「持ち帰って検討する」は英語で?get back to youと簡単な言い換え

会議で提案を持ち帰って検討する日本人女性と英語表現を示すアイキャッチ

会議や商談で、その場では決められないときに「いったん持ち帰って検討します」と言うことがあります。

英語では、日本語の「持ち帰る」をそのまま一語に置き換えるより、何をするのかを具体的に伝えるのが自然です。

一番使いやすいのは、Let me discuss it with my team and get back to you.(チームと話し合って、改めてご連絡します)です。短く言うなら、Let me think it over and get back to you. も使えます。

この記事では自然なビジネス英語を紹介しますが、本当の目的は表現を一つ暗記することだけではありません。ぴったりの表現が出てこなくても、I need to talk with my team first. のように、知っている基本語で用件を前へ進める方法も一緒に考えてみましょう。

「持ち帰って検討する」は英語で?まずは結論

英語表現 中心の意味 使いやすい場面
Let me discuss it with my team and get back to you. 社内で相談して後ほど返答する 会議・商談
Let me think it over and get back to you. よく考えてから返答する 自分で検討する場合
We’ll review it internally and get back to you. 社内で正式に確認・検討する ややフォーマル
I need to check with my manager first. まず上司に確認する必要がある 承認が必要な場合
  • Let me discuss the proposal with my team and get back to you.
    その提案をチームと話し合って、改めてご連絡します。
  • We’ll review the details internally and respond by Friday.
    詳細を社内で検討し、金曜日までに回答します。
  • I need to check with my manager before I can decide.
    決める前に上司へ確認する必要があります。

一番自然で使いやすいのはdiscuss it and get back to you

discuss it with my team は「それについてチームと話し合う」、get back to you は「あとであなたに返事・連絡をする」です。

つまり、日本語の「持ち帰って検討する」を一語で探すのではなく、英語では次の二つの動作として表しています。

① 社内の人と話す
discuss it with my team

② その後、相手に返事する
get back to you

Let me … は「私に~させてください」から、「~させてください」「~しますね」とワンクッション置く言い方です。即答を避けながら、次にする行動を明確にできます。

発音のポイント

discuss は /dɪˈskʌs/ で、後ろの cuss の部分を強く読みます。「ディスカス」と全部を同じ強さで言わず、「ディスカス」の感覚です。

get back to you は会話では単語を一つずつ切らず、「ゲッ・バック・トゥユ」のようにつながります。特に to you は「トゥー・ユー」より「トゥユ」に近く聞こえます。

なぜtake it backではないの?日本語とのズレ

日本語の「持ち帰る」は比喩です。書類や商品を物理的に持って帰るのではなく、その場で結論を出さず、社内で考えるという意味です。

一方、take it back は通常、物を元の場所へ持っていく、買った物を返品する、発言を撤回するといった意味になります。

  • I’ll take the laptop back to the office.
    ノートパソコンを会社へ持ち帰ります。
  • I want to take this shirt back.
    このシャツを返品したいです。
  • I take back what I said.
    先ほど言ったことを撤回します。

したがって、「この提案を持ち帰って検討します」を I’ll take it back and consider it. と機械的に訳すより、誰と話すのか、いつ返答するのかを伝える方が自然で親切です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「持ち帰る」という形ではなく、実際の中身を見てみましょう。多くの場合にしているのは、社内で話すことと、あとで返事をすることです。この二つへ分けるだけで、英語はぐっと簡単になります。

think it over・review internally・check withの違い

think it over|自分でよく考える

think over は、急いで決めず、時間をかけてよく考える表現です。代名詞の it は間に入り、think it over となります。

  • Let me think it over tonight.
    今晩、よく考えさせてください。
  • I’d like some time to think it over.
    検討する時間を少しいただきたいです。

review it internally|社内で確認・検討する

internally は「内部で・社内で」。会社として資料、条件、提案内容などを確認する少しフォーマルな表現です。

  • We need to review the proposal internally.
    その提案を社内で検討する必要があります。
  • We’ll review it internally and let you know our decision.
    社内で検討し、決定をお知らせします。

check with someone|人に確認する

check with+人 は、その人へ尋ねたり確認を取ったりする表現です。上司の承認や他部署の確認が必要なときに便利です。

  • Let me check with my manager.
    上司に確認させてください。
  • I need to check with our legal team first.
    まず法務チームに確認する必要があります。

返答する時期まで伝えると仕事が進みやすい

「持ち帰ります」だけでは、相手はいつまで待てばよいのか分かりません。可能であれば、get back to you by+期限 を使って返答時期まで伝えましょう。

  • I’ll get back to you by tomorrow.
    明日までにご連絡します。
  • We’ll get back to you by the end of the week.
    週末までにご連絡します。
  • Could I get back to you on Monday?
    月曜日にお返事してもよろしいでしょうか。
  • Let me discuss it with my team. I’ll get back to you by Friday.
    チームと相談させてください。金曜日までにご連絡します。

会議・商談でそのまま使える例文

  • Thank you for the proposal. Let me discuss it with my team.
    ご提案ありがとうございます。チームと相談させてください。
  • We can’t make a decision today. We need to review it internally.
    本日は決定できません。社内で検討する必要があります。
  • I’d like to check a few things before I answer.
    回答する前に、いくつか確認したいことがあります。
  • Let me take some time to think about it.
    少し時間を取って考えさせてください。
  • We’ll discuss the cost and get back to you next week.
    費用について話し合い、来週ご連絡します。

英語日記・独り言で使える例文

  • I heard a new proposal at today’s meeting.
    今日の会議で新しい提案を聞きました。
  • I couldn’t decide right away.
    すぐには決められませんでした。
  • I said I would discuss it with my team.
    チームと相談すると伝えました。
  • We need to think about the cost.
    費用について考える必要があります。
  • I’ll reply to them tomorrow.
    明日、相手に返事をします。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

review internallyget back to you が出てこなくても問題ありません。「持ち帰って検討する」という日本語を、小さな事実へ分けます。

持ち帰って検討するをチームと話して後で返事すると分解したしゅみすけ式イラスト
「チームと話す」「あとで返事する」へ分ければ、難しいビジネス英語を知らなくても伝えられます。

今、何ができない?
今は決められない。

次に何をする?
チームの人と話す。

その後どうする?
相手に返事する。

いつ返事する?
明日までに。

  • I can’t decide now.
    今は決められません。
  • I need to talk with my team first.
    まずチームと話す必要があります。
  • I’ll tell you our answer tomorrow.
    明日、私たちの回答をお伝えします。

この三文だけで、「持ち帰って検討する」の中身は十分に伝わります。一文にまとめる必要もありません。

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事の英語でも、難しい単語を使わなければ失礼になるわけではありません。I can’t decide now. I need to talk with my team. と事実を順番に伝えれば、相手は状況を理解できます。最後に返答の時期を加えれば、実務上も十分です。
言いたいこと 知っている基本語で言う
持ち帰って検討します I need to talk with my team first.
今は決められません I can’t decide now.
後ほど返事します I’ll tell you later.
明日までに返事します I’ll tell you our answer tomorrow.

よくある質問

「社に持ち帰ります」は英語で何と言いますか?

Let me discuss it with my team.We need to review it internally. が自然です。物理的に何かを会社へ運ぶのでなければ、通常 take it back to the office とは言いません。

considerを使ってもよいですか?

We’ll consider your proposal.(ご提案を検討します)のように使えます。ただし、ビジネスではやや距離のある響きになることもあります。誰と確認し、いつ返事するかを続けると具体的です。

get back to youは失礼ではありませんか?

失礼ではなく、仕事でも日常会話でも広く使われる自然な表現です。より丁寧にするなら、May I get back to you by tomorrow? と尋ねる形にもできます。

まとめ|「持ち帰る」を訳さず、次の行動を伝える

  • チームと相談して返答する:Let me discuss it with my team and get back to you.
  • 自分でよく考えて返答する:Let me think it over and get back to you.
  • 社内で正式に検討する:We’ll review it internally.
  • 上司に確認する:I need to check with my manager.
  • 基本語で言う:I can’t decide now. I need to talk with my team.

自然な表現は覚える。でも、忘れても英語を止めない。「持ち帰る」に対応する英単語を探すのではなく、今は決められない→チームと話す→あとで返事すると分ければ、知っている英語だけで仕事を前へ進められます。

関連表現として、「会議を延期する」の英語come to・reach a conclusionの意味英語ミーティングで使えるフレーズ集もあわせて確認してみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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