「従属する」は英語で?be subordinate to・be subject to・depend onの違い

「従属する」は英語で?be subordinate to・be subject to・depend onの違い

「本社に従属する組織」「法律に従属する」「特定のシステムに従属する」。日本語の「従属する」は、単に命令に従うのではなく、別の組織・権限・仕組みの下に置かれることを表します。

組織上の下位なら be subordinate to、規則や権限のもとに置かれるなら be subject to、何かに頼って成り立つなら depend on が自然です。

「従属する」の英語早見表

英語 中心イメージ 主な場面
be subordinate to 組織・地位が下位にある 部署、子会社、指揮系統
be subject to 規則・権限のもとにある 法律、規制、承認、条件
depend on 頼る・依存して成り立つ 人、資源、システム
be under the control of 支配・管理下にある 組織、権力、管理関係

be subordinate to:組織や地位が「下位にある」

be subordinate to は、ある人・部署・組織が別のものより下位に置かれていることを表す、直訳に近い表現です。

  • This department is subordinate to the head office.
    この部署は本社に従属しています。
  • Local branches are subordinate to the regional director.
    各支店は地域統括責任者の下に置かれています。

subordinate は形容詞で「下位の」という意味です。人について使うと上下関係を強く感じさせるため、日常会話では report to のほうが自然なこともあります。

be subject to:規則・権限・条件の「もとにある」

be subject to は、法律・規則・承認・条件などの影響や制約を受ける表現です。「従属する」と訳される場合がありますが、「適用を受ける」「~次第である」という意味でもよく使います。

  • All employees are subject to company rules.
    全従業員は会社の規則に従います。
  • The decision is subject to final approval.
    その決定は最終承認を条件とします。

subject to change なら「変更される可能性がある」です。単なる上下関係ではなく、何らかの条件・規則に左右される点がポイントです。

depend on:頼ることで「成り立つ」

depend on は「依存する」「頼る」の基本表現です。組織上の上下関係よりも、人・資金・技術・システムがなければ成り立たない関係を表します。

  • The project depends on government funding.
    そのプロジェクトは政府の資金に依存しています。
  • Our service depends on an external system.
    私たちのサービスは外部システムに依存しています。

会話では rely on もよく使われます。depend on が「成り立つ条件」、rely on が「頼りにする行動」に焦点を置きやすいという違いがあります。

be under the control of:支配・管理下にある

be under the control of は、「~の支配下・管理下にある」と具体的に説明する表現です。subordinate が出てこないときにも使えます。

  • The unit is under the control of the central office.
    その部門は中央本部の管理下にあります。
  • The region came under the control of the new government.
    その地域は新政府の支配下に入りました。
be subordinate to・be subject to・depend onの違い

難しい単語が出てこないときの簡単な英語

subordinate のような難しい単語が出なくても、関係をそのまま説明すれば伝わります。

  • Our team is under the head office.
    私たちのチームは本社の下にあります。
  • She reports to the sales director.
    彼女は営業部長の直属です。
  • We have to follow these rules.
    私たちはこれらの規則に従わなければなりません。
  • We need that system to work.
    私たちが機能するには、そのシステムが必要です。

特に仕事の会話では、report to 人be under 組織 が簡単で便利です。

よくある間違い

  • × be subordinate with the head office
    be subordinate to the head office
  • × be subject of company rules
    be subject to company rules
  • × depend of the system
    depend on the system
  • × She reports the director.
    She reports to the director.

subordinate to / subject to / depend on / report to と、前置詞まで一緒に覚えましょう。

短い英会話で確認

A: Is the Tokyo team independent?
東京チームは独立しているの?

B: No. It’s subordinate to the regional office.
いいえ。地域本部の下にあります。

A: Who does the team leader report to?
チームリーダーは誰の直属なの?

B: She reports to the regional director.
地域統括責任者の直属です。

「服従する」「依存する」との違い

「服従する」は、人が命令や権力に従う行為・状態に焦点があります。一方、「従属する」は組織、制度、仕組みの構造上の位置関係を表しやすい言葉です。「服従する」の英語表現と比べると違いが明確になります。

「依存する」は、相手がなければ成り立たない関係を強調します。「従属する」が上下関係を指す場合は subordinate、「依存している」が中心なら depend on を選びましょう。なお、抵抗した末に負ける「屈服する」は別の意味です。surrender・give inなどの違いも参考にしてください。

まとめ

  • 組織・地位が下位にある:be subordinate to
  • 規則・権限・条件のもとにある:be subject to
  • 何かに頼って成り立つ:depend on
  • 支配・管理下にある:be under the control of

初心者なら be under ~report to ~need ~ to work のように、上下関係や必要なものを簡単に説明すれば十分伝わります。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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