
「どうしても行きたい」「どうしても今日中に必要」「どうしてもできない」。日本語ではすべて「どうしても」で強い気持ちを表せますが、英語では願望・必要性・不可能・決意のどれを伝えたいかによって表現が変わります。
先に結論を言うと、どうしてもしたいなら really want to、どうしてもしなければならないなら have to / absolutely need、どうしてもできないなら just can’t、何があってもなら no matter what が基本です。
Contents
- 1 「どうしても」を英語で言うと?使い分け一覧
- 2 really want to:どうしても〜したい
- 3 really need・absolutely need:どうしても必要
- 4 have to・must:どうしても〜しなければならない
- 5 just can’t:どうしても〜できない
- 6 can’t figure out:考えてもどうしても分からない
- 7 can’t help ~ing:どうしても〜してしまう
- 8 if you insist:どうしても〜と言うなら
- 9 no matter what:何があっても、どうしても
- 10 「どうしても」を英語にするときの注意点
- 11 初心者でも言える簡単な「どうしても」の英語
- 12 よくある質問
- 13 まとめ:「どうしても」の後ろの気持ちを英語にする
- 14 気持ち・意志・行動を表す関連表現
「どうしても」を英語で言うと?使い分け一覧
| 日本語 | 自然な英語 | 例 |
|---|---|---|
| どうしても〜したい | really want to | I really want to go. |
| どうしても必要 | really / absolutely need | I absolutely need it today. |
| どうしても〜しなければ | have to / must | I have to finish this. |
| どうしても〜できない | just can’t | I just can’t remember. |
| どうしても分からない | can’t figure out | I can’t figure it out. |
| どうしても〜なら | if you insist | If you insist, I’ll go. |
| 何があっても | no matter what | I won’t give up no matter what. |

really want to:どうしても〜したい
really want to は、強い希望を日常会話で自然に伝える最も簡単な表現です。absolutelyを使わなくても、reallyを強く発音すれば「どうしても」の気持ちが伝わります。
I really want to see that movie.
その映画をどうしても見たい。
I really want to visit New York someday.
いつかどうしてもニューヨークへ行きたい。
She really wants to talk to you.
彼女はどうしてもあなたと話したがっています。
be dying to:〜したくてたまらない
もっと感情を強く出すカジュアルな表現が be dying to です。直訳は「死ぬほど〜したい」ですが、実際には「〜したくてたまらない」という誇張表現です。
I’m dying to know what happened.
何があったのか、どうしても知りたい。
I’m dying to try that restaurant.
あのレストランにどうしても行ってみたい。
really need・absolutely need:どうしても必要
物や助け、時間などが強く必要なら really need が会話的です。絶対に欠かせないことを強調するなら absolutely need を使います。
I really need your help.
どうしてもあなたの助けが必要です。
I absolutely need this by Friday.
これはどうしても金曜日までに必要です。
We need to find a solution.
どうしても解決策を見つける必要があります。
absolutelyは強い言葉なので、普段の会話ではreallyだけでも十分です。
have to・must:どうしても〜しなければならない
必要性や事情のために避けられないなら have to が自然です。must は話し手の強い決意や規則を表し、have toより硬く聞こえることがあります。
I have to finish this today.
これをどうしても今日中に終えないといけない。
We have to leave now.
もうどうしても出発しないといけません。
I must talk to her.
どうしても彼女と話さなければ。
just can’t:どうしても〜できない
何度か試したり考えたりしたけれど無理、という気持ちには just can’t がよく合います。ここでのjustは「どうしても・どういうわけか」という行き詰まりを強めます。
I just can’t remember his name.
彼の名前がどうしても思い出せない。
I just can’t wake up early.
どうしても早起きできない。
I just can’t say no to her.
彼女にはどうしてもノーと言えない。
can’t seem to も「どうもうまく〜できない」という柔らかい表現です。
I can’t seem to open this file.
このファイルがどうしても開けません。
can’t figure out:考えてもどうしても分からない
方法や答えを考えたのに分からない場合は can’t figure out が自然です。
I can’t figure out how this works.
これがどう動くのか、どうしても分かりません。
I can’t figure out what he wants.
彼が何を望んでいるのか、どうしても分からない。
詳しい使い分けは、Figure outの意味とfind out・understandとの違いでも解説しています。
can’t help ~ing:どうしても〜してしまう
感情や癖を抑えられず、つい行動してしまうなら can’t help ~ing を使います。
I can’t help worrying about her.
彼女のことをどうしても心配してしまう。
I can’t help laughing when I see that video.
その動画を見ると、どうしても笑ってしまう。
これは「できない」ではなく「抑えられない」です。詳しくは「つい」は英語で?も参考にしてください。
if you insist:どうしても〜と言うなら
相手が強く勧めたり主張したりしている場面の「どうしてもと言うなら」は if you insist が定番です。
If you insist, I’ll have some cake.
どうしてもと言うなら、ケーキをいただきます。
If you insist on going, I’ll come with you.
どうしても行くと言うなら、私も一緒に行きます。
最初の例は、遠慮しながら申し出を受ける軽い言い方にもなります。
no matter what:何があっても、どうしても
no matter what は「何が起きても結果を変えない」という強い決意を表します。
I won’t give up no matter what.
何があっても、どうしても諦めない。
I’ll be there no matter what.
何があっても必ず行きます。
I want to get that job no matter what.
何としてでも、どうしてもその仕事に就きたい。
「どうしても」を英語にするときの注意点
always absolutelyではない
absolutelyは強調できますが、どの文にも足せばよいわけではありません。「どうしても思い出せない」は I just can’t remember. が自然で、I absolutely can’t remember. は強すぎることがあります。
肯定文と否定文で中心表現が変わる
「どうしても行きたい」は願望なので really want to、「どうしても行けない」は不可能なので just can’t。日本語の副詞を訳すより、文全体が何を言っているかを見るのがポイントです。
mustは日常会話では強く聞こえる
自分の必要性なら have to が自然です。相手に You must… と言うと強い命令に聞こえる場合があるため、You really need to… や You should… も選びましょう。
初心者でも言える簡単な「どうしても」の英語
まずは次の3本だけで十分です。
- I really want to go.(どうしても行きたい)
- I have to do it today.(どうしても今日やらないといけない)
- I just can’t do it.(どうしてもできない)
したい=really want to、必要=have to、できない=just can’t。この分け方なら、難しい単語を使わなくても自然に伝わります。
よくある質問
「どうしても欲しい」は英語で?
I really want it. が最も自然です。「何としてでも手に入れたい」なら I want to get it no matter what. と言えます。
「どうしても思い出せない」は英語で?
I just can’t remember. が定番です。舌先まで出かかっているなら It’s on the tip of my tongue. も使えます。
「どうしても無理」は英語で?
I just can’t. がシンプルです。強く断るなら There’s no way I can do that.(それはどうしても無理です)も使えます。
「どうしてもお願いします」は英語で?
英語では「どうしても」を直訳せず、I really need your help. や Please, I really need this. のように必要な内容を具体的にします。
まとめ:「どうしても」の後ろの気持ちを英語にする
- 強い希望:really want to / be dying to
- 強い必要:really need / absolutely need
- 避けられない義務:have to / must
- 努力してもできない:just can’t / can’t seem to
- 抑えられない:can’t help ~ing
- 相手が強く言う:if you insist
- 何があっても:no matter what
日本語の「どうしても」は、強い気持ちをまとめて表す言葉です。英語では、したいのか、必要なのか、できないのかを一つ選ぶだけで自然な文になります。
似たニュアンス表現は、「つい」は英語で?、「どうせ」は英語で?、英語のチャンク・文頭表現一覧でも解説しています。
こうした短いニュアンス表現を会話で使えるようにしたい方は、初心者向け英会話学習のご案内もチェックしてみてください。
気持ち・意志・行動を表す関連表現
「せっかく」「あえて」「一応」「とりあえず」「つい」「どうしても」など、行動に込めた気持ちが似た言葉は、気持ち・意志・行動を表す日本語の英語表現一覧でまとめて比較できます。
ほかの直訳しにくい表現は、日本語のニュアンス表現を英語で|直訳しにくい言葉一覧から探せます。










