
重厚な演技と揺るぎない存在感で知られるデンゼル・ワシントン(Denzel Washington)。彼の言葉は派手な成功談ではなく、失敗を受け入れ、それでも前へ進む覚悟を語っています。
今回は、2011年にペンシルベニア大学で行った公式卒業式スピーチ「Fall Forward」から、出典を確認できる7つの英語の名言を紹介します。
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デンゼル・ワシントンとは?
デンゼル・ワシントンは、アメリカを代表する俳優・監督です。『グローリー』『マルコムX』『トレーニング デイ』など、社会や歴史に向き合う作品でも高く評価されてきました。2011年、ペンシルベニア大学の卒業式で名誉博士号を授与され、「失敗するときは、前へ倒れよう」と卒業生に語りかけました。
デンゼル・ワシントンの英語の名言7選
1. 価値あるものには、リスクが伴う
Nothing in life is worthwhile unless you take risks.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「リスクを取らずに手に入る、人生で価値あるものなどありません。」
worthwhile は「時間や努力をかける価値がある」、unless は「〜しない限り」。短いながら、挑戦の本質を突く一文です。
2. 倒れるなら、前へ倒れよう
If I’m going to fall, I don’t want to fall back on anything, except my faith. I want to fall forward.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「倒れるのなら、信念以外の何かに頼って後ろへ倒れたくはない。私は前へ倒れたい。」
fall back on … は「困ったときに〜を頼る」。そこから fall forward と言葉を反転させています。失敗しても前進につなげよう、というスピーチ全体の中心です。
3. 失敗は、成功に近づく一歩
Every failed experiment is one step closer to success.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「失敗した実験の一つひとつが、成功へ一歩近づけてくれます。」
one step closer to … は「〜へ一歩近づいて」。英語学習でも、通じなかった会話は次に通じるためのデータになります。

4. 失敗することを受け入れよう
You will fail at some point in your life. Accept it.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「人生のどこかで、あなたは失敗します。それを受け入れなさい。」
at some point は「いつか、ある時点で」。失敗の可能性ではなく必然性を認めることで、かえって恐れから自由になれます。
5. 失敗していないなら、挑戦していない
If you don’t fail, you’re not even trying.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「失敗していないのなら、挑戦すらしていないということです。」
not even … は「〜さえしていない」という強調です。失敗の数は、能力不足ではなく挑戦した数かもしれません。
6. 人生は、決して一直線ではない
Your life will never be a straight path.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「あなたの人生が、一直線の道になることは決してありません。」
a straight path は「まっすぐな道」。デンゼル自身も大学で医学、法律、ジャーナリズムを迷い、成績不振を経て演技へたどり着きました。遠回りも人生の一部です。
7. 心を開いて生きる
To not only take risks, but to be open to life.
Denzel Washington, University of Pennsylvania Commencement (2011)
「リスクを取るだけでなく、人生に対して心を開いていること。」
be open to … は「〜を受け入れる姿勢がある」。挑戦は一人で突進することではなく、新しい人や考え方を受け入れることでもあります。
Fall forward の意味は?
通常 fall forward は文字どおり「前へ倒れる」ですが、このスピーチではデンゼルが作った印象的な比喩です。失敗しても、その勢いを次の前進につなげるという意味で使われています。
反対側には fall back on …(困ったときに〜を頼る)があります。この二つを対比させる言葉遊びが、英語だからこそ生まれる力強さです。
初心者向け:簡単な英語で言うなら?
以下は名言の意味を会話で使いやすくした現代的な言い換えであり、デンゼル本人の原文ではありません。
- Try, even if you are afraid.(怖くても、やってみよう)
- Learn from your mistakes.(失敗から学ぼう)
- Keep moving forward.(前へ進み続けよう)
- Your path does not have to be straight.(道は一直線でなくてもいい)
映画でも見える「前へ進む力」
デンゼルの役には、困難の中で信念を選ぶ人物が多く登場します。『タイタンズを忘れない』や、『グローリー』の記事と一緒に読むと、彼の言葉と演技がつながって見えてきます。
まとめ|失敗を、次の一歩に変える
デンゼル・ワシントンは「失敗するな」とは言いません。失敗は避けられない。だからこそ、倒れる方向を前に選ぶ。その考え方は、仕事にも人生にも、英語学習にもそのまま使えます。
出典
- University of Pennsylvania Almanac: Commencement Address by Denzel Washington — Fall Forward
- Penn Today: Commencement 2011










