
「シダ」は英語で fern といいます。シダの葉は fern leaf とも言えますが、植物の特徴を表す語としては frond がよく使われます。渦巻いた若芽は fiddlehead、ワラビは bracken または bracken fern です。
シダは花や種を作らず、胞子で増える植物です。この記事ではfernの発音・語源、fern・bracken・fiddlehead・pteridophyteの違い、葉裏の茶色い点、ワラビやゼンマイ、日本の森や庭園を説明する実用英語までまとめます。
Contents
シダは英語でfern
| 日本語 | 英語 | 使い方 |
|---|---|---|
| シダ | fern | 日常会話の基本語 |
| シダ類 | ferns | 複数の個体・種類 |
| シダ植物 | pteridophyte | 植物学上の専門語 |
| シダの葉 | frond / fern leaf | frondはシダらしい大きな葉 |
| 渦巻いた若芽 | fiddlehead | 開く前の丸まった若い葉 |
Ferns grow along this forest path.
この森の小道にはシダが生えています。
This fern has long, delicate fronds.
このシダには長く繊細な葉があります。
fernの発音と複数形
fernの発音は、カタカナなら「ファーン」に近い音です。最初のfは上の歯を下唇に軽く当てて息を出し、母音は口の中央で長めに響かせます。
一株なら a fern、複数なら ferns です。種類を問わずシダ植物をまとめて話す場合にもfernsを使えます。
- a fern:一株のシダ
- two ferns:2株のシダ
- many kinds of ferns:多くの種類のシダ
- a fern garden:シダを中心にした庭
しゅみすけ(大山俊輔)
fernの語源と名前の感覚
fernは古英語のfearnにさかのぼる、とても古い植物名です。英語話者にとっては、湿り気のある森や日陰に広がる、羽のような葉を持つ植物のイメージがあります。
日本語の「シダ」は、葉が垂れ下がる様子を表す古い言葉と関係するという説があります。「羊歯」という漢字表記は当て字で、細かく分かれた葉の形を連想させます。
学術的なpteridophyteは、ギリシャ語で「シダ」を表す語に由来します。ただし専門用語なので、旅行や庭の会話で無理に使う必要はありません。
画像で見るシダの体と関連語

- frond:シダの葉
- fiddlehead:渦巻いた若芽
- spore:胞子
- sorus:胞子嚢群(複数形sori)
- underside of a frond:葉の裏側
- rhizome:地下茎
シダの葉裏に並ぶ茶色い点は、虫の卵ではなく、胞子を作るsoriであることが多くあります。単数形はsorusです。
The brown spots on the underside are clusters of spore-producing structures.
葉裏の茶色い点は、胞子を作る器官の集まりです。
Ferns reproduce by spores rather than flowers and seeds.
シダは花や種ではなく、胞子で増えます。
fiddleheadはなぜ「バイオリンの頭」?
若いシダの葉は、開く前に先端がくるりと巻いています。この形がバイオリンの先端部分に似ているため、英語ではfiddleheadと呼ばれます。fiddleは会話的な「バイオリン」、headはその先端です。
The fiddleheads slowly uncurl in spring.
シダの若芽は春にゆっくりと開きます。
These curled shoots will grow into fern fronds.
この丸まった芽はシダの葉に成長します。
fern・bracken・fiddleheadの違い
| 英語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| fern | シダ全般 | もっとも広く使える基本語 |
| bracken / bracken fern | ワラビ | 特定のシダの種類 |
| fiddlehead | 巻いたシダの若芽 | 種類名ではなく若い段階の形 |
| pteridophyte | シダ植物 | 植物学の専門語 |
すべてのfiddleheadsがワラビというわけではありません。fiddleheadは複数のシダに見られる若芽の形を表し、brackenはワラビという種類を指します。
ワラビ・ゼンマイは英語で?
- bracken / bracken fern:ワラビ
- bracken shoots:ワラビの若芽
- fiddleheads:食用にされることもある巻いたシダの若芽
- Japanese flowering fern:ゼンマイを説明する英語名の一例
日本では、ワラビやゼンマイは春のsansai(山菜)として食べられます。ただし、食用にできる種類や必要な下処理があるため、一般のシダを見てそのまま食べられると判断してはいけません。
Bracken shoots are eaten as a seasonal wild vegetable in Japan after proper preparation.
ワラビの若芽は、日本では適切に下処理をして春の山菜として食べられます。
シダの季節と育つ場所
シダは湿り気があり、木陰になる森、谷、岩場、庭などでよく育ちます。常緑の種類もあれば、冬に地上部が枯れて春に新芽を出す種類もあります。若芽を見つけやすい季節は春です。
- a damp forest floor:湿った林床
- a shady slope:日陰の斜面
- along a stream:小川沿い
- in a rock garden:石庭・ロックガーデンで
- unfurl in spring:春に葉を開く
Ferns thrive in damp, shady environments.
シダは湿った日陰の環境でよく育ちます。
New fronds emerge from the ground in spring.
春になると新しい葉が地面から出てきます。
日本と英語圏でのシダの認識の違い
英語圏でもfernsは森林の下草や庭の観葉植物として身近です。葉の形が装飾的なため、室内植物、庭園、模様のモチーフとしても親しまれています。また、ニュージーランドでは銀白色の葉裏を持つsilver fernが国を象徴する植物として広く知られています。
日本では、シダは山の湿った森や寺社の庭に自然に生える植物であると同時に、ウラジロが正月飾りに使われるなど文化的な役割もあります。ワラビやゼンマイを山菜として味わう点も、日本の季節文化を説明する入口になります。
Ferns are common in the damp forests of Japan.
シダは日本の湿った森林でよく見られます。
Some fern relatives are used in traditional New Year decorations.
一部のシダ類は伝統的な正月飾りに使われます。
太古の植物としてシダを英語で説明
シダの仲間は非常に古い歴史を持ち、恐竜が現れるより前から地球上に存在していました。ただし、現在見られる個々の種類がすべて当時から同じ姿で残っているという意味ではありません。
Ferns belong to an ancient group of plants that existed long before flowering plants became dominant.
シダは、花を咲かせる植物が主流になるよりずっと前から存在した古い植物群です。
They give the forest a prehistoric look.
シダは森に太古のような雰囲気を与えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
実際に使えるシダの英語例文
Look at the tiny ferns growing between the rocks.
岩の間に生えている小さなシダを見てください。
These fronds are still wet from the rain.
この葉はまだ雨で濡れています。
The young fronds are tightly curled.
若い葉はきつく巻いています。
Do not pick wild plants unless you know the species.
種類が分からない野生植物は採らないでください。
同じ湿った森に育つ植物として、「苔」は英語で?moss・mossy・bryophyteの違いもあわせて確認できます。
まとめ|シダはfern、若芽はfiddlehead
- シダは fern
- シダの大きな葉は frond
- 巻いた若芽は fiddlehead
- ワラビは bracken / bracken fern
- 葉裏の胞子嚢群は sori
- シダ植物の専門語は pteridophyte
まずは、This is a fern.、The young fronds are curled.、Ferns reproduce by spores.の3文を声に出してみましょう。
葉・草・低木・つる植物の関連語をまとめて比べたい方は、葉・草は英語で?leaf・leaves・grass・weedの違いと植物一覧もあわせてご覧ください。









