If I’m not mistaken, …の意味は?「記憶違いでなければ」の使い方

If I’m not mistaken, ...を使って記憶違いでなければと話す女性たち

If I’m not mistaken, … は、「私の記憶違いでなければ」「私の勘違いでなければ」という意味です。自分の記憶や理解をもとに情報を述べつつ、断定を避けたいときに使います。

If I’m not mistaken, the meeting starts at ten.
私の記憶違いでなければ、会議は10時に始まります。

「たしか〜だったと思います」という日本語に近く、日程・人名・過去の出来事など、覚えてはいるものの100%の確信まではない情報と相性のよい表現です。

まずはこの一文で大丈夫

If I’m not mistaken, we’ve met before.
私の記憶違いでなければ、以前お会いしたことがありますよね。

If I’m not mistaken, …の意味

mistaken は、この文では「間違っている・勘違いしている」という状態を表します。したがって、if I’m not mistaken は直訳すると「もし私が間違っていなければ」です。

自然な日本語では次のように訳せます。

  • 私の記憶違いでなければ
  • 私の勘違いでなければ
  • 間違っていなければ
  • たしか〜だったと思いますが

If I’m not mistaken, Sarah used to work here.
私の記憶違いでなければ、Sarahは以前ここで働いていました。

If I’m not mistaken, this is the train for Kyoto.
間違っていなければ、これは京都行きの電車です。

文頭・文末のどちらに置く?

文頭に置く基本形

最も分かりやすいのは、文頭に置く形です。先に「確信はありません」と知らせてから、記憶している内容を述べます。

If I’m not mistaken, her birthday is in May.
私の記憶違いでなければ、彼女の誕生日は5月です。

文末に置く形

会話では、情報を先に述べてから文末へ付けることもあります。

Her birthday is in May, if I’m not mistaken.
彼女の誕生日は5月だったと思います、私の記憶違いでなければ。

意味はほぼ同じですが、文末に置くと、述べた内容へ後から控えめな留保を加える感覚になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

If I’m not mistakenは、単なる「分かりません」ではありません。自分の記憶ではこうだと情報を提示しながら、間違いの可能性も残しておく表現です。

どんな場面で使える?

日時や予定を思い出す

  • If I’m not mistaken, the deadline is next Monday.
    私の記憶違いでなければ、締め切りは次の月曜日です。
  • The store closes at eight, if I’m not mistaken.
    たしか、その店は8時に閉まります。

人について覚えていることを述べる

  • If I’m not mistaken, you’re from Kobe.
    私の記憶違いでなければ、神戸のご出身ですよね。
  • If I’m not mistaken, Ken is responsible for this account.
    私の認識が正しければ、Kenがこの取引先の担当です。

以前聞いた説明を確認する

  • If I’m not mistaken, you said we don’t need a reservation.
    私の勘違いでなければ、予約は必要ないとおっしゃいましたよね。
  • If I’m not mistaken, tax is already included.
    私の理解が正しければ、税金はすでに含まれています。

似た表現との違い

If I’m not mistaken・I could be wrong・Correct me if I’m wrongの違いを記憶・可能性・訂正で比較
記憶を述べるのか、間違いの可能性を示すのか、相手に訂正を求めるのかで使い分ける
表現 中心となる働き 日本語の感覚
If I’m not mistaken, … 記憶・理解を控えめに述べる 記憶違いでなければ
I could be wrong, but … 間違っている可能性を認める 間違っているかもしれませんが
Correct me if I’m wrong, but … 相手に確認・訂正を求める 間違っていたら教えてください

I could be wrong, but …との違い

I could be wrong, but … は、記憶に限らず、意見・予測・推測にも使えます。

I could be wrong, but I think this plan will cost more.
間違っているかもしれませんが、この計画はもっと費用がかかると思います。

一方、If I’m not mistaken は「覚えている情報が正しければ」という場面に特によく合います。

Correct me if I’m wrong, but …との違い

Correct me if I’m wrong, but … は、相手に訂正してもらうことを明示します。

Correct me if I’m wrong, but the meeting was moved to Friday, right?
間違っていたら教えてください。会議は金曜日に変更されましたよね?

If I’m not mistaken, the meeting was moved to Friday.
私の記憶違いでなければ、会議は金曜日に変更されました。

前者は確認を求め、後者は控えめに情報を提示しています。

As far as I rememberとの違い

As far as I remember, … は「私が覚えている限りでは」という意味です。記憶の範囲に限定するため、少し考えながら過去を振り返る響きがあります。

  • As far as I remember, we never discussed the price.
    私が覚えている限りでは、価格について話し合ったことはありません。
  • If I’m not mistaken, we discussed the price last week.
    私の記憶違いでなければ、先週価格について話し合いました。

As far as I remember は記憶の範囲、If I’m not mistaken は一つの具体的な情報が正しいかどうかに焦点があります。

mistakeとmistakenの違い

役割
mistake 名詞「間違い」/動詞「取り違える」 make a mistake
mistaken 形容詞的に「間違っている」 I was mistaken.

I made a mistake. は「私はミスをしました」。I was mistaken. は「私の考え・認識が間違っていました」です。

If I’m not mistakenでは、自分の記憶や認識が「間違った状態ではないなら」という意味で mistaken を使います。

会話例

仕事で担当者を確認

A: Who should I send the report to?
B: If I’m not mistaken, Lisa is in charge of this project.
A: That’s right. I’ll send it to her.

A: 報告書は誰に送ればいいですか?
B: 私の記憶違いでなければ、Lisaがこのプロジェクトの担当です。
A: そうですね。彼女に送ります。

旅行中に電車を確認

A: Does this train stop at Nara?
B: If I’m not mistaken, you need to change trains at Kyoto.
A: I see. Thanks.

A: この電車は奈良に停まりますか?
B: 間違っていなければ、京都で乗り換える必要があります。
A: 分かりました。ありがとうございます。

しゅみすけ(大山俊輔)

日時・場所・人名など、頭の中に具体的な記憶があるときはIf I’m not mistakenが自然です。単なる意見や未来予測なら、I could be wrong, but …のほうが使いやすいでしょう。

使うときの注意点

確実に調べられる重要情報は確認する

この表現は便利ですが、契約金額、搭乗時刻、医療情報など、間違えると影響が大きい内容を記憶だけで伝えるのは避けましょう。

If I’m not mistaken, the flight leaves at nine, but let me check.
記憶違いでなければ飛行機は9時発ですが、確認しますね。

mistakeをそのまま置かない

If I’m not mistake とは言いません。「私が間違っている状態」を表すため、mistaken が必要です。

関連する確認表現

まとめ|記憶を断定せずに伝えよう

  • If I’m not mistaken, … は「私の記憶違いでなければ」
  • 覚えている情報を断定せず、控えめに提示できる
  • 日程・場所・人名・以前聞いた説明などに使いやすい
  • I could be wrong は意見や推測にも使える
  • Correct me if I’m wrong は相手へ訂正を求める
  • If I’m not mistake ではなくmistakenを使う

「たしか〜だったと思います」と伝えたいときは、If I’m not mistaken, … を使って、記憶と確信度を一緒に示してみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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