
「支配する」「服従する」「屈服する」「従属する」「監督する」は、どれも力関係や上下関係に関わる言葉です。しかし英語では、力を持つ側なのか、命令に従う側なのか、抵抗をやめたのか、組織上の位置を表すのかによって表現が変わります。
このページでは、支配・服従・上下関係を表す5つの「二字熟語+する」を整理し、それぞれの詳しい解説記事へ案内します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
支配・服従・上下関係の英語表現早見表
| 日本語 | 中心表現 | 意味の焦点 |
|---|---|---|
| 支配する | control / dominate / rule | 人・地域・状況を自分の力の下に置く |
| 服従する | obey / submit to / comply with | 命令・権威・規則に従う |
| 屈服する | surrender / give in / yield | 抵抗を続けられず負けを認める |
| 従属する | be subordinate to / be subject to | 組織・制度・経済上、下位にある |
| 監督する | supervise / oversee / monitor | 仕事や人員が適切に動くよう見守る |
4つの中心表現を場面で比較

control:人や状況を支配する
control は、人・組織・状況などを自分の力で動かしたり、一定の状態に保ったりする広い表現です。文脈によって「支配する」「統制する」「管理する」と訳されます。
One family controlled the company for decades.
ある一族が何十年もその会社を支配していました。
obey:命令に従う
obey は、命令・指示・法律などに従うことです。目的語を直接置き、obey an order や obey the law のように使います。
Employees must obey the safety rules.
従業員は安全規則に従わなければなりません。
submit to:権威や力に服従する
submit to は、自分より強い力・権威・決定を受け入れて従う、改まった表現です。自発的に協力するというより、相手の力を認める響きがあります。
They refused to submit to unfair pressure.
彼らは不当な圧力に屈して従うことを拒みました。
supervise:仕事や人を監督する
supervise は、責任ある立場から人の仕事や作業を見守り、必要に応じて指示する表現です。「支配する」ではなく、業務が適切に進むよう管理することが中心です。
She supervises a team of ten people.
彼女は10人のチームを監督しています。
5つの個別記事で違いを詳しく確認
- 「支配する」は英語で?control・dominate・rule・governの違い
- 「服従する」は英語で?obey・submit to・comply with・give in toの違い
- 「屈服する」は英語で?surrender・give in・yield・cave inの違い
- 「従属する」は英語で?be subordinate to・be subject to・depend onの違い
- 「監督する」は英語で?supervise・oversee・monitor・manageの違い
初心者向け:知っている英語で言い換える
- She has power over the whole team.(彼女はチーム全体に力を持っています=支配している)
- He did what his boss told him to do.(彼は上司に言われたとおりにしました=従った)
- They stopped fighting and gave in.(彼らは抵抗をやめて屈服しました)
- Our branch is under the head office.(私たちの支店は本社の下にあります=従属している)
- She checks everyone’s work.(彼女は全員の仕事を確認します=監督している)
よく迷う境界
支配する と 監督する
「支配する」は、人や状況を自分の力の下に置くことです。「監督する」は、責任ある立場から仕事の進み方を見守ることで、必ずしも相手の自由を奪う意味はありません。
服従する と 屈服する
「服従する」は命令や権威に従う状態・行為を広く表します。「屈服する」は、抵抗していた人が力や圧力に負け、抵抗をやめる変化に焦点があります。
服従する と 従属する
「服従する」は人が命令や権威に従う行動を表しやすい語です。「従属する」は、組織・制度・経済などの構造上、別のものの下位にある状態を表します。
前後のクラスターも確認する
人や状況への働きかけを比べる場合は、介入・影響・強制の英語表現まとめも参考になります。シリーズ48語をまとめて探す場合は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。
まとめ
支配・服従・上下関係の表現は、「力を使う側」「従う側」「抵抗をやめる変化」「組織上の位置」「仕事を見守る責任」のどこに焦点があるかで選びます。支配するなら control、命令に従うなら obey、権威に服従するなら submit to、仕事を監督するなら supervise が基本です。










