「どうしても」は英語で?Really・Have to・Just can’tの使い分け

「どうしても」は英語で?really・have to・just can'tの使い分け

「どうしても行きたい」「どうしても今日中に必要」「どうしてもできない」。日本語ではすべて「どうしても」で強い気持ちを表せますが、英語では願望・必要性・不可能・決意のどれを伝えたいかによって表現が変わります。

先に結論を言うと、どうしてもしたいなら really want to、どうしてもしなければならないなら have to / absolutely need、どうしてもできないなら just can’t、何があってもなら no matter what が基本です。

「どうしても」を英語で言うと?使い分け一覧

日本語 自然な英語
どうしても〜したい really want to I really want to go.
どうしても必要 really / absolutely need I absolutely need it today.
どうしても〜しなければ have to / must I have to finish this.
どうしても〜できない just can’t I just can’t remember.
どうしても分からない can’t figure out I can’t figure it out.
どうしても〜なら if you insist If you insist, I’ll go.
何があっても no matter what I won’t give up no matter what.

どうしてもしたい・必要・できない・何があってもの英語表現比較

really want to:どうしても〜したい

really want to は、強い希望を日常会話で自然に伝える最も簡単な表現です。absolutelyを使わなくても、reallyを強く発音すれば「どうしても」の気持ちが伝わります。

I really want to see that movie.
その映画をどうしても見たい。

I really want to visit New York someday.
いつかどうしてもニューヨークへ行きたい。

She really wants to talk to you.
彼女はどうしてもあなたと話したがっています。

be dying to:〜したくてたまらない

もっと感情を強く出すカジュアルな表現が be dying to です。直訳は「死ぬほど〜したい」ですが、実際には「〜したくてたまらない」という誇張表現です。

I’m dying to know what happened.
何があったのか、どうしても知りたい。

I’m dying to try that restaurant.
あのレストランにどうしても行ってみたい。

really need・absolutely need:どうしても必要

物や助け、時間などが強く必要なら really need が会話的です。絶対に欠かせないことを強調するなら absolutely need を使います。

I really need your help.
どうしてもあなたの助けが必要です。

I absolutely need this by Friday.
これはどうしても金曜日までに必要です。

We need to find a solution.
どうしても解決策を見つける必要があります。

absolutelyは強い言葉なので、普段の会話ではreallyだけでも十分です。

have to・must:どうしても〜しなければならない

必要性や事情のために避けられないなら have to が自然です。must は話し手の強い決意や規則を表し、have toより硬く聞こえることがあります。

I have to finish this today.
これをどうしても今日中に終えないといけない。

We have to leave now.
もうどうしても出発しないといけません。

I must talk to her.
どうしても彼女と話さなければ。

just can’t:どうしても〜できない

何度か試したり考えたりしたけれど無理、という気持ちには just can’t がよく合います。ここでのjustは「どうしても・どういうわけか」という行き詰まりを強めます。

I just can’t remember his name.
彼の名前がどうしても思い出せない。

I just can’t wake up early.
どうしても早起きできない。

I just can’t say no to her.
彼女にはどうしてもノーと言えない。

can’t seem to も「どうもうまく〜できない」という柔らかい表現です。

I can’t seem to open this file.
このファイルがどうしても開けません。

can’t figure out:考えてもどうしても分からない

方法や答えを考えたのに分からない場合は can’t figure out が自然です。

I can’t figure out how this works.
これがどう動くのか、どうしても分かりません。

I can’t figure out what he wants.
彼が何を望んでいるのか、どうしても分からない。

詳しい使い分けは、Figure outの意味とfind out・understandとの違いでも解説しています。

can’t help ~ing:どうしても〜してしまう

感情や癖を抑えられず、つい行動してしまうなら can’t help ~ing を使います。

I can’t help worrying about her.
彼女のことをどうしても心配してしまう。

I can’t help laughing when I see that video.
その動画を見ると、どうしても笑ってしまう。

これは「できない」ではなく「抑えられない」です。詳しくは「つい」は英語で?も参考にしてください。

if you insist:どうしても〜と言うなら

相手が強く勧めたり主張したりしている場面の「どうしてもと言うなら」は if you insist が定番です。

If you insist, I’ll have some cake.
どうしてもと言うなら、ケーキをいただきます。

If you insist on going, I’ll come with you.
どうしても行くと言うなら、私も一緒に行きます。

最初の例は、遠慮しながら申し出を受ける軽い言い方にもなります。

no matter what:何があっても、どうしても

no matter what は「何が起きても結果を変えない」という強い決意を表します。

I won’t give up no matter what.
何があっても、どうしても諦めない。

I’ll be there no matter what.
何があっても必ず行きます。

I want to get that job no matter what.
何としてでも、どうしてもその仕事に就きたい。

「どうしても」を英語にするときの注意点

always absolutelyではない

absolutelyは強調できますが、どの文にも足せばよいわけではありません。「どうしても思い出せない」は I just can’t remember. が自然で、I absolutely can’t remember. は強すぎることがあります。

肯定文と否定文で中心表現が変わる

「どうしても行きたい」は願望なので really want to、「どうしても行けない」は不可能なので just can’t。日本語の副詞を訳すより、文全体が何を言っているかを見るのがポイントです。

mustは日常会話では強く聞こえる

自分の必要性なら have to が自然です。相手に You must… と言うと強い命令に聞こえる場合があるため、You really need to…You should… も選びましょう。

初心者でも言える簡単な「どうしても」の英語

まずは次の3本だけで十分です。

  • I really want to go.(どうしても行きたい)
  • I have to do it today.(どうしても今日やらないといけない)
  • I just can’t do it.(どうしてもできない)

したい=really want to、必要=have to、できない=just can’t。この分け方なら、難しい単語を使わなくても自然に伝わります。

よくある質問

「どうしても欲しい」は英語で?

I really want it. が最も自然です。「何としてでも手に入れたい」なら I want to get it no matter what. と言えます。

「どうしても思い出せない」は英語で?

I just can’t remember. が定番です。舌先まで出かかっているなら It’s on the tip of my tongue. も使えます。

「どうしても無理」は英語で?

I just can’t. がシンプルです。強く断るなら There’s no way I can do that.(それはどうしても無理です)も使えます。

「どうしてもお願いします」は英語で?

英語では「どうしても」を直訳せず、I really need your help.Please, I really need this. のように必要な内容を具体的にします。

まとめ:「どうしても」の後ろの気持ちを英語にする

  • 強い希望:really want to / be dying to
  • 強い必要:really need / absolutely need
  • 避けられない義務:have to / must
  • 努力してもできない:just can’t / can’t seem to
  • 抑えられない:can’t help ~ing
  • 相手が強く言う:if you insist
  • 何があっても:no matter what

日本語の「どうしても」は、強い気持ちをまとめて表す言葉です。英語では、したいのか、必要なのか、できないのかを一つ選ぶだけで自然な文になります。

似たニュアンス表現は、「つい」は英語で?「どうせ」は英語で?英語のチャンク・文頭表現一覧でも解説しています。

こうした短いニュアンス表現を会話で使えるようにしたい方は、初心者向け英会話学習のご案内もチェックしてみてください。

気持ち・意志・行動を表す関連表現

「せっかく」「あえて」「一応」「とりあえず」「つい」「どうしても」など、行動に込めた気持ちが似た言葉は、気持ち・意志・行動を表す日本語の英語表現一覧でまとめて比較できます。

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