
「金曜日の会議を火曜日に前倒しできますか?」「開始時刻を1時間早めましょう」は、日程調整でよく使う表現です。
「会議を前倒しする」は、アメリカ英語では move up the meeting、イギリス英語では bring the meeting forward がよく使われます。もっと直接的に move the meeting to an earlier time と言っても自然です。
この記事では自然な表現を整理しますが、本当の目的は句動詞を一つ覚えることだけではありません。move up が出てこなくても、Can we have the meeting on Tuesday, not Friday? のように、変更前と変更後を簡単な英語で示せば伝えられます。
Contents
「会議を前倒しする」は英語で?まずは結論
| 表現 | 中心のニュアンス | 主な地域・場面 |
|---|---|---|
| move up the meeting | 予定をより早い日時へ動かす | 主にアメリカ英語 |
| bring the meeting forward | 予定を現在に近い日時へ持ってくる | 主にイギリス英語 |
| move the meeting to an earlier time | より早い時刻へ変更する | 地域差が少なく明確 |
| reschedule the meeting | 会議の日程を組み直す | 早める・遅らせる両方 |
- Can we move up the meeting?
会議を前倒しできますか? - We’ve brought the meeting forward to Tuesday.
会議を火曜日に前倒ししました。 - Could we move the meeting to an earlier time?
会議をもう少し早い時刻に変更できますか?
アメリカ英語ではmove up the meeting
move は「動かす」、up はここでは予定表や順番の中で「より前の位置へ」という感覚です。会議の日時を予定表の前方へ動かすため、move up で「前倒しする」になります。
- Can we move the meeting up to Tuesday?
会議を火曜日に前倒しできますか? - They moved up the meeting by two days.
彼らは会議を2日前倒ししました。 - The meeting has been moved up to 9 a.m.
会議は午前9時に前倒しされました。
move upは目的語を間に置ける
move up は分離できる句動詞なので、名詞の目的語は二つの位置に置けます。
○ move up the meeting
○ move the meeting up
○ move it up
× move up it
目的語が it の場合は、必ず move it up のように間へ置きます。
move upの発音
move up は /muːv ʌp/。会話では子音と母音がつながり、「ムーヴ・アップ」と完全に切らず、ムーヴァップに近く聞こえます。中心になる move を少し長めに言いましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
イギリス英語ではbring the meeting forward
bring forward は、未来にある予定を「こちら側、つまり現在に近い方へ持ってくる」という見方です。イギリス英語で「日時を早める」の定番表現です。
- Can we bring the meeting forward by an hour?
会議を1時間前倒しできますか? - The meeting was brought forward from Friday to Wednesday.
会議は金曜日から水曜日へ前倒しされました。 - We need to bring the deadline forward.
締め切りを前倒しする必要があります。
bring forward も分離できます。名詞なら bring forward the meeting と bring the meeting forward の両方が可能で、代名詞なら bring it forward とします。
move up・bring forward・rescheduleの違い
move up|早い日時への変更を明示する
move up は、元の予定より早くすることを表します。アメリカ英語の日常的な仕事のやり取りで使いやすい表現です。
bring forward|現在に近づける
bring forward も意味はほぼ同じですが、イギリス英語で特に一般的です。国際的な職場では両方を理解しておくと安心です。
reschedule|日程を組み直すだけ
reschedule は「別の日時に変更する」という意味で、早めるのか遅らせるのかは単語だけでは分かりません。
- We need to reschedule the meeting.
会議の日程を変更する必要があります。 - Can we reschedule it for Tuesday?
火曜日に変更できますか?
前倒しを明確にしたいなら、move up、bring forward、または reschedule it for an earlier date のように「早い日時」を加えます。
「前倒し」と「延期」を取り違えないために
| 日本語 | 英語 | 時間の動き |
|---|---|---|
| 前倒しする | move up / bring forward | 元の予定より早くする |
| 延期する | postpone / put off | 元の予定より遅くする |
| 後ろ倒しする | push back / move back | 後の日時へ動かす |
| 日程変更する | reschedule | 方向は文脈次第 |
- Let’s move the meeting up to Tuesday.
会議を火曜日へ前倒ししましょう。 - Let’s push the meeting back to Friday.
会議を金曜日へ後ろ倒ししましょう。
up と back は直感的に混乱することがあります。重要な連絡では、新しい曜日や時刻を必ず明示するのが実務的です。
「何日・何時間前倒しする」を伝える語順
変更後の日時:to+日時
- Let’s move the meeting up to Monday.
会議を月曜日へ前倒ししましょう。 - We brought it forward to 10 a.m.
午前10時へ前倒ししました。
前倒しする幅:by+時間
- Can we move it up by thirty minutes?
30分前倒しできますか? - The meeting was brought forward by one week.
会議は1週間前倒しされました。
変更前と変更後:from A to B
- We moved the meeting from Friday to Tuesday.
会議を金曜日から火曜日へ変更しました。 - Can we change the time from three to two?
時刻を3時から2時へ変更できますか?
メール・チャットで使える例文
- Would it be possible to move up tomorrow’s meeting?
明日の会議を前倒しすることは可能でしょうか? - Could we move the meeting up by one hour?
会議を1時間前倒しできますか? - We’d like to bring the meeting forward to Monday morning.
会議を月曜日の朝へ前倒ししたいと考えています。 - Please note that the meeting has been moved from 3 p.m. to 1 p.m.
会議が午後3時から午後1時へ変更されたことにご注意ください。 - Does the earlier time work for everyone?
早い方の時刻で皆さん都合はつきますか?
英語日記・独り言で使える例文
- My morning meeting was moved up.
朝の会議が前倒しになりました。 - We moved the meeting up by two hours.
会議を2時間前倒ししました。 - I had to get to the office earlier than usual.
いつもより早く会社へ行かなければなりませんでした。 - The new time worked better for everyone.
新しい時刻の方が全員にとって都合がよかったです。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
move up や bring forward が出てこなくても、「前倒しする」に対応する難しい動詞を探し続ける必要はありません。元の日時と新しい日時を並べれば、何が変わるのかは十分伝わります。

元の予定はいつ?
金曜日。
新しい予定はいつ?
火曜日。
何をしたい?
火曜日に会議をしたい。
相手に何を聞く?
火曜日で大丈夫か。
- Can we have the meeting on Tuesday, not Friday?
金曜日ではなく火曜日に会議を開けますか? - The meeting was on Friday. Now it’s on Tuesday.
会議は金曜日の予定でした。今は火曜日です。 - Can we meet at two instead of three?
3時ではなく2時に会えますか? - We need to have the meeting earlier.
もっと早く会議をする必要があります。 - Is Tuesday okay for everyone?
火曜日で皆さん大丈夫ですか?
使っているのは have・be・meet・need・earlier・not などの基本語です。「前倒しする」を一語へ変換するのではなく、いつだった? 今度はいつ?という事実を二文で示せば十分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
| 言いたいこと | 知っている基本語で言う |
|---|---|
| 金曜日から火曜日へ前倒しする | Can we have the meeting on Tuesday, not Friday? |
| 3時から2時へ前倒しする | Can we meet at two instead of three? |
| もっと早くする必要がある | We need to have it earlier. |
| 新しい日程を確認する | Is Tuesday okay for everyone? |
よくある質問
move forward the meetingは「前倒しする」ですか?
move forward は「計画を前へ進める」という意味にもなり、日時変更としては曖昧です。会議の日時を早めるなら、アメリカ英語では move up、イギリス英語では bring forward が明確です。
put forward the meetingも使えますか?
イギリス英語では日時を早める意味で put the meeting forward が使われることがあります。ただし put forward には「案を提案する」という意味もあるため、日時を明示すると分かりやすくなります。
前倒しを丁寧にお願いするには?
Would it be possible to move the meeting to an earlier time? が明確で丁寧です。続けて Would 10 a.m. work for you? のように候補を示すと調整しやすくなります。
会議が前倒しになったは?
The meeting has been moved up.、または The meeting has been brought forward. と言えます。新しい日時を to Tuesday のように加えましょう。
まとめ|句動詞が出なければ新旧の日時を言う
- 主にアメリカ英語:move up the meeting
- 主にイギリス英語:bring the meeting forward
- 分かりやすく説明する:move the meeting to an earlier time
- 日程を組み直す:reschedule the meeting
- 基本語で言い換える:Can we have the meeting on Tuesday, not Friday?
自然な表現は覚える。でも、忘れても英語を止めない。「前倒しする」が出なければ、元の日時と新しい日時を小さな事実として並べて伝えてみましょう。
関連表現として、「会議を延期する」の英語、「予定を変更してもいい?」の英語、put forwardの意味と使い方、「会議に参加する」の英語も確認してみてください。
関連表現をまとめて確認:会議招待・日程調整の英語一覧では、招待の作成・返事・変更から当日までを流れに沿って紹介しています。









