
up in armsは、決定や出来事に対して「激しく怒っている」「強く反対して抗議している」ことを表す英語イディオムです。
Residents are up in arms over the plan.
住民はその計画に激しく反対しています。
単に機嫌が悪いというより、怒りを表に出し、撤回や変更を求めるようなニュアンスがあります。この記事では、意味の成り立ち、語順、自然な例文、angry・protest・be againstとの違いを解説します。
Contents
up in armsの意味は「激しく怒り、強く反対して」
up in armsは、人々がある出来事に強く憤り、声を上げて反対している状態を表します。
- 激しく怒っている
- 強く反対している
- 抗議の声を上げている
- 大騒ぎになっている
Parents were up in arms about the new school rule.
保護者たちは新しい校則に激しく反発していました。
Customers are up in arms over the sudden price increase.
顧客は突然の値上げに強く抗議しています。
ニュースや仕事の話で、住民・社員・顧客・保護者など、複数の人が反発している場面によく使われます。ただし、She was up in arms.のように一人にも使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜarmsで「激しく抗議する」になる?
ここでのarmsは「腕」ではなく、古くから使われる「武器」という意味です。take up armsなら「武器を取る・戦う」という意味になります。
up in armsも、もともとは人々が武器を手にして立ち上がるような強い反抗のイメージを持ちます。そこから現代では、実際に武器を使うという意味ではなく、決定や扱いに激しく憤慨し、強く反対するという比喩で使われます。
なお、「腕を上げているから抗議」という理解ではありません。armsを「武器・抵抗」の意味で捉えるのがポイントです。
基本の語順と前置詞
be up in arms
基本形は人+be動詞+up in armsです。
The staff is up in arms.
スタッフは激しく反発しています。
People were up in arms.
人々は怒って抗議していました。
be up in arms over+問題・決定
overの後ろには、怒りや反対の原因となった出来事・問題を置きます。「〜をめぐって激しく反発している」という形です。
Employees are up in arms over the new policy.
従業員は新しい方針をめぐって激しく反発しています。
Fans were up in arms over the canceled show.
ファンは公演の中止に激怒していました。
be up in arms about+話題
aboutも使えます。「〜について強く怒っている」という分かりやすい形です。
Everyone is up in arms about the parking fees.
みんな駐車料金について強く抗議しています。
overは「争点・原因をめぐって」という感覚が出やすく、aboutは怒っている話題を一般的に示します。日常会話ではどちらも自然です。
日常・仕事で使える自然な例文
仕事・会社
The team is up in arms over the last-minute schedule change.
チームは直前のスケジュール変更に激しく反発しています。
Employees were up in arms when the company cut remote-work days.
会社が在宅勤務の日数を減らしたとき、従業員は強く反発しました。
Management didn’t expect the staff to be so up in arms.
経営陣はスタッフがそこまで激しく反発するとは思っていませんでした。
家庭・学校
Parents are up in arms about the proposed school closure.
保護者は学校閉鎖案に強く反対しています。
My family was up in arms when I said I might skip the wedding.
結婚式に出ないかもしれないと言ったら、家族は大騒ぎになりました。
地域・ニュース
Local residents are up in arms over plans to remove the park.
地域住民は公園をなくす計画に激しく反対しています。
Viewers were up in arms after the ending was changed.
結末が変更され、視聴者から激しい反発が起きました。
angry・up in arms・protestの違い

| 表現 | 中心の意味 | ポイント |
|---|---|---|
| angry | 腹を立てている | 感情そのもの。反対を表明しているとは限らない |
| up in arms | 強く怒り、反対している | 怒りが表に出ており、抗議に近い反発がある |
| protest | 抗議する | 言葉や行動で正式・具体的に反対を表明する |
Customers are angry.
顧客は怒っています。
Customers are up in arms over the fee.
顧客はその料金に激しく反発しています。
Customers protested outside the office.
顧客はオフィスの外で抗議しました。
up in armsは状態を表すイディオムです。必ずしもデモや正式な抗議行動をしたとは限りませんが、単なるangryより反発が強く、声が上がっている印象があります。
be againstとの違い
be againstは「〜に反対である」という立場を落ち着いて示す表現です。感情の強さは必須ではありません。
I’m against the proposal.
私はその提案に反対です。
Residents are up in arms over the proposal.
住民はその提案に激しく反発しています。
意見として反対ならbe against、怒りを伴う強い反発ならup in armsが合います。
日本人が間違えやすいポイント
armを単数にしない
このイディオムは常に複数形のarmsを使います。
× up in arm
○ up in arms
「腕を上げる」と直訳しない
up in armsを「両腕を上げて」と訳すことはできません。物理的に腕を上げるなら、raise your armsやput your hands upを使います。
軽い不満には強すぎることがある
コーヒーが少しぬるかった程度の小さな不満にup in armsを使うと、大げさに聞こえる場合があります。
I was a little annoyed that the coffee was cold.
コーヒーが冷めていて少しイラッとしました。
社会的な決定、大幅な値上げ、規則変更、サービス廃止など、強い反発が起こる話題に向いています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
up in armsがすぐに出てこなければ、次の基本表現で十分に伝えられます。
- People are very angry about it.(人々はそれにとても怒っています)
- A lot of people are against the plan.(多くの人がその計画に反対しています)
- People are complaining about the decision.(人々はその決定に不満を訴えています)
- People want the decision changed.(人々はその決定の変更を求めています)
まずはPeople are very angry about it.と言えれば、中心の意味は伝わります。
関連表現
「批判や追及を浴びる」という別の立場を表す表現には、under fireがあります。up in armsは反対する側、under fireは批判される側を説明するときによく使います。
英熟語をまとめて学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。
まとめ
up in armsは「激しく怒り、強く反対している」という意味です。
- be up in armsが基本形
- over / about+原因で「〜をめぐって激しく反発」
- armsは「腕」ではなく「武器・抵抗」のイメージ
- angryより反発が強く、protestほど具体的な行動を必須としない
- 簡単に言うならPeople are very angry about it.
まずはResidents are up in arms over the plan.の形を、仕事やニュースの話題に置き換えて練習してみましょう。









