
海外の空港に到着すると、入国審査、手荷物受取、税関という順番で手続きが続きます。特に入国審査では、What is the purpose of your visit?やHow long will you stay?など、決まった質問をされることが多くあります。
難しい英文を作る必要はありません。For sightseeing.、Five days.、At a hotel.のように、短く事実を答えれば十分です。
この記事では、飛行機を降りてから到着ロビーへ出るまでの英語を、実際の順番に沿って整理します。空港・機内・搭乗手続きも含めた全体像は、空港・飛行機で使う英語の総合ガイドから確認できます。
Contents
到着後の流れ|入国審査から税関まで

| 順番 | 英語表示 | すること |
|---|---|---|
| 1 | Immigration / Passport Control | パスポートを提示し、渡航目的などに答える |
| 2 | Baggage Claim | 預けた手荷物を受け取る |
| 3 | Customs | 持ち込み品を申告する |
| 4 | Arrivals | 到着ロビーへ出る |

入国審査の質問は、会話を楽しむためのものではなく、入国に必要な事実を確認するためのものです。長く話そうとせず、聞かれたことに短く答えれば大丈夫です。
Immigration・Passport Control・Customsの違い
- immigration:入国資格や滞在目的などを確認する入国審査
- passport control:パスポートを確認する場所。空港によって入国審査の表示として使われます
- customs:荷物や持ち込み品を確認する税関
入国審査では「人と滞在」を確認し、税関では「持ち込む物」を確認すると考えると分かりやすくなります。
入国審査で最初にすること
列は国籍や資格によって分かれていることがあります。
- Visitors / Foreign Passports:外国人旅行者
- Citizens / Residents:国民・居住者
- All Passports:すべてのパスポート
- Automated Gate / eGate:自動化ゲート
自分の列が分からない場合は、パスポートを見せながら次のように尋ねます。
- Which line should I use?(どの列に並べばいいですか?)
- Is this line for visitors?(この列は旅行者用ですか?)
- Can I use the eGate?(自動化ゲートを使えますか?)
入国審査でよく聞かれる質問と答え方
1.What is the purpose of your visit?
「渡航目的は何ですか?」という質問です。目的だけを短く答えます。
- For sightseeing.(観光です)
- For business.(仕事です)
- To visit friends.(友人に会うためです)
- To visit my family.(家族に会うためです)
- To study.(留学・勉強です)
purpose of visit・reason for travel・length of stayの書き方は、渡航目的と滞在期間の英語で詳しく解説しています。
2.How long will you stay?
「どのくらい滞在しますか?」という質問です。
- Five days.(5日間です)
- For one week.(1週間です)
- Until August 20th.(8月20日までです)
Five days.のように期間だけ答えても問題ありません。
3.Where will you stay?
「どこに滞在しますか?」と宿泊先を確認しています。
- At the ABC Hotel.(ABCホテルです)
- At my friend’s house.(友人の家です)
- At this address.(この住所です)
ホテル名や住所が出てこないときは、予約画面を見せてHere.と言っても伝えられます。
4.What do you do? / What is your occupation?
職業を尋ねる質問です。会社名ではなく、仕事や立場を答えます。
- I’m an office worker.(会社員です)
- I’m self-employed.(自営業です)
- I’m retired.(退職しています)
- I’m a homemaker.(主婦・主夫です)
- I’m a student.(学生です)
フォーム上の職業・役職・勤務先の違いは、Occupation・Job title・Employerの違いも参考にしてください。
5.Do you have a return ticket?
「帰りの航空券を持っていますか?」という質問です。
- Yes, I do.(はい)
- Yes. Here it is.(はい、こちらです)
- My return flight is on August 20th.(帰国便は8月20日です)
予約画面や旅程表をすぐ表示できるようにしておくと安心です。
6.Is this your first time here?
- Yes, it is.(はい、初めてです)
- No, I’ve been here before.(いいえ、以前来たことがあります)
入国審査の会話例
| 入国審査官 | 旅行者 |
|---|---|
| What is the purpose of your visit? | For sightseeing. |
| How long will you stay? | Five days. |
| Where will you stay? | At the ABC Hotel. |
| Do you have a return ticket? | Yes. Here it is. |
聞き取れなかった場合は、落ち着いて次のように言えます。
- Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)
- Could you speak slowly?(ゆっくり話していただけますか?)
- Do you mean my hotel?(ホテルのことですか?)
Port of entry・Final destinationとは
入国関連のフォームや乗り継ぎでは、入国地と最終目的地を尋ねられることがあります。
- port of entry:最初に入国手続きをする空港・港など
- point of entry:入国地点を広く表す言い方
- final destination:旅程上の最終目的地
乗り継ぎがあると両者は異なる場合があります。詳しくはPort of entry・Point of entry・Final destinationの違いをご覧ください。
パスポートについて聞かれたとき
パスポートの有効期限や発行情報を確認される場合があります。
- date of issue:発行日
- date of expiry / expiration date:有効期限
- valid until:〜まで有効
項目の読み方は、パスポートの発行日・有効期限の英語にまとめています。
入国審査や航空券では、パスポートにない名前やミドルネームを自己判断で追加しないようにしましょう。
手荷物受取で使う英語
入国審査を通過したら、Baggage Claimへ進みます。預けた荷物が流れてくる回転台はcarouselまたはbaggage beltです。
- Where is baggage claim?(手荷物受取所はどこですか?)
- Which carousel is for Flight 100?(100便の荷物はどの回転台ですか?)
- My bag hasn’t arrived.(私の荷物が出てきません)
- This is not my bag.(これは私の荷物ではありません)
場所と表示の違いは、Baggage claim・Carouselの違いで確認できます。
税関で使う英語|Nothing to declareとGoods to declare
荷物を受け取った後は税関へ進みます。空港では、申告する物の有無によって通路が分かれることがあります。
- Nothing to declare:申告する物はありません
- Goods to declare:申告する物があります
国や地域によって、食品、植物、薬、高額な商品、多額の現金などに申告が必要な場合があります。判断に迷う場合は、自己判断で隠さず係員へ確認してください。
表示と基本フレーズは、Nothing to declare・Goods to declareの違いで詳しく解説しています。
税関でよく聞かれる質問
- Do you have anything to declare?(申告する物はありますか?)
- Are you carrying any food?(食品を持っていますか?)
- Did you pack your bags yourself?(自分で荷造りしましたか?)
- What is in this bag?(このバッグには何が入っていますか?)
短い答え方
- No, I don’t.(いいえ、ありません)
- Yes, I have some snacks.(はい、お菓子があります)
- Yes. I packed them myself.(はい、自分で荷造りしました)
- These are gifts.(これらは贈り物です)
- I’m not sure. Could you check?(分かりません。確認してもらえますか?)

税関のルールは国や時期によって異なります。英語が分からないことより、申告が必要な物を申告しないことの方が問題になります。迷ったときは「I’m not sure.」と伝えて確認しましょう。
初心者向け|単語が出なくても伝える方法
| 困った場面 | 簡単な英語 |
|---|---|
| 質問が分からない | Could you say that again? |
| 紙を見せたい | Can I show you? |
| ホテルを示したい | I’m staying here. |
| 持ち込み可能か不明 | Can I bring this in? |
| 申告が必要か不明 | Do I need to declare this? |
| 助けてほしい | Could you help me? |
物の名前が分からなくても、実物・写真・予約画面を見せながらthisやhereを使えば確認できます。
入国審査前に準備しておくもの
- パスポート
- 帰りの航空券・旅程表
- ホテル名と住所
- 滞在日数
- 渡航目的
- 必要な入国書類・電子渡航認証
- 税関で申告する物の情報
各国の入国条件や税関規則は変更される可能性があります。旅行前に、渡航先政府・大使館・航空会社などの公式情報を確認してください。
まとめ|入国審査は短く、税関は正直に確認する
- 入国審査では渡航目的・滞在期間・宿泊先を短く答える
- 答えはFor sightseeing.やFive days.だけでもよい
- 入国審査後はBaggage Claimで荷物を受け取る
- 税関ではNothing to declareとGoods to declareを見分ける
- 不明な物はDo I need to declare this?と確認する
入国審査・税関の英語は、よくある質問と自分の情報を準備しておけば落ち着いて対応できます。完璧な文章よりも、事実を短く、正直に伝えることを意識しましょう。
パスポートにある英語項目を一覧で確認したい方は、パスポート項目の英語まとめ|旅券番号・発行日・有効期限・発行国・出生地・国籍もご覧ください。










