
whether A or B は、「AかBか」「AであってもBであっても」を表す形です。レストランで店内かテラス席かを選ぶとき、仕事で案Aと案Bを比べるときなど、二つの可能性を並べる場面で活躍します。
ただし、文の中で「選択について考える」のか、文頭で「どちらでも結果は変わらない」と言うのかによって、日本語訳が変わります。この記事では、その見分け方と自然な語順を例文で整理します。
Contents
whether A or Bの基本的な意味
whether A or B の中心にあるのは、AとBのどちらなのかをまだ決めず、二つの可能性を開いたまま示す感覚です。
- I don’t know whether he’s busy or just tired.
彼が忙しいのか、ただ疲れているのか分かりません。 - We need to decide whether we’ll meet online or in person.
オンラインで会うか、対面で会うか決める必要があります。
このように know、decide、ask、wonder などの後ろに置くと、「どちらなのか」という間接的な疑問や選択を表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「AかBか」という意味になる?
whether は、答えが一つに決まっていない疑問を文の中へ入れる語です。そこへ or で別の可能性をつなぐため、whether A or B で「Aなのか、それともBなのか」という形になります。
二択でよく使われますが、必ず二つだけとは限りません。
We haven’t decided whether to travel by train, bus, or plane.
電車、バス、飛行機のどれで旅行するか、まだ決めていません。
大切なのは選択肢の数ではなく、複数の可能性を未決定のまま示すことです。
よく使う形と語順
1.動詞+whether A or B
主語+動詞+whether A or B が最も基本的な語順です。
- I wonder whether she’ll call or text.
彼女は電話してくるのか、メッセージを送ってくるのかな。 - Please ask whether the room has a bath or a shower.
その部屋に浴槽があるのか、シャワーだけなのか聞いてください。 - He couldn’t tell whether I was joking or serious.
私が冗談を言っているのか本気なのか、彼には分かりませんでした。
2.whether to do A or (to) do B
自分や文脈上の人物が「何をするか」を選ぶときは、whether to+動詞 が便利です。
- I can’t decide whether to stay or leave.
残るか帰るか決められません。 - She’s thinking about whether to accept the offer or wait.
彼女はその申し出を受けるか、待つか考えています。 - We discussed whether to repair the old laptop or buy a new one.
古いノートパソコンを修理するか、新しいものを買うか話し合いました。
二つ目の to は、意味が明確なら省略できます。whether to stay or to leave も正しいですが、会話では whether to stay or leave がすっきり自然です。
3.Whether A or B, 主文
文頭に置き、その後ろの結果がAでもBでも変わらない場合は、「AであってもBであっても」「どちらにせよ」と訳します。
- Whether you agree or disagree, I’d like to hear your reasons.
賛成でも反対でも、理由を聞かせてください。 - Whether it rains or shines, the market opens at nine.
雨でも晴れでも、その市場は9時に開きます。 - Whether we win or lose, let’s have dinner together afterward.
勝っても負けても、その後は一緒に夕食を食べましょう。

自然な例文を場面別に確認
日常会話
Do you know whether Maya wants coffee or tea?
マヤがコーヒーと紅茶のどちらを欲しがっているか知っていますか。
仕事
Let me know whether Tuesday or Thursday works better for you.
火曜日と木曜日のどちらが都合がよいか教えてください。
恋愛・人間関係
I’m not sure whether he’s shy or simply not interested.
彼が照れているのか、単に興味がないのか確信がありません。
海外旅行
We’re checking whether breakfast is included or costs extra.
朝食が含まれているのか、追加料金なのか確認しています。
買い物
I’m trying to decide whether to get the blue one or the black one.
青いほうにするか黒いほうにするか決めようとしています。
ifとの違い
「~かどうか」という間接疑問では、会話で if が使える場合もあります。
- I don’t know if she’s coming.
彼女が来るかどうか分かりません。 - I don’t know whether she’s coming.
彼女が来るかどうか分かりません。
ただし、選択肢をはっきり並べるときは whether A or B のほうが明確です。また、次の形では whetherを使います。
- 前置詞の後:It depends on whether we have enough time.
- 不定詞の前:I don’t know whether to go.
- whether or not を直結する形
ask+人+if の自然な語順は、ask someone if ~の意味・語順・使い方でも詳しく解説しています。
either A or Bとの違い
either A or B は「AかBのどちらか一方」を選択肢として示します。一方、whether A or B は「AなのかBなのか」という疑問・迷いを文に組み込みます。
- You can choose either soup or salad.
スープかサラダのどちらかを選べます。 - Please tell me whether you want soup or salad.
スープとサラダのどちらが欲しいか教えてください。
前者は選べる物を提示し、後者は相手の選択を尋ねています。
日本人が間違えやすいポイント
AとBの形をそろえる
AとBには、できるだけ同じ種類の語句を置きます。名詞なら名詞、節なら節、動詞なら動詞を並べると自然です。
- 自然:whether to stay or leave
- 自然:whether we should stay or we should leave
- 不自然になりやすい:whether to stay or we should leave
whetherの後ろを疑問文の語順にしない
whether以下は文の中に入った間接疑問なので、通常の語順です。
- 正:I wonder whether he is ready or not.
- 誤:I wonder whether is he ready or not.
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
whether A or Bがすぐに出てこなくても、意味を分けて伝えれば大丈夫です。
- Do you want A or B?
AとBのどちらが欲しいですか。 - I need to choose A or B.
AかBを選ぶ必要があります。 - It doesn’t matter which one.
どちらでも構いません。
まず短い直接疑問や choose を使い、慣れてきたら whetherを使って一文につなげましょう。
まとめ
whether A or B は、AとBの可能性を並べて「AかBか」を表します。動詞の後ろでは選択や疑問、文頭の Whether A or B, … では「AでもBでも結果は同じ」という意味になるのが大きなポイントです。
会話では、まず I can’t decide whether to A or B. や Do you know whether A or B? の形から使ってみてください。英熟語・定型表現を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。









