
「サービスを改善する」「英語力が改善した」「体調が改善してきた」。日本語ではどれも「改善する」ですが、英語では何をよくするのか、そして自分でよくするのか・自然によくなるのかで表現が変わります。
辞書で最初に出てくるのは improve。もちろん正解ですが、日常会話なら make it better や get better のほうが簡単で自然な場面もたくさんあります。
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「改善する」の英語はまずこの3つ
- improve:能力・品質・仕組みなどを改善する/改善する
- make … better:何かをよりよくする
- get better:状態・体調・腕前などがよくなる
さらに、具体的な問題や不具合を「直して改善する」なら fix が自然です。

improve:能力・品質・仕組みを改善する
improve は「今よりよい状態にする/なる」という意味です。仕事の仕組み、製品の品質、英語力、売上など、幅広い対象に使えます。
We need to improve our customer service.
顧客サービスを改善する必要があります。
She improved her English by speaking every day.
彼女は毎日話すことで英語力を伸ばしました。
Sales have improved this year.
今年は売上が改善しました。
大切なのは、improve は「〜を改善する」と「改善する」の両方に使えることです。
- improve the system:その仕組みを改善する
- The system improved.:その仕組みが改善した
make … better:簡単な英語で「〜をよりよくする」
make … better は、難しい単語を使わずに「〜をもっとよくする」と言える便利な形です。会話では improve よりも気持ちが伝わりやすいことがあります。
How can we make this better?
どうすればこれを改善できますか?
We changed the design to make it better.
改善するためにデザインを変更しました。
This small change will make your life better.
この小さな変化が生活をよりよくします。
「改善する」がすぐ出なければ、まずは make + もの + better で十分です。
get better:状態が「よくなる」
get better は、人や物事の状態がよくなるときに使います。体調、天気、景気、状況、技術などにぴったりです。
My English is getting better.
私の英語は上達してきています。
I hope the situation gets better soon.
状況が早く改善するといいですね。
Are you getting better?
体調はよくなってきましたか?
make it better は「それをよくする」、it gets better は「それがよくなる」。この違いを押さえると迷いません。
fix:具体的な問題や不具合を直す
fix は、壊れた物、間違い、バグ、具体的な問題を「直す」言葉です。漠然と品質を上げる improve とは焦点が違います。
We need to fix this problem.
この問題を解決・改善する必要があります。
They fixed the website.
彼らはウェブサイトの不具合を直しました。
問題をなくすことが中心なら fix、全体を今よりよくするなら improve と考えましょう。「解決する」の使い分けは「解決する」は英語で?solve・fix・resolve・work outの違いでも詳しく紹介しています。
仕事でよく使う「改善する」
業務を改善する
We need to improve the way we work.
仕事の進め方を改善する必要があります。
「業務」を無理に難しい名詞へ置き換えなくても、the way we work なら簡単です。
効率を改善する
We want to improve efficiency.
効率を改善したいです。
もっと平易に言うなら、We want to work faster and better.(より速く、よりよく働きたいです)でも伝わります。
品質を改善する
We are working to improve the quality.
品質改善に取り組んでいます。
改善の余地がある
There is room for improvement.
改善の余地があります。
It can be better.
もっとよくできます。
後者はとても簡単ですが、相手への言い方によっては直接的に響くため、仕事では There is room for improvement. が穏やかです。
日常会話なら、もっと簡単に言える
「改善する」にぴったりの単語を探して会話が止まるくらいなら、知っている単語で状況を説明しましょう。
- It is better now.:今はよくなりました。
- My English is better than before.:英語は以前より上達しました。
- We changed it, and now it works better.:変更したら、前よりうまく機能するようになりました。
- Things are getting better.:状況はよくなってきています。
これが「簡単な英語」の強みです。難しい漢語を一語ずつ英訳せず、何がどうなったかを短い文にすれば、十分に正確な英語になります。
improve と enhance の違い
enhance も「高める・向上させる」と訳されますが、価値、魅力、効果、機能など、すでにある長所をさらに高める響きがあります。日常会話ではまず improve か make … better で十分です。
This feature enhances security.
この機能はセキュリティを強化します。
よくある間違い
「改善した」を全部 improved it にしない
体調や状況が自然によくなったなら、It got better. が自然です。I improved it. なら「私がそれを改善した」という意味になります。
具体的な故障に improve を使わない
壊れた機械やバグを直すなら、基本は fix や repair。全体の性能を高めるなら improve です。
「改善する」の英語まとめ
- 能力・品質・仕組みをよくする:improve
- 簡単に「〜をよりよくする」:make … better
- 状態や体調がよくなる:get better
- 具体的な問題・不具合を直す:fix
難しい単語が出なくても、It is better now. や We changed it, and now it works better. と言えば「改善した」は伝えられます。英語力も一度に完成させるのではなく、小さく改善し続けるもの。互いに高め合う表現は「切磋琢磨」は英語で?、なかなか改善しない状況の言い方は「一向に」は英語で?もあわせてどうぞ。










