
take a chance は、「結果がどうなるか分からないけれど、思い切ってやってみる」「リスクを承知で賭けに出る」という意味です。
I decided to take a chance and apply for the job.
思い切って、その仕事に応募することにしました。
日本語の「チャンスをつかむ」とは少し違います。ここでの chance は好機というより、成功するか失敗するか分からない可能性を表しています。
Contents
take a chanceの意味とニュアンス
自然な日本語は場面によって次のように変わります。
- 思い切ってやってみる
- 一か八か試してみる
- 賭けに出る
- リスクを取る
必ず危険な行動を指すわけではありません。新しい仕事へ応募する、知らない店へ入る、自分から話しかけるなど、結果は保証されていないが試す価値がある行動にも使います。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の形と語順
take a chance だけでも使えますが、何をするのかは後ろに続けることができます。
take a chance on+名詞
人・物・案などを信じて試してみる
take a chance and+動詞
思い切って〜する
- Let’s take a chance on this new restaurant.(この新しいレストランを試してみよう)
- She took a chance on a young designer.(彼女は若いデザイナーを信じて起用しました)
- I took a chance and called him.(思い切って彼に電話しました)
過去形は took a chance、進行形は taking a chance です。
日常会話で使う例文
I’ll take a chance and order something new.
思い切って何か新しい料理を注文してみます。
We took a chance on the weather and had the party outside.
天気に賭けて、パーティーを屋外で開きました。
You never know unless you take a chance.
思い切ってやってみなければ分かりません。
I’m glad I took a chance.
思い切ってやってみてよかったです。
仕事・人間関係で使う例文
The company took a chance on me when I had little experience.
経験がほとんどなかった私を、会社は信じて採用してくれました。
Should we take a chance on this idea?
このアイデアに賭けてみるべきでしょうか?
He took a chance and told her how he felt.
彼は思い切って、自分の気持ちを彼女に伝えました。

take the chanceとの違い
take a chance は、不確実さを受け入れて試すことです。take the chance は、文脈ですでに示された特定の機会を利用する意味になりやすいです。
I took a chance and applied.
思い切って応募しました。
When they offered me the role, I took the chance.
その役を提示されたとき、その機会を利用しました。
ただし「機会を逃さずつかむ」なら、take the opportunity や jump at the chance のほうが明確です。詳しくはjump at the chanceの意味・使い方で確認できます。
take a riskとの違い
take a risk は「リスクを冒す」と危険・損失の可能性を直接意識する表現です。take a chance は同じ不確実性を表しながらも、「うまくいく可能性に賭けて試す」という会話的で前向きな響きになることがあります。
Starting a business is taking a risk.
起業することはリスクを取ることです。
I decided to take a chance on my own business.
思い切って自分の事業に挑戦することにしました。
take chancesとの違い
複数形の take chances は、「危険を冒すことがある」「大胆に挑戦する」という一般的な傾向を表します。
You have to take chances sometimes.
ときには思い切って挑戦しなければなりません。
Don’t take chances with your health.
健康について危険を冒さないでください。
後者のように with を使うと、「大切なものを危険にさらさない」という警告になります。
よくある間違い
「好機をつかむ」と決めつけない
take a chance の中心は「不確実でも試す」です。「絶好の機会をつかむ」なら seize the opportunity や jump at the chance が合います。
take chanceと冠詞を落とさない
× take chance
○ take a chance
一回の試みとして言うときは a が必要です。
take a chance to doを基本形にしない
「思い切って〜する」は take a chance and do が自然です。chance to do は通常「〜する機会」という別の意味になります。
自然な会話例
A: I found a job that looks interesting, but I’m not sure I’m qualified.
面白そうな仕事を見つけましたが、応募条件を満たしているか自信がありません。
B: Why not take a chance and apply?
思い切って応募してみたらどうですか?
A: You’re right. I have nothing to lose.
そうですね。失うものはありません。
この表現を知らなかったら?
take a chance が出てこなくても、「試す」「結果は分からない」「でもやりたい」と基本語で伝えられます。
- I’ll try it.(やってみます)
- I don’t know what will happen, but I’ll try.(どうなるか分かりませんが、やってみます)
- It may not work, but it’s worth trying.(うまくいかないかもしれませんが、試す価値はあります)
- I decided to go for it.(思い切ってやることにしました)
- Let’s give it a try.(試してみましょう)
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
take a chance は、「結果が分からなくても思い切ってやってみる」「リスクを承知で賭けに出る」という意味です。
- take a chance on+名詞:人・物・案を信じて試す
- take a chance and+動詞:思い切って〜する
- take the chance:特定の機会を利用する
- take a risk:危険・損失の可能性をより直接意識する
ほかの会話で使えるまとまりは、英語の定型表現一覧から確認できます。











