏れた可能性がある場合は、カード会社へ連絡し、必要に応じて警察や相談窓口へ届けましょう。危険を感じたら、議論よりも安全な場所への移動を優先してください。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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