
「新しい方針に反発する」「注意されて反発する」「親に反発する」「磁石が反発する」。日本語の「反発する」は、意見・感情・権威・物理現象まで、かなり広い場面で使われます。
仕事で方針を押し返すなら push back against、何かへの反動として反発するなら react against、批判されて防御的になるなら get defensive、権威に反抗するなら rebel against が自然です。まずは違いを整理しましょう。
Contents
「反発する」の英語を早見表で確認
| 英語 | 中心のニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| push back against | 要求・方針を押し返す | 仕事、組織、議論 |
| react against | 何かへの反動で反発する | 規則、風潮、育て方 |
| get defensive | 批判されて身構える | 注意、指摘、会話 |
| rebel against | 権威・慣習に反抗する | 親、学校、社会規範 |
| repel | 物理的に反発させる | 磁石、電荷 |
push back against:要求や方針に反発する
push back against は、相手から出された要求・計画・方針をそのまま受け入れず、反対意見を返す表現です。ビジネスでよく使われます。
- Employees pushed back against the new policy.
社員たちは新しい方針に反発しました。 - Several managers pushed back against the proposed changes.
数名の管理職が提案された変更に反発しました。
push back だけでも「反論する・異議を唱える」と使えますが、反発する対象を続けるなら against を使います。
react against:何かへの反動として反発する
react against は、考え方・規則・育てられ方などに対する反動で、反対方向へ動くニュアンスです。
- Young people often react against strict rules.
若者は厳しい規則に反発することがよくあります。 - She reacted against the way she had been raised.
彼女は自分が育てられたやり方に反発しました。
単にその場で異議を唱えるというより、「それへの反動で逆へ向かう」という時間的な動きが感じられます。
get defensive:注意や批判を受けて反発する
人から指摘されたときに、素直に受け止めず身構えたり言い返したりする「反発」には get defensive が自然です。
- He got defensive when I mentioned the mistake.
私がそのミスに触れると、彼は反発しました。 - Don’t get defensive. I’m only trying to help.
そんなに反発しないで。助けようとしているだけだよ。
defensive は「防御的な」という形容詞。感情や態度の変化には get defensive、すでにその状態なら be defensive とします。
rebel against:親や権威に反抗する
rebel against は、親・学校・政府・社会の慣習など、権威や支配的なルールに反抗する強めの表現です。
- He rebelled against his parents as a teenager.
彼は10代のころ両親に反発しました。 - Some artists rebel against traditional conventions.
伝統的な慣習に反発する芸術家もいます。
日常の小さな意見の違いに使うと大げさになることがあります。仕事の提案への反発なら push back against のほうが自然です。

磁石などが物理的に「反発する」は repel
磁石や電荷が反発する場合、人の態度に使う表現とは分けて考えます。
- Like poles repel each other.
磁石の同じ極どうしは反発します。 - These particles repel one another.
これらの粒子は互いに反発します。
「跳ね返る」という物理的な動きなら bounce back も使えますが、磁力などが「互いを遠ざける」は repel です。
難しい英語が出ないときの簡単な言い方
反発の種類を、知っている単語で具体的に説明すれば十分伝わります。
- I don’t agree with the new rule.
新しい規則には賛成できません。 - I don’t want to accept this change.
この変更を受け入れたくありません。 - He got upset when I corrected him.
私が直すと彼は腹を立てました。 - She always does the opposite of what her parents say.
彼女はいつも親の言うことと反対のことをします。
一語の直訳を探すより、「反対なのか」「腹を立てたのか」「逆の行動をしたのか」を簡単な文にすると会話で使いやすくなります。
よくある間違い
× push back to the policy
方針に反発するなら push back against the policy です。
× react the rule
react は通常、前置詞が必要です。規則への反動なら react against the rule、規則に反応するだけなら react to the rule です。
× get defense
「防御的になる」は名詞の defense ではなく、形容詞を使って get defensive とします。
短い英会話で確認
A: How did the team react to the new policy?
B: They pushed back against it.
A: Did the manager listen?
B: At first, she got defensive, but then she agreed to discuss it.
A:チームは新しい方針にどう反応した?
B:反発したよ。
A:責任者は話を聞いた?
B:最初は身構えたけど、その後は話し合いに応じたよ。
「抵抗する」「反論する」との違い
「反発する」は、外から来た言葉・方針・権威に対して、反対方向の反応を返すことに焦点があります。「抵抗する」は圧力や変化を受け入れず持ちこたえること、「反論する」は相手の主張に対して言葉や根拠を返すことです。
まとめ
仕事で方針や要求に反発するなら push back against、何かへの反動なら react against、批判を受けて身構えるなら get defensive、権威や慣習への反抗なら rebel against が自然です。磁石などの物理的な反発には repel を使います。
難しい表現が出てこないときは、I don’t agree with it. や He got upset. のように、実際に起きた反応を簡単な英語で説明しましょう。










