
海外の会員登録、ホテル、留学、保険、銀行、ビザなどのフォームでは、Marital statusという項目が表示されることがあります。これは「婚姻状況」「配偶関係」を尋ねる欄です。
代表的な選択肢はSingle、Married、Divorced、Widowedです。ただし、Singleは「恋人がいない」という意味ではなく、フォームでは原則として「未婚」を表します。Separated、Civil partnership、Domestic partnershipなどが用意されることもあり、申請先によって定義が異なります。
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Marital statusとは?
Marital statusは、marital(結婚の・婚姻の)とstatus(状態)を組み合わせた表現で、日本語では「婚姻状況」「婚姻上の身分」などと訳されます。読み方の目安は「マリタル・ステータス」です。
日常会話の恋愛状況ではなく、フォーム上では通常、法律上または制度上の婚姻関係を尋ねます。恋人がいても結婚していなければSingle、配偶者と同居していても婚姻関係がなければ、フォームの定義によってSingleやDomestic partnershipなどを選ぶことがあります。
Single・Married・Divorced・Widowedの意味

| 選択肢 | 基本的な意味 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| Single | 未婚 | 法律上結婚していない |
| Married | 既婚 | 法律上結婚している |
| Divorced | 離婚 | 離婚が成立している |
| Widowed | 死別 | 配偶者と死別し、再婚していない |
| Separated | 別居中 | 婚姻関係は続いているが別居している |
どの選択肢も、一般的な意味と申請先が定める意味が完全に同じとは限りません。特にビザ、税務、保険、給付、医療などでは、フォームの説明と公式案内を優先してください。
Singleとは?「独身」と「未婚」の違い
Singleは日常会話では「独身」「恋人がいない」というニュアンスでも使われますが、Marital status欄では一般に法律上結婚していない状態を指します。
- 恋人がいるが結婚していない:通常はSingle
- 婚約しているが結婚はまだ:通常はSingle
- 離婚が成立している:DivorcedがあればDivorced
- 配偶者と死別した:WidowedがあればWidowed
選択肢がSingleとMarriedの二つしかない簡易フォームでは、離婚・死別後に再婚していない人がSingleを選ぶ場合もあります。目的や注記を確認しましょう。
Marriedとは?事実婚や同性婚はどうする?
Marriedは「既婚」を意味し、通常は法律上有効な婚姻関係にある状態です。配偶者はspouse、夫はhusband、妻はwifeと表します。
事実婚、同性婚、海外で成立した婚姻などの扱いは、国・地域・手続きの制度によって異なります。選択肢に次の表現がある場合は、定義を確認してください。
- Domestic partnership:ドメスティック・パートナーシップ
- Civil partnership:シビル・パートナーシップ
- Common-law marriage:コモンロー上の婚姻
- Partnered:パートナーがいる状態
「一緒に暮らしているからMarried」「日本では未届だから必ずSingle」と一律に決めず、そのフォームの制度上の定義に従います。
しゅみすけ(大山俊輔)
DivorcedとSeparatedの違い
Divorcedは離婚が法的に成立した状態、Separatedは一般に婚姻関係を残したまま別居している状態です。
| 表現 | 婚姻関係 | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| Divorced | 終了している | 離婚した |
| Separated | 続いていることが多い | 別居中 |
| Legally separated | 法的な別居制度による | 法的別居 |
単に別々に住んでいるだけでSeparatedを選べるか、裁判所などによる法的な手続きが必要かは地域によって違います。離婚届や判決などの手続きが完了していなければ、自己判断でDivorcedにしないでください。
言葉としての違いは「離婚する」の英語|get divorced・divorce・separate・split upの違いでも解説しています。
Widowedとは?widow・widowerとの違い
Widowedは「配偶者と死別した状態」を表す形容詞です。Marital statusの選択肢では、性別にかかわらずWidowedが使われます。
- widow:夫と死別した女性を表す名詞
- widower:妻と死別した男性を表す名詞
- widowed:配偶者と死別した状態を表す形容詞
死別後に再婚している場合は、現在の婚姻状況として通常Marriedを選びます。
Prefer not to say・N/A・Otherを選べる場合
一般的なアンケートや会員登録では、婚姻状況を答えたくない人向けに選択肢が用意されることがあります。
- Prefer not to say:回答しないことを希望する
- Decline to answer:回答を辞退する
- Not specified:指定なし
- Other:その他
- N/A:該当なし
ただし、必須項目で選択肢にない言葉を自由入力するのは避けます。N/Aを使えるのは、欄が自分に該当せず、かつフォームの説明が認めている場合です。ビザ・税務・保険などでは回答が審査に関係するため、分からなければ申請先へ確認してください。
海外フォームでの選び方
- 項目名がMarital statusかRelationship statusか確認する
- 現在の法律上・制度上の状態を整理する
- 選択肢と注記、ヘルプを読む
- 重要な手続きでは証明書類と矛盾しないか確認する
- 該当する選択肢がなければ申請先へ問い合わせる
Relationship statusは恋愛・交際関係を含む場合があり、Marital statusとは同じとは限りません。また、TitleやSalutationはMr.・Ms.などの敬称欄です。詳しくは英語の敬称の使い分け|Mr.・Ms.・Mrs.・Miss・Dr.の違いをご覧ください。
よくある間違い
- Singleを「恋人がいない」とだけ理解する
- 別居中なのに離婚成立前からDivorcedを選ぶ
- 死別をDivorcedとして入力する
- Ms.・Mrs.などの敬称から婚姻状況を推測する
- 事実婚やcivil partnershipを一律にMarriedまたはSingleと決める
- 重要な申請で該当項目がないのに適当に選ぶ
なお、Ms.は婚姻状況を問わず使える敬称です。Mrs.やMissの選択とMarital statusの回答は別々に考えましょう。
初心者向けの確認英語
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| What does “marital status” mean? | Marital statusはどういう意味ですか? |
| Which option should I choose? | どの選択肢を選べばよいですか? |
| Does “single” mean legally unmarried? | Singleは法律上の未婚という意味ですか? |
| Should I choose “separated” or “divorced”? | SeparatedとDivorcedのどちらを選ぶべきですか? |
| How should I answer if I am in a domestic partnership? | ドメスティック・パートナーシップの場合はどう答えますか? |
| Is this field required? | この欄は必須ですか? |
短く確認するなら、Legally unmarried?(法律上は未婚ですか?)、Which option?(どの選択肢ですか?)でも通じます。
まとめ
- Marital statusは「婚姻状況」
- Singleは未婚、Marriedは既婚、Divorcedは離婚、Widowedは死別
- Separatedは一般に婚姻関係を残した別居状態
- 恋人の有無や敬称とは別の項目
- 事実婚・パートナーシップの扱いは制度とフォームの定義を確認する
- 公的・重要な手続きでは自己判断せず公式案内を優先する
氏名欄はfirst name・last nameの違い、性別欄はSex・Gender・Male・Femaleの違い、フォーム全体は海外フォームの書き方もあわせてご確認ください。










