
海外のホテル、留学、旅行保険、病院、ビザ、学校、勤務先などのフォームでは、Emergency contactやNext of kinを記入する欄があります。さらにRelationship、Relationship to applicant、Relationship to youなどで「本人との続柄」を尋ねられます。
基本は、Emergency contact=緊急時の連絡先、Relationship=本人との関係・続柄、Next of kin=最も近い家族・近親者です。この記事では、氏名、電話番号、住所、続柄の書き方と、家族以外を登録できるか、日本国内の連絡先でもよいかまで整理します。
Contents
Emergency contact・Relationship・Next of kinの違い
| 項目 | 意味 | 入力する内容 |
|---|---|---|
| Emergency contact | 緊急連絡先 | 緊急時に連絡してほしい人 |
| Relationship | 関係・続柄 | 連絡先の人と本人との関係 |
| Next of kin | 近親者・最も近い家族 | 配偶者、親、成人した子、きょうだいなど |
| Contact person | 連絡担当者 | 通常時を含めて連絡できる人 |
| Local contact | 現地連絡先 | 滞在国・地域内で連絡できる人や施設 |
Emergency contactは「緊急時に連絡がつく人」で、必ずしも家族に限りません。一方、Next of kinは通常、配偶者や血縁関係の近い家族を指します。ただし、法的な意味や優先順位は国・機関・手続きによって異なるため、重要書類ではフォームの定義を優先してください。
Relationship欄には何を書く?

Relationship欄には、「良い関係」「親しい」といった関係性の質ではなく、本人から見た続柄を書きます。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 配偶者 | Spouse |
| 夫 | Husband |
| 妻 | Wife |
| 母 | Mother |
| 父 | Father |
| 親 | Parent |
| 姉・妹 | Sister |
| 兄・弟 | Brother |
| 娘 | Daughter |
| 息子 | Son |
| 友人 | Friend |
| パートナー | Partner |
| 同僚 | Colleague / Coworker |
| 保護者 | Guardian |
誰をEmergency contactにすればよい?
緊急連絡先には、次の条件を満たす人が適しています。
- 本人との関係を把握している
- 電話やメールで連絡を受けられる
- 緊急連絡先として登録することを承諾している
- 必要に応じて家族や関係者へ連絡できる
- フォームが求める言語・国・地域の条件を満たす
配偶者、親、成人した子、きょうだいが一般的ですが、フォームが家族に限定していなければ、友人やパートナーを登録できる場合もあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
緊急連絡先欄の記入例
山田花子さんが母親の山田和子さんを登録する例です。
| フォーム項目 | 入力例 |
|---|---|
| Emergency contact name | Kazuko Yamada |
| Relationship | Mother |
| Phone number | +81 90 1234 5678 |
| Email address | kazuko@example.com |
| Country | Japan |
| Preferred language | Japanese |
氏名は、その人が使用している正式なローマ字表記を確認します。自分の判断でスペルを作らず、本人に確認するのが安全です。
電話番号は+81形式にする?
日本の連絡先を国際形式で書く場合は、日本の国番号+81を付け、国内番号の先頭の0を外します。
- 090-1234-5678 → +81 90 1234 5678
- 03-1234-5678 → +81 3 1234 5678
Country code欄が分かれている場合は、Country codeに+81、Phone numberに90 1234 5678のように入力します。詳しくは電話番号の英語表記|+81・先頭の0・読み方をご覧ください。
Next of kinとは?相続人という意味?
Next of kinは、日常的なフォームでは「最も近い家族」「近親者」という意味で使われます。医療・旅行・学校・勤務先では、緊急時に連絡する近親者を指すことがあります。
ただし、Next of kinと書いた人が自動的に遺産の相続人、医療上の代理人、法的な意思決定者になるとは限りません。相続、医療同意、代理権などの法的な扱いは、国・地域の法律や別の指定書類によって決まります。
フォームがLegal next of kin、Authorized representative、Medical decision-makerなど特定の法的資格を求めている場合は、自己判断せず公式案内を確認してください。
海外在住の家族がいない場合
「海外フォームだから、海外在住者を書かなければならない」とは限りません。Emergency contactだけなら、日本にいる家族や友人を国際電話形式で登録できることがあります。
一方、Local contact、Contact in the destination country、U.S. contactなど、現地の連絡先を指定している欄では、日本の家族では条件を満たさない場合があります。
- Emergency contact:日本の家族でもよい場合が多い
- Local contact:現地在住者・現地施設を求める
- Hotel contact:滞在ホテル名と電話番号
- School contact:留学先学校の担当者
- Host contact:ホームステイ先・招へい者
現地に知人がいない場合、ホテルや学校などを使えるかはフォームの説明を確認します。架空の人物や無関係な電話番号を入力してはいけません。
Relationship to applicantとRelationship to you
どちらも「申請者・本人との関係」を尋ねています。
- Relationship to applicant:申請者との関係
- Relationship to you:あなたとの関係
- Relationship to patient:患者との関係
- Relationship to student:生徒・学生との関係
誰の視点で答えるかに注意します。自分の母親を登録するならMotherです。母親側から見たDaughter / Sonを書くのではありません。
配偶者・パートナー・友人の選び方
配偶者なら性別を問わないSpouseが使えます。Husband、Wifeでも意味は明確です。婚姻関係にないパートナーはPartner、Domestic partnerなどが候補です。
ただし、Next of kin欄が法的・制度的な近親者を求めている場合、FriendやPartnerを選べるかはフォームによります。選択肢がプルダウン式なら、用意された項目を優先してください。
婚姻状況そのものの書き方はMarital status|Single・Married・Divorced・Widowedの意味で解説しています。
N/A・None・空欄でよい?
任意欄なら空欄にできる場合があります。必須欄で適切な連絡先がいない場合は、架空の情報や自分自身の連絡先を繰り返し入力せず、提出先へ確認してください。
- N/A:Not applicable(該当なし)
- None:なし
- Not available:利用できない・情報なし
緊急連絡先は安全に関わるため、N/Aが常に認められるわけではありません。特に学校、医療、旅行保険、雇用関係では、連絡先の指定が必須になることがあります。
初心者向けの確認英語
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| Who should I list as my emergency contact? | 緊急連絡先には誰を書けばよいですか? |
| Can I list a family member in Japan? | 日本にいる家族を書いてもよいですか? |
| Does “relationship” mean my relationship to this person? | Relationshipは私とこの人との続柄ですか? |
| Can I list a friend? | 友人を登録できますか? |
| Do you need a local contact? | 現地の連絡先が必要ですか? |
| Can I leave this field blank? | この欄は空欄でよいですか? |
難しければ、Family in Japan, OK?(日本の家族で大丈夫ですか?)、Local person?(現地の人ですか?)のように短く確認できます。
よくある間違い
- Relationship欄にGoodやCloseと書く
- 自分から見た続柄ではなく、相手から見た続柄を書く
- Emergency contactとLocal contactを同じ意味だと思う
- Employerや勤務先を、人物を求める欄に入力する
- 日本の電話番号を090のまま国番号の後ろへ付ける
- 本人の許可なく連絡先として登録する
- Next of kinを必ず法的相続人という意味だと考える
まとめ
- Emergency contact:緊急時に連絡してほしい人
- Relationship:本人との関係・続柄
- Next of kin:配偶者・親・子・きょうだいなど近い家族
- Relationship欄にはMother、Spouse、Friendなどを書く
- 日本の電話番号は必要に応じて+81形式にする
- Local contactと指定されたら現地連絡先が必要か確認する
- 法的な権限を伴う欄は公式案内を優先する
氏名欄はfirst name・last nameの違い、フォーム全体は海外フォームの書き方もあわせてご確認ください。










