
「ライバル会社に対抗する」「値上げに対抗する」「強い相手に対抗する」「批判に対抗する」——日本語では同じ「対抗する」でも、英語では競争するのか、対策を打つのか、屈せず立ち向かうのか、反撃するのかで表現が変わります。
競争相手と張り合うなら compete with、相手の動きや悪影響を打ち消すなら counter、強い相手に屈せず立ち向かうなら stand up to、攻撃や批判を受けて反撃するなら fight back が基本です。
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「対抗する」の英語表現早見表
| 表現 | 中心イメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| compete with | 競争相手と張り合う | 企業・商品・選手・価格 |
| counter | 動きや影響に対抗策を講じる | 戦略・主張・脅威・悪影響 |
| stand up to | 強い相手に屈せず立ち向かう | 権力・圧力・いじめ・不当要求 |
| fight back | 攻撃・批判に反撃する | 批判・攻撃・病気・不当な扱い |
compete with:競争相手と張り合う
compete with は、市場、スポーツ、仕事などで相手と競争する意味です。相手を打ち負かすことより、同じ目標や顧客をめぐって競うことに焦点があります。
- Small businesses must compete with large companies.
中小企業は大企業に対抗しなければなりません。 - Our product can compete with leading brands.
当社の商品は大手ブランドに対抗できます。 - She competed against the defending champion.
彼女は前回の優勝者と対戦しました。
一般的な競争は compete with、試合などで「相手に挑む」感覚を強めるなら compete against も使われます。
counter:動き・影響に対抗策を講じる
counter は、相手の戦略、主張、脅威、悪影響などを打ち消すため、こちらも行動や対策を取る語です。「張り合う」より「対抗策を打つ」に近い表現です。
- We introduced a new service to counter the competition.
競争に対抗するため、新しいサービスを導入しました。 - The company cut prices to counter its rival’s strategy.
会社は競合の戦略に対抗して価格を下げました。 - She countered his argument with evidence.
彼女は証拠を示して彼の主張に反論しました。
stand up to:強い相手に屈せず立ち向かう
stand up to は、権力のある人、圧力、不当な扱いなどに怖がらず立ち向かう表現です。物理的に戦う必要はなく、毅然と意見を言う場面にも使えます。
- She stood up to her unfair boss.
彼女は不公平な上司に屈せず立ち向かいました。 - We need to stand up to pressure.
私たちは圧力に屈せず対抗する必要があります。 - He finally stood up to the bully.
彼はついにいじめる相手に立ち向かいました。
fight back:攻撃・批判に反撃する
fight back は、先に攻撃・批判・不当な扱いなどを受け、それに対して反撃することです。実際の暴力だけでなく、言葉、法的措置、広報、病気との闘いにも使われます。
- The company fought back against the criticism.
会社はその批判に反論しました。 - She decided to fight back legally.
彼女は法的に対抗することを決めました。 - His body is fighting back against the infection.
彼の体は感染症と闘っています。
場面別:「対抗する」はこう選ぶ
| 場面 | 自然な英語 |
|---|---|
| 競合他社に対抗する | compete with a rival company |
| 相手の値下げに対抗する | counter a rival’s price cut |
| 悪影響に対抗する | counter the negative effects |
| 上司の圧力に対抗する | stand up to pressure from a boss |
| 批判に対抗・反撃する | fight back against criticism |
| 病気に対抗する | fight the disease / fight off an infection |

難しい単語が出ないときの簡単な英語
counter や stand up to が出てこなくても、場面を基本語に分ければ伝えられます。
- compete with them(彼らと競争する)
- do something against it(それに対して何か対策をする)
- say no to unfair pressure(不当な圧力にノーと言う)
- protect ourselves(自分たちを守る)
- try not to lose(負けないようにする)
- answer the criticism(批判に答える)
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
compete の前置詞を忘れない
「会社と競争する」は compete with a company です。「賞をめぐって競う」は compete for a prize、「大会で競う」は compete in a tournament と、後ろの内容によって前置詞が変わります。
counter は人そのものより動き・主張・影響へ
counter a strategy や counter an argument は自然ですが、人との市場競争を言いたいなら compete with someone のほうが明確です。
fight back は先に働きかけを受けた反撃
fight back には、攻撃や批判を受けた後に反撃する流れがあります。単にライバルと競争するだけなら compete with を選びましょう。
短い会話例
A: How can we compete with the larger company?
B: We can offer more personal service.
A:その大企業にどう対抗できますか?
B:より個別性の高いサービスを提供できます。
A: Their campaign is hurting our sales.
B: Then we need a plan to counter it.
A:相手のキャンペーンで当社の売上が落ちています。
B:では、それに対抗する計画が必要ですね。
「対抗する」と「対立する」「抵抗する」の違い
「対抗する」は、相手や脅威に負けないよう、競争したり対策を取ったりする行動です。「対立する」の英語表現は、意見・利害・関係がぶつかっている状態に重点があります。
「抵抗する」の英語表現は、圧力・変化・誘惑などに従わず踏みとどまることが中心です。stand up to や fight back は両方の日本語に重なる場合があります。
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「対抗する」と近い、反対する・立ち向かう・守る場面の表現は、対立・抵抗・攻撃の英語表現まとめで横断比較できます。ほかの分野を含む48語の全体像は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。
まとめ
- compete with:競争相手と張り合う
- counter:相手の動き・主張・影響へ対抗策を講じる
- stand up to:強い相手や圧力に屈せず立ち向かう
- fight back:攻撃・批判・不当な扱いに反撃する
迷ったら、「競争=compete with」「対策=counter」「屈しない=stand up to」「反撃=fight back」と整理しましょう。










