
「説明を聞いて納得しました」「本当は嫌だけど、結果を受け入れて納得します」——日本語ではどちらも「納得する」ですが、英語では何に納得したのかによって表現が変わります。
結論から言うと、事情が分かって納得するなら understand、現実や決定を受け入れるなら accept、説明や証拠によって納得するなら be convinced が基本です。「なるほど、筋が通っています」と言いたいときは That makes sense. がとても自然です。
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「納得する」は英語でどう言う?
「納得する」にいつでも使える英単語が一つだけあるわけではありません。日本語の意味を次のように分けると、英語を選びやすくなります。

1. accept:決定や現実を「受け入れて納得する」
accept は、決定・結果・現実などを「受け入れる」という意味です。心から賛成していなくても、「そういうものだと認める」という納得に使えます。
I accept your decision.
あなたの決定を受け入れます。/納得します。
It was hard, but I finally accepted the result.
つらかったですが、最終的にその結果を受け入れました。
She couldn’t accept his explanation.
彼女は彼の説明に納得できませんでした。
accept は「理解できた」よりも、反対したい気持ちがあっても現実として受け止める場面に向いています。
2. understand:理由や事情が分かって「納得する」
understand は「理解する」が基本です。理由や背景を聞いて「そういうことだったのか」と分かり、納得したときに使えます。
I understand why you made that choice.
あなたがなぜその選択をしたのか分かりました。/納得しました。
Now I understand.
これで分かりました。/なるほど、納得です。
I understand your point.
あなたの言いたいことは分かります。
ただし、I understand. は「説明は理解した」という意味であり、必ずしも「賛成します」ではありません。理解はしても、同意しないことはあります。
3. be convinced:説明や証拠によって「納得する」
be convinced は、説明・議論・証拠などによって「確かにそうだ」と思うようになった状態です。単に意味が分かっただけでなく、説得されて腹落ちしたニュアンスがあります。
I’m convinced by her explanation.
彼女の説明を聞いて納得しました。
He wasn’t convinced by the evidence.
彼はその証拠に納得しませんでした。
After talking with the doctor, I was convinced.
医師と話したあと、私は納得しました。
convince 人 は「人を納得させる」、be convinced は「納得している」です。
Her explanation convinced me.
彼女の説明で私は納得しました。
4. make sense:「筋が通っていて納得できる」
make sense は「意味をなす」「筋が通る」という表現です。話や理由を聞いて「なるほど、それなら分かる」と納得したときに、会話でとてもよく使われます。
That makes sense.
なるほど。/それなら納得です。
Your explanation makes sense.
あなたの説明は筋が通っています。
That doesn’t make sense to me.
私にはそれが納得できません。/筋が通っていると思えません。
短く自然に反応したいときは、難しい単語を探すより That makes sense. を使うと便利です。
That makes sense. と make のコアイメージがどうつながるのかは、次のショート動画でも確認できます。
5. agree:「意見に同意して納得する」
相手の考えに賛成する意味での「納得」なら、agree が自然なこともあります。
I agree with your conclusion.
あなたの結論に同意します。/納得します。
I understand your idea, but I don’t agree.
あなたの考えは理解できますが、同意はしません。
この例のように、understand(理解する)とagree(同意する)は別です。「納得した=賛成した」とは限らない点に注意しましょう。
難しい英語が出てこないときの簡単な言い方
会話中に accept や be convinced がすぐ出てこなくても大丈夫です。次の短い表現で十分伝わります。
- I see.
なるほど。/そういうことですね。 - That makes sense.
それなら納得です。 - Okay, I understand.
分かりました。/納得しました。 - Now I get it.
今、分かりました。/やっと納得しました。 - I can accept that.
それなら受け入れられます。 - I’m okay with that.
それで大丈夫です。/それなら納得です。
初心者の方は、まず I see. と That makes sense. の二つを使えるようにすると、日常会話での「なるほど」「納得」がかなり表現しやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
初心者なら、これでOK!
「納得する」を難しい一語に置き換えなくても大丈夫です。まずは be convinced や I see. のように、伝えたい中身を簡単な英語へ分けてみましょう。知っている単語で最後まで言い切るほうが、会話ではずっと役に立ちます。
Fair enough も「まあ、それなら納得」
Fair enough. は、相手の理由を聞いて「なるほど、それなら分かる」「まあ、それなら納得」と認める表現です。全面的に大賛成というより、相手の言い分を妥当だと受け止めるニュアンスがあります。
A: I can’t join tonight. I have to work.
今夜は参加できません。仕事をしなければならないんです。
B: Fair enough.
なるほど、それなら仕方ないですね。
詳しい語感や、失礼に聞こえない使い方は、Fair enoughの意味は?「納得」「まあ分かる」の使い方・返し方で紹介しています。
よくある間違い
× I am understand.
understand は動詞なので、通常は am を付けません。
× I am understand.
○ I understand.
分かりました。/納得しました。
× I convinced.
「私は納得した」と状態を表すなら、受け身の be convinced にします。
× I convinced.
○ I’m convinced.
納得しました。/確信しました。
accept と agree を同じにしない
accept は受け入れること、agree は同意することです。
I accept the decision, but I don’t agree with it.
その決定は受け入れますが、賛成はしていません。
「理解する」「確信する」との違い
- 理解する:意味や仕組みが分かる
- 納得する:理由を理解し、受け入れたり腹落ちしたりする
- 確信する:それが正しい、間違いないと強く思う
英語表現をさらに整理したい方は、「理解する」は英語で?understand・get・realize・seeの違いと、「確信する」は英語で?be sure・be certain・be convincedの違いもあわせて読んでみてください。
まとめ
- accept:決定や現実を受け入れて納得する
- understand:理由や事情が分かって納得する
- be convinced:説明や証拠によって納得する
- make sense:話や理由の筋が通っていて納得できる
- agree:相手の意見に同意する
迷ったときは、会話なら I see. や That makes sense. で十分です。「何を納得したのか」を考えて、少しずつ表現を使い分けていきましょう。










