Occupation・Job title・Employerの違い|海外フォームの職業・役職・勤務先の書き方

Occupation・Job title・Employerの職業・役職・勤務先の違い

海外の入国カード、ビザ、ホテル、銀行、保険、会員登録などでは、OccupationJob titleEmployerという欄が表示されることがあります。

それぞれ、Occupationは職業、Job titleは役職・職種、Employerは勤務先です。似ているように見えますが、同じ内容を書く欄ではありません。この記事では、日本人が迷いやすい会社員、主婦・主夫、学生、自営業、フリーランス、無職、退職者の書き方まで整理します。

Occupation・Job title・Employerの違い

Occupation・Job title・Employerの海外フォーム入力例

項目 日本語 入力する内容
Occupation 職業 仕事の種類・職業分類 Office worker
Job title 役職・職種 組織内の肩書や具体的な職種 Sales Manager
Employer 雇用主・勤務先 雇っている会社・団体 ABC Corporation
Company name 会社名 勤務する会社の名称 ABC Corporation
Industry 業界 会社・仕事の産業分野 Finance

例えば、ABC株式会社で営業部長をしている人なら、OccupationはSales、Job titleはSales Manager、EmployerはABC Corporationのように書けます。実際にはフォームの例示や文字数、選択肢に合わせてください。

Occupationとは?

Occupationは「職業」「仕事の種類」です。読み方の目安は「オキュペーション」。フォームでは、何をして働いている人なのかを尋ねます。

  • Office worker:会社員・事務系の勤務者
  • Sales representative:営業職
  • Accountant:経理・会計担当
  • Teacher:教師
  • Nurse:看護師
  • Engineer:技術者
  • Designer:デザイナー
  • Business owner:事業主

「会社員」は日本独特の広い分類です。自由記入欄で詳しく書ける場合は、Office workerだけでなくSales、Accountant、Administrative assistantなど、実際の仕事が伝わる表現を選ぶと分かりやすくなります。

職業名をさらに探したい方は職業を英語で表す一覧|仕事50選と自己紹介例文もご覧ください。

Job titleとは?Positionとの違い

Job titleは、会社内の肩書や具体的な職種名です。役職がある人はManager、Director、Team Leaderなどを書きます。役職がない場合は、自分の担当職種を書くこともあります。

日本語 Job titleの例
営業担当 Sales Representative
営業部長・営業マネージャー Sales Manager
経理担当 Accountant
事務アシスタント Administrative Assistant
人事部長・人事マネージャー HR Manager
代表取締役・最高経営責任者 President / CEO

Positionも「役職」「職位」を意味し、Job titleとほぼ同じ情報を求める欄として使われます。一方、Departmentは部署です。営業部ならSales Department、人事部ならHuman Resources Departmentです。

Employerとは?Employeeとの違い

Employerは、人を雇う会社・組織・個人、フォームでは通常「勤務先」です。Employeeは雇われて働く人、つまり「従業員」です。

  • Employer:雇用主・勤務先
  • Employee:従業員
  • Self-employed:自営業
  • Former employer:以前の勤務先
  • Current employer:現在の勤務先

Employer欄には、原則として自分の名前や役職ではなく、会社・団体の正式名称を書きます。会社名の英語表記が分からない場合は、会社の公式サイトや名刺に掲載されている表記を確認しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)しゅみすけ(大山俊輔)

Occupationには仕事の種類、Job titleには役職や具体的な職種、Employerには勤務先を書きます。欄が分かれている場合は、同じ会社名を三つすべてに入力しないようにしましょう。

会社員はどう書く?

会社員の最も簡単な表現はOffice workerです。ただし、工場勤務、販売職、医療職、技術職など、全員がofficeで働くわけではありません。具体的な職種が分かれば、そちらを書きます。

働き方・職種 Occupation Job titleの例
一般事務 Office worker / Clerical worker Administrative Assistant
営業 Sales Sales Representative
販売 Retail Sales Associate
経理 Accounting Accountant
IT Information Technology Software Engineer
管理職 業務分野を記入 Manager / Director

選択式でEmployeeしかない場合は、Employeeを選んで問題ありません。自由記入式なら、フォームの目的に応じて具体化します。

主婦・主夫、学生、自営業、無職、退職者の書き方

日本語 一般的な英語 注意点
専業主婦・主夫 Homemaker Housewife / Househusbandより性別を限定しない
学生 Student Employerの代わりに学校名を求められる場合がある
自営業 Self-employed Employerには自分の屋号・会社名を書く場合がある
フリーランス Freelancer / Self-employed 職種も併記すると分かりやすい
求職中 Unemployed / Job seeker 選択肢の表現を優先する
退職者 Retired Former occupationを別途聞かれる場合がある
無職 Not employed / Unemployed N/Aで済ませず選択肢を確認する

Homemakerは家庭の管理や家事を担う人を表します。現在収入を得る仕事をしていないというだけで、必ずUnemployedを選ぶわけではありません。

自営業・法人経営者のEmployer欄

自営業者はOccupation欄にSelf-employed、Business owner、または具体的な職種を書きます。Employer欄はフォームによって次のように対応します。

  • 屋号や法人名がある:正式な事業名を書く
  • 個人名で活動している:自分の氏名を書く場合がある
  • 選択肢がある:Self-employedを選ぶ
  • 該当しない欄:案内が許せばN/Aを使う

代表取締役の場合、OccupationはBusiness ownerや業務分野、Job titleはPresident / CEO、Employerは会社名という分け方ができます。

Employer address・Work addressとは?

Employer addressBusiness addressWork addressは勤務先の住所です。自宅住所を尋ねるHome addressやResidential addressとは別です。

  • Employer name:勤務先名
  • Employer address:勤務先住所
  • Employer phone number:勤務先電話番号
  • Department:部署
  • Length of employment:勤続期間

住所や電話番号は、勤務先が公表している正式情報を使います。個人の携帯電話番号を勝手に勤務先番号として書かないようにしましょう。

N/A・None・空欄を使ってよい?

任意欄で自分に該当しなければ空欄にできる場合があります。入力必須で、フォームの案内が認めている場合はN/A(Not applicable:該当なし)やNone(なし)を使います。

ただし、Occupation欄で実際には働いているのにN/Aとしたり、Employer欄へ架空の会社名を入れたりしないでください。ビザ、金融、保険など重要な申請では、公式案内または窓口へ確認します。

初心者向けの確認英語

英語 日本語
What should I write for occupation? Occupationには何を書けばよいですか?
Does “employer” mean my company? Employerは勤務先の会社という意味ですか?
Should I write my position here? ここには役職を書きますか?
I am self-employed. What should I enter? 自営業です。何を入力すればよいですか?
I am retired. Can I write “retired”? 退職しています。Retiredと書いてよいですか?
Can I leave this field blank? この欄は空欄でよいですか?

もっと簡単に聞くなら、My job or company?(仕事ですか、会社ですか?)、My position?(私の役職ですか?)でも確認できます。

よくある間違い

  • Occupation、Job title、Employerのすべてへ会社名を書く
  • EmployerをEmployeeと読み間違える
  • 会社員なら職種に関係なく必ずOffice workerとする
  • Department欄へ役職を書く
  • 自営業なのに架空の勤務先を書く
  • 会社の英語名を自己流で翻訳する
  • 必須欄へ確認せずN/Aを入力する

まとめ

  • Occupation:職業・仕事の種類
  • Job title / Position:役職・具体的な職種
  • Employer / Company name:勤務先・会社名
  • Department:部署、Industry:業界
  • 会社員は可能なら実際の職種を具体的に書く
  • 主婦・主夫はHomemaker、学生はStudent、自営業はSelf-employed、退職者はRetiredが基本
  • 重要な申請ではフォームの定義と公式案内を優先する

フォーム全体は海外フォームの書き方、氏名欄はfirst name・last nameの違い、婚姻状況欄はMarital statusの意味と書き方もあわせてご確認ください。

職業の答え方を含む入国審査の流れは、入国審査・税関で使う英語まとめをご覧ください。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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