to tell the truthの意味は?to be honest・actuallyとの違いと使い方

to tell the truthの意味・使い方・類似表現との違いを解説するアイキャッチ画像

to tell the truth は、「本当のことを言うと」「実を言うと」「正直に言えば」という意味の定型表現です。少し意外な事実、言いにくい本音、これまで口にしていなかった気持ちを話す前に使います。

To tell the truth, I didn’t enjoy the party.
実を言うと、私はそのパーティーを楽しめませんでした。

日本語訳だけを見ると to be honestactually と同じように見えます。しかし、to tell the truth には「ここから本当のことを打ち明けます」という、ひと呼吸置く感覚があります。この記事では、語順・自然な例文・類似表現との違い・失礼に聞こえない使い方まで解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

to tell the truthは、単に情報を追加するだけでなく、「ここだけの本音を話す」という空気を作ります。相手の注意を少し引いてから、率直な内容を伝える表現です。

to tell the truthの基本的な意味

tell the truth は「真実を話す」、文頭の to tell the truth は「本当のことを言うと」という意味です。

  • Tell me the truth.
    本当のことを話して。
  • To tell the truth, I was scared.
    本当のことを言うと、怖かったです。

前者は相手に「真実を話す」という行動を求めています。後者は、これから続く文に対する話し手の姿勢を示す導入表現です。

なぜ「実を言うと」になる?

形を分けると、意味の流れが見えます。

  • to tell:話すとすれば/言うなら
  • the truth:その真実、本当のこと

ここでの to は「目的」を表す一般的な不定詞というより、話し手が発言に添える独立不定詞です。「本当のことを話すなら」という前置きから、「実を言うと」という定型表現になっています。

To tell the truth, I forgot about the meeting.
本当のことを言うと、その会議を忘れていました。

この表現は文の主語と直接つながっていませんが、「私が本当のことを言うなら」という意味で、話し手自身の態度を示しています。

語順と句読点

文頭に置くのが最も一般的

To tell the truth, + 文 が基本形です。通常は後ろにコンマを置きます。

To tell the truth, I’m thinking of changing jobs.
実を言うと、転職を考えています。

To tell the truth, I don’t remember his name.
正直に言うと、彼の名前を覚えていません。

文末にも置ける

会話では文末に置き、「というのが本音です」と後から補足することもあります。

I was a little disappointed, to tell the truth.
正直なところ、少しがっかりしました。

ただし、学習者が最初に使うなら、意味が伝わりやすい文頭の形がおすすめです。

どんなときに自然に使う?

言いにくい本音を伝える

To tell the truth, I don’t think this plan will work.
正直に言うと、この計画はうまくいかないと思います。

To tell the truth, I need some time alone.
本当のことを言うと、少し一人になる時間が必要です。

意外な事実を明かす

To tell the truth, I’ve never been abroad.
実を言うと、私は一度も海外へ行ったことがありません。

To tell the truth, this is my first presentation in English.
実を言うと、英語でプレゼンするのはこれが初めてです。

自分の失敗や弱さを認める

To tell the truth, I didn’t understand the instructions.
正直に言うと、その指示を理解できませんでした。

To tell the truth, I was too nervous to call her.
本当のことを言うと、緊張しすぎて彼女に電話できませんでした。

日常会話・仕事・旅行で使える例文

日常会話

To tell the truth, I’d rather stay home tonight.
正直に言うと、今夜は家にいたいです。

To tell the truth, I don’t really like spicy food.
実を言うと、辛い食べ物はあまり好きではありません。

仕事

To tell the truth, we’re behind schedule.
正直に申し上げると、予定より遅れています。

To tell the truth, I need more support from the team.
率直に言うと、チームからもう少し支援が必要です。

恋愛・人間関係

To tell the truth, I’ve missed you.
本当のことを言うと、あなたに会いたかったです。

To tell the truth, that comment hurt me.
正直に言うと、その言葉で傷つきました。

海外旅行

To tell the truth, I’m not comfortable driving here.
実を言うと、ここで運転するのは不安です。

To tell the truth, I think we’re lost.
正直に言うと、道に迷ったと思います。

to tell the truth・to tell you the truth・to be honest・truth be toldの違い

to tell you the truthとの違い

to tell you the truth は、you が入ることで「あなたに本当のことを言うと」「君に本音を明かすと」という、相手に直接語りかける感覚が強くなります。

To tell you the truth, I was worried about you.
あなたに本当のことを言うと、心配していました。

to tell the truth と意味はほぼ同じで、多くの場面で置き換えられます。you があるほうが少し会話的で、目の前の相手との距離が近く感じられます。

to be honestとの違い

to be honest も「正直に言うと」という意味で、現代の会話では非常によく使われます。

  • to tell the truth:隠していた事実や本音を打ち明ける感じ
  • to be honest:自分の率直な評価・感想を述べる感じ

To be honest, the movie was too long.
正直に言うと、その映画は長すぎました。

実際には両者の領域は大きく重なります。迷った日常会話では、より一般的な to be honest が使いやすいでしょう。秘密を少し明かすような空気を出したいときは to tell the truth が合います。

truth be toldとの違い

truth be told も「実を言えば」「本当のことを言うと」です。意味は近いものの、やや文章的・物語的で、スピーチや書き言葉でも映える表現です。

Truth be told, I never wanted the job.
実を言えば、私はその仕事を望んでいませんでした。

日常会話では to be honestto tell you the truth のほうが自然に出やすい表現です。

actually・in factとの違い

actually は、予想や認識を訂正して「実は」「本当は」と言うときに便利です。必ずしも“告白”ではありません。

Actually, the meeting starts at three.
実は、その会議は3時に始まります。

in fact は、事実を示して前の内容を補強・訂正する表現です。

She’s experienced. In fact, she led the last project.
彼女は経験豊富です。実際、前回のプロジェクトを率いました。

to tell the truth の中心は、情報の訂正ではなく話し手が率直な本音や事実を明かす姿勢です。

「実は」の表現をまとめて使い分ける

日本語の「実は」は広いため、英語では目的で選びます。詳しい全体比較は、「実は」を表す英語表現の使い分けも参考になります。

  • 本音・隠していた事実を話す:to tell the truth
  • 率直な感想を述べる:to be honest
  • 相手の予想を訂正する:actually
  • 事実で補強する:in fact

日本人が間違えやすいポイント

theを落とさない

定型表現は to tell the truth です。

To tell the truth, I was tired.
× To tell truth, I was tired.

直後にthatを置く必要はない

To tell the truth that … とはせず、通常はコンマの後ろに文を続けます。

To tell the truth, I didn’t know.
× To tell the truth that I didn’t know.

強い批判の免罪符にはならない

To tell the truth, you’re bad at this. のように相手を直接評価すると、「正直に言うけれど」と宣言して批判するため、きつく聞こえることがあります。人ではなく問題や自分の感覚を主語にすると柔らかくなります。

To tell the truth, I’m having trouble following this explanation.
正直に言うと、この説明を理解するのに苦労しています。

しゅみすけ(大山俊輔)

「正直に言えば何を言ってもよい」という意味ではありません。特に仕事では、相手を評価するより、自分が困っている点や改善したい事実を続けると穏やかに伝わります。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

定型表現を思い出せなくても、短い英語で十分です。

  • Honestly, …(正直に言うと)
  • Actually, …(実は)
  • The truth is, …(本当のところは)
  • I have to be honest.(正直に言わないといけません)
  • I’ll be honest with you.(あなたに正直に言います)

The truth is, I need more time.
本当のところ、もう少し時間が必要です。

まとめ

to tell the truth は、「本当のことを言うと」「実を言うと」「正直に言えば」を表します。少し言いにくい本音、意外な事実、自分の失敗や弱さを明かす前に使う表現です。

  • 基本形は To tell the truth, + 文
  • 文頭が一般的で、コンマを置く
  • to tell you the truth は相手への語りかけが強い
  • to be honest は率直な評価・感想にも広く使う
  • actually は予想や認識の訂正が中心
  • 相手への直接的な批判を続けるときは注意する

まずは To tell the truth, I … の形で、自分の気持ちや経験を続けてみましょう。ほかの定型表現は、英熟語・定型表現のまとめからも探せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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