
It doesn’t matter. は、直訳すると「それは重要ではない」で、会話では主に「大丈夫だよ・気にしなくていい」と「どちらでもいい・どうでもいい」の2つの意味で使われます。
相手の小さなミスを許す場面なら優しい安心の言葉になります。一方、言い方や文脈によっては「そんなことはどうでもいい」と冷たく聞こえます。意味だけでなく、何が重要ではないのかと声の調子を確認することが大切です。
Contents
It doesn’t matter.の基本的な意味
- それは問題ではない
- 大丈夫だよ
- 気にしなくていい
- どちらでも構わない
- そんなことは重要ではない・どうでもいい
A: Sorry I’m a few minutes late.
B: It doesn’t matter.A:数分遅れてごめん。
B:大丈夫だよ。
しゅみすけ(大山俊輔)
優しい「大丈夫・気にしないで」になる場面
謝罪に対して穏やかに It doesn’t matter. と返すと、「その程度なら問題にしていません」「気にしなくて大丈夫」という意味になります。
A: I forgot to bring the book.
B: It doesn’t matter. You can bring it tomorrow.A:本を持ってくるのを忘れました。
B:大丈夫。明日持ってくればいいよ。
It doesn’t matter if you make a mistake.
間違えても大丈夫です。
ただし、謝罪への返答では No problem.、That’s okay.、Don’t worry about it. のほうが、より自然で柔らかく聞こえることも多いです。
「どちらでも構わない」になる場面
選択肢について自分に強い希望がないときにも使えます。ただ、短く言い切ると無関心に聞こえるため、Either is fine. や I’m okay with either. のほうが協力的です。
A: Should we meet at six or seven?
B: It doesn’t matter to me.A:6時と7時、どちらに会う?
B:私はどちらでも構わないよ。
to me を付けると、「一般的に重要ではない」ではなく「私には特に希望がない」と範囲を限定できます。それでも相手によっては素っ気なく感じるため、笑顔や追加の一言が役立ちます。
冷たい「どうでもいい」になる場面
相手が大切にしている話を遮るように言ったり、強く It doesn’t matter! と言ったりすると、「そんなことは重要ではない」「どうでもいい」という否定的な響きになります。
It doesn’t matter what he thinks.
彼がどう思うかなんて関係ない。
The reason doesn’t matter. We need to fix the problem.
理由は今は重要ではありません。問題を直す必要があります。
内容を切り捨てる意図がないなら、That part isn’t important right now.(その部分は今は重要ではありません)のように、何を・いつ重要でないと判断しているかを具体的にすると誤解を減らせます。
文法と形:matterは動詞
このmatterは「重要である・問題になる」という動詞です。主語がitなので、現在形の否定は doesn’t matter になります。
- It matters.(それは重要です)
- It doesn’t matter.(それは重要ではありません)
- Does it matter?(それは重要ですか?)
- It mattered to me.(それは私には重要でした)
- It won’t matter.(それは問題にならないでしょう)
It doesn’t matter + 疑問詞節
what / who / where / when / how などを続けて、「何を〜しても関係ない」と言えます。
It doesn’t matter what you wear.
何を着ても構いません。
It doesn’t matter where we eat.
どこで食べても構いません。
It doesn’t matter if …
if + 文 を続けると、「もし〜でも問題ない」と条件を示せます。
It doesn’t matter if we’re a little late.
少しくらい遅れても問題ありません。
よくある間違い
It don’t matter.にしない
主語itは三人称単数なので、標準的な英語では doesn’t を使います。
- ○ It doesn’t matter.
- × It don’t matter.
「私は気にしない」をI don’t matter.と言わない
I don’t matter. は「私は重要ではない・私には価値がない」という意味になり、気持ちが大きく変わります。「私は気にしない」なら文脈に応じて I don’t mind. や I don’t care. を使います。
相手の謝罪を冷たく切り捨てない
It doesn’t matter.だけでは声の調子次第で冷たく聞こえます。安心させたいなら、It doesn’t matter. We can fix it. のように、次の前向きな一文を足しましょう。

似た表現との違い
No problem.:問題ないよ
No problem. は謝罪や依頼への返答で使いやすく、It doesn’t matter.より日常的で柔らかいことが多いです。
I don’t mind.:私は嫌ではない
I don’t mind. は、提案や選択について「私は構いません・嫌ではありません」。自分の許容や好みに焦点があります。
I don’t care.:私は気にしない
I don’t care. は本当に関心がないことを強く表しやすく、言い方によっては「どうでもいい」とかなり冷たく響きます。
Never mind.:もう気にしないで・やっぱりいい
Never mind. は、話題や依頼を取り下げて「もういいよ」「気にしないで」と言う表現です。重要性を判断するIt doesn’t matter.とは焦点が違います。
しゅみすけ(大山俊輔)
この表現を知らなかったら?
It doesn’t matter.が出てこなくても、場面ごとに基本語で分ければ、より誤解なく伝えられます。
- That’s okay.(大丈夫です)
- No problem.(問題ないよ)
- Don’t worry.(心配しないで)
- Either is fine.(どちらでもいいです)
- You can choose.(あなたが選んでいいよ)
- That isn’t important right now.(それは今は重要ではありません)
「大丈夫」「選択は任せる」「今は重要ではない」を一つの表現で済ませず、簡単な英語で分けるほうが、初心者でも気持ちを正確に伝えられます。
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まとめ
- It doesn’t matter.は「重要ではない・問題ではない」
- 優しい「大丈夫」と冷たい「どうでもいい」の両方になり得る
- 選択ならIt doesn’t matter to me.と言えるが、Either is fine.のほうが柔らかい
- I don’t matter.は「私は重要ではない」なので注意
- 知らなければThat’s okay.やNo problem.など場面別の基本語で言い換えられる











