「逮捕する」は英語で?arrest・take into custody・detainの違い

「逮捕する」は英語で?arrest・take into custody・detainの違い

「警察が容疑者を逮捕した」「空港で一時的に身柄を拘束された」「警察の管理下に置かれた」。日本語では似た場面でも、英語では正式な逮捕なのか、一時的な拘束なのかによって表現が変わります。

容疑に基づいて正式に逮捕するならarrest、警察などが身柄を確保して管理下へ置くならtake into custody、質問・調査などのため一時的に拘束するならdetainが中心です。

「逮捕する」の英語を先に一覧で確認

英語 中心となる意味 ポイント
arrest 容疑で正式に逮捕する 警察・法的手続き
take into custody 身柄を確保して管理下へ置く 逮捕・保護の両方で使われる
detain 一時的に拘束・引き留める 調査・質問・入国審査など

arrest:容疑で正式に逮捕する

arrestは、警察などの権限を持つ機関が、犯罪の容疑に基づいて人の自由を制限し、正式に逮捕することを表します。

  • The police arrested the suspect.
    警察は容疑者を逮捕しました。
  • She was arrested for theft.
    彼女は窃盗の容疑で逮捕されました。
  • He was arrested on suspicion of fraud.
    彼は詐欺の疑いで逮捕されました。
  • You are under arrest.
    あなたを逮捕します。

逮捕の理由はarrest someone for+犯罪・行為、またはon suspicion of+犯罪で表せます。

take into custody:身柄を確保して管理下へ置く

take someone into custodyは、警察や公的機関が人の身柄を確保し、管理下へ置く表現です。逮捕の意味になることもありますが、子どもや保護が必要な人を安全のために保護する文脈でも使われます。

  • The police took him into custody.
    警察は彼の身柄を拘束しました。
  • Two people were taken into custody for questioning.
    2人が事情聴取のため身柄を確保されました。
  • The child was taken into protective custody.
    その子どもは保護されました。

custodyは「管理・監護・身柄の拘束」を表します。文脈によって犯罪者の拘束にも、子どもの保護にもなる点がポイントです。

detain:調査などのため一時的に拘束する

detainは、質問、調査、本人確認などのため、人を一定時間その場にとどめることです。正式な逮捕とは限りません。

  • He was detained for questioning.
    彼は事情聴取のため拘束されました。
  • She was detained at the airport.
    彼女は空港で一時的に拘束されました。
  • Border officers detained the traveler for two hours.
    国境職員はその旅行者を2時間引き留めました。

空港や入国審査のニュースではdetainをよく見ますが、国・地域によって具体的な法的意味や権限は異なります。

arrest・take into custody・detainの意味と使い分け

arrestとdetainの違い

arrestは通常、犯罪の容疑に基づく正式な逮捕です。一方、detainは調査・質問などのため一時的に自由を制限することで、必ずしも逮捕を意味しません。

  • He was detained, but not arrested.
    彼は一時拘束されましたが、逮捕はされませんでした。
  • After questioning, the police arrested him.
    事情聴取のあと、警察は彼を逮捕しました。

場面別:「逮捕する」はこう言い分ける

警察が容疑者を正式に逮捕する

The police arrested the suspect.
警察は容疑者を逮捕しました。

事情聴取のため身柄を確保する

They took him into custody for questioning.
彼らは事情聴取のため彼の身柄を確保しました。

空港で一時的に引き留められる

She was detained at the airport.
彼女は空港で一時的に拘束されました。

初心者向け:難しい単語が出ないときの簡単な英語

arrestやdetainが出てこなくても、「警察が連れていった」「まだ帰れない」「質問を受けている」と、実際の状況を簡単な英語へ分解できます。

  • The police took him away.
    警察が彼を連れていきました。
  • The police have him now.
    今、彼は警察のところにいます。
  • They did not let her leave.
    彼らは彼女を帰らせませんでした。
  • They asked him many questions.
    彼らは彼にたくさん質問しました。
  • She had to stay at the airport.
    彼女は空港にとどまらなければなりませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

detaincustody が出てこなくても大丈夫です。They did not let him leave. のように、「誰が・何をさせなかったか」へ分解すれば状況は伝わります。難しい一語より、知っている基本動詞で事実を順番に話すことが大切です。

よくある間違い

× arrest to him

○ arrest him
arrestは他動詞なので、人をそのまま後ろに置きます。

× He arrested.

「彼は逮捕された」ならHe was arrested.です。He arrested … では「彼が誰かを逮捕した」という意味になります。

detainを必ず「逮捕する」と訳す

detainは一時的な拘束も含みます。正式に逮捕されたと断定できない文脈では「拘束された」「引き留められた」と訳すほうが正確です。

custodyを犯罪の話だけに使う

custodyは、警察の管理下だけでなく、子どもの監護権や保護を表す場合もあります。前後の文脈を確認しましょう。

短い英会話で確認

A: Was he arrested?
彼は逮捕されたのですか?

B: No. He was only detained for questioning.
いいえ。事情聴取のため一時的に拘束されただけです。

A: Has he been released?
彼はもう解放されましたか?

B: Yes, he has.
はい、解放されました。

関連する英語表現

法律・規則・契約に反する表現は、「違反する」は英語で?violate・break・breach・be againstの違いで整理しています。

違反後に罰則や懲戒を科す表現については、「処罰する」は英語で?punish・penalize・discipline・sanctionの違いもあわせてご覧ください。

まとめ

犯罪の容疑で正式に逮捕するならarrest、身柄を確保して警察などの管理下へ置くならtake into custody、調査・質問のため一時的に拘束するならdetainを使います。

難しい単語が出ないときは、The police took him away.They did not let her leave.のように、実際に起きたことを基本英語で説明すれば十分伝わります。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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