
「喉に違和感がある」「膝がいつもと違う」「何となく体がおかしい」。日本語ではどれも「違和感」で表せますが、英語には一語ですべてを置き換える万能な単語はありません。
名詞ならdiscomfort、変な感じがするならfeel strange、何かおかしいと感じるならsomething feels wrong、いつもと違う感覚ならdoesn’t feel rightが使えます。
この記事では、身体の違和感を中心に、それぞれの違いと病院・旅行先で使える簡単な表現を紹介します。単語が出てこなくても、知っている英語で十分に伝えられる方法も確認しましょう。
Contents
「違和感」を表す英語の早見表
| 英語 | 主なニュアンス | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| discomfort | 軽い痛み・不快感 | 病院、症状の説明 |
| It feels strange. | 変な感じがする | 特定の部位の感覚 |
| Something feels wrong. | 何かおかしい | 原因は不明だが異常を感じる |
| It doesn’t feel right. | いつもと違う・正常に感じない | 日常会話、病院 |
| I feel off. | 何となく調子が悪い | 体全体の軽い不調 |

discomfortは「軽い痛み・不快感」
discomfortは「不快感」「軽い痛み」を表す名詞です。painほど強い痛みではないものの、快適ではない状態を少し客観的に伝えます。病院の問診や医療関係の説明でもよく使われます。
- I have some discomfort in my chest.
胸に少し違和感があります。 - I feel discomfort in my lower abdomen.
下腹部に不快感があります。 - There is some discomfort when I swallow.
飲み込むときに少し違和感があります。
discomfortは通常、数えない名詞として使います。日常会話では少し硬く感じる場合があるため、部位を主語にしてMy knee feels strange.のように言っても自然です。
feel strangeは「変な感じがする」
strangeは「変な・いつもと違う」という意味です。身体の部位を主語にして、My throat feels strange.のように使えます。
- My throat feels strange.
喉に違和感があります。 - My left eye feels strange.
左目に違和感があります。 - My knee feels strange when I walk.
歩くと膝に違和感があります。 - It feels strange around here.
このあたりに変な感じがあります。
使い方はとても簡単です。
身体の部位 + feels strange.
膝ならMy knee feels strange.、腕ならMy arm feels strange.です。英語の「違和感」に迷ったとき、初心者がもっとも使いやすい型の一つです。
Something feels wrongは「何かおかしい」
Something feels wrong.は、原因や正確な場所を説明できないものの、「普段とは違う」「何か問題がありそう」と感じるときに使います。feel strangeよりも、少し心配しているニュアンスが出ます。
- Something feels wrong with my shoulder.
肩が何かおかしい感じです。 - Something feels wrong when I breathe.
呼吸すると何かおかしい感じがします。 - Something feels wrong, but it doesn’t hurt.
何か違和感がありますが、痛くはありません。
with+部位を続ければ、どこに違和感があるか伝えられます。
It doesn’t feel rightは「いつもと違う感じがする」
It doesn’t feel right.は直訳すると「正しく感じない」ですが、実際には「いつもと違う」「何かしっくりこない」という自然な表現です。
- My ankle doesn’t feel right.
足首がいつもと違う感じです。 - It still doesn’t feel right after the treatment.
治療後もまだ違和感があります。 - This tooth doesn’t feel right.
この歯に違和感があります。
身体だけでなく、服の着心地、機械の動き、人との会話など、幅広い「何か違う」にも使えます。
I feel offは「何となく調子が悪い」
I feel off.は、はっきりした症状は説明できないものの、「今日は何となく調子が悪い」「いつもの自分ではない感じがする」と伝える口語表現です。
- I feel a little off today.
今日は少し調子がおかしいです。 - I’ve felt off since this morning.
今朝から何となく調子が悪いです。 - I don’t have a fever, but I feel off.
熱はありませんが、何となく調子が悪いです。
特定の部位ではなく、体全体の漠然とした不調に向いています。
部位別|身体の違和感を伝える例文
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 喉に違和感があります | My throat feels strange. |
| 目に異物感があります | It feels like something is in my eye. |
| 胸に少し不快感があります | I have some discomfort in my chest. |
| お腹が何かおかしいです | Something feels wrong with my stomach. |
| 膝がいつもと違う感じです | My knee doesn’t feel right. |
| 歯をかむと違和感があります | This tooth feels strange when I bite. |
| 手がいつもと違う感じです | My hand feels different from usual. |
「異物感」のような専門語を覚えなくても、目ならIt feels like something is in my eye.(目に何か入っている感じです)のように、知っている単語で説明できます。
痛くない違和感はどう伝える?
「違和感はあるけれど痛くない」は、医師や薬剤師にとって大切な情報です。次のように短く伝えられます。
- It doesn’t hurt, but it feels strange.
痛くはありませんが、違和感があります。 - There is no pain, just discomfort.
痛みはなく、違和感だけです。 - It feels different, but not painful.
いつもと違いますが、痛くはありません。 - I can move it, but it doesn’t feel right.
動かせますが、違和感があります。
pain・hurt・acheなど痛みの英語は、「痛い」を英語で伝える|頭痛・腰痛・筋肉痛・腹痛と痛み方で詳しく紹介しています。見た目の腫れやむくみは、「腫れ・むくみ」は英語で?swelling・swollen・puffyの違いをご覧ください。
いつから・どんなときに感じるかを加える
違和感の内容を完璧に説明できなくても、場所・始まった時期・きっかけを加えると伝わりやすくなります。
- It started yesterday.
昨日から始まりました。 - I’ve felt it for three days.
3日間感じています。 - It feels strange when I move.
動かすと違和感があります。 - It happens after I eat.
食後に起こります。 - It started after the surgery.
手術後に始まりました。 - It’s getting worse.
悪化しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
身体以外の「違和感」にも使える表現
日本語の「違和感」は、文章・服装・人の態度・場の雰囲気などにも使います。身体以外では、次の表現が自然です。
| 場面 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 何かおかしい | Something doesn’t feel right. | 何か違和感がある |
| 文章・表現 | This sounds unnatural. | これは不自然に聞こえる |
| 服装・物の配置 | It looks out of place. | 場違い・浮いて見える |
| 考え・発言 | That doesn’t sit right with me. | それには納得できない・引っかかる |
| 微妙な違い | Something feels off. | 何か少し変だ |
カジュアルなweirdも「変な」を表しますが、人や症状に対して使うと強く聞こえる場合があります。weird・strange・oddの違いは、weirdの意味は?strange・odd・creepyとの違いも参考にしてください。
まとめ|身体の違和感はfeel strangeが簡単で使いやすい
「違和感」は、軽い痛み・不快感ならdiscomfort、変な感じならfeel strange、何かおかしいならsomething feels wrong、いつもと違うならdoesn’t feel rightで表せます。
特に初心者には、身体の部位+feels strangeの型が便利です。正確な症状名が分からなくても、場所・時期・きっかけを簡単な文で加えれば十分に会話を始められます。身体の部位名は、体の部位を英語でもあわせてご覧ください。









