up and runningの意味は?使い方・語順とrunning・under wayとの違い

up and runningの意味・使い方・ニュアンスを解説するアイキャッチ画像

up and running は、機械・システム・店・計画などが「準備を終えて、順調に動いている」ことを表す定型表現です。

日本語では「稼働している」「立ち上がっている」「軌道に乗っている」などと訳せます。ただし、単にスイッチが入った瞬間ではなく、必要な準備や問題解決を終え、実際に使える状態になったというニュアンスがポイントです。

この記事では、up と running から意味をつかむ考え方、be・get・have を使う文型、自然な例文、running 単独や under way などとの違いまで詳しく解説します。

up and runningの意味

up and running の基本的な意味は、次のとおりです。

  • 機械やシステムが正常に稼働している
  • 店・サービス・事業などが営業や運営を始めている
  • 計画や活動が準備を終え、順調に進んでいる

よく使われる日本語訳は「稼働中」「立ち上がっている」「運営が始まっている」「使える状態になっている」です。

The new booking system is up and running.

新しい予約システムは稼働しています。

Our online store is finally up and running.

私たちのオンラインショップがついにオープンし、順調に動き始めました。

機械だけでなく、website、app、business、project、service、office など幅広いものに使えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「動き出した」だけでなく、「もう実際に使えて、きちんと機能している」と伝えたいときに便利な表現です。

なぜ「up and running」でこの意味になる?

この表現では、up が「起動している・活動できる状態」、running が「動作している・運営されている状態」を表します。

たとえば、パソコンやサーバーが停止状態から立ち上がることを考えるとイメージしやすいでしょう。up で「立ち上がった」、running で「実際に動いている」。2つを and で重ねることで、準備完了と正常な稼働の両方を強調しています。

準備中から開始を経て順調に稼働するup and runningのイメージ図解

そのため、電源が入っていてもエラーで使えない状態なら、普通は up and running とは言いません。「ちゃんと使えるところまで来た」という安心感を含む表現です。

よく使う3つの文型

1.be up and running:すでに稼働している

be up and running は、現在の状態を伝える最も基本的な形です。

The Wi-Fi is up and running again.

Wi-Fiがまた使えるようになりました。

The café will be up and running by next Monday.

そのカフェは来週月曜日までには営業を始めている予定です。

主語が複数なら are、過去の状態なら was / were を使います。

2.get A up and running:Aを稼働させる

get A up and running は、「Aを使える状態にする」「Aを立ち上げる」という変化を表します。Aには機械、システム、店、企画などが入ります。

Can you help me get the printer up and running?

プリンターを使えるようにするのを手伝ってくれますか?

It took us two weeks to get the new office up and running.

新しいオフィスを稼働させるまでに2週間かかりました。

語順は get + 対象 + up and running です。get up and running the printer のように対象を後ろへ置かないようにしましょう。

3.have A up and running:Aを稼働状態にしておく

have A up and running は、「Aを稼働した状態にする・しておく」という意味です。期限や目標と一緒によく使われます。

We should have the website up and running by Friday.

金曜日までにはウェブサイトを稼働させられるはずです。

The technician had everything up and running in an hour.

技術者は1時間ですべてを使える状態にしました。

have + A + up and running の語順をひとかたまりで覚えると、仕事でも使いやすくなります。

場面別の自然な例文

仕事・IT

Is the payment system up and running yet?

決済システムはもう稼働していますか?

We had a few bugs, but the app is now up and running.

いくつか不具合がありましたが、アプリは今では正常に動いています。

Let me know when the server is up and running.

サーバーが使える状態になったら知らせてください。

店・サービス・新しい事業

They got their food truck up and running last month.

彼らは先月、フードトラックの営業を始めました。

Once the delivery service is up and running, ordering will be much easier.

配達サービスが稼働すれば、注文がずっと楽になります。

家庭・暮らし

The heater is up and running, so the room should warm up soon.

暖房は動いているので、部屋はもうすぐ暖かくなるはずです。

I finally got my new laptop up and running.

やっと新しいノートパソコンを使える状態にしました。

学校・イベント

The school’s online classes were up and running within a week.

その学校のオンライン授業は1週間以内に実施できるようになりました。

We need to get the registration desk up and running before nine.

9時までに受付を稼働させる必要があります。

up and runningと似た表現の違い

running単独との違い

running だけでも「動いている」という意味になります。

The engine is running.

エンジンがかかっています。

一方、up and running は「停止・準備・修理などの段階を越え、正常に使える状態になった」という過程を感じさせます。

After replacing the battery, the engine is up and running again.

バッテリーを交換して、エンジンはまた正常に動くようになりました。

under wayとの違い

under way は、行事・作業・計画などが「進行中」であることに焦点を当てます。詳しい使い分けはunder way / underwayの意味と違いも参考にしてください。

  • The meeting is under way.:会議が進行中です。
  • The new system is up and running.:新システムが正常に稼働しています。

会議や工事の「途中」なら under way、システムやサービスが「使える状態」なら up and running が自然です。

in operationとの違い

in operation は「稼働中・運用中」を表す、やや硬く事務的な表現です。設備、制度、交通サービスなどの案内や報告に向いています。

  • The new safety system is in operation.:新しい安全システムは運用中です。
  • The new safety system is up and running.:新しい安全システムは立ち上がり、順調に動いています。

up and running のほうが会話的で、準備や苦労を経て動き始めた感じが出やすくなります。

ready to goとの違い

ready to go は「始める準備ができている」です。まだ動き始めていない場合にも使えます。

  • Everything is ready to go.:すべて準備できています。
  • Everything is up and running.:すべてすでに稼働しています。

準備完了の段階が ready to go、開始後にきちんと機能している段階が up and running と考えると分かりやすいでしょう。

日本人が間違えやすいポイント

人の「走っている」には通常使わない

up and running の running を文字どおり「走る」と捉え、ジョギングしている人に使うのは不自然です。

  • ○ She is running in the park.(彼女は公園を走っています)
  • △ She is up and running in the park.

ただし、病気やけがから回復して「また元気に動ける」という比喩的な文脈では使われることがあります。

After a few days of rest, I was up and running again.

数日休んだら、また元気に動けるようになりました。

「これから始める」だけなら使わない

up and running は基本的に、もう動いている状態、または期限までにその状態になることを表します。単なる予定なら start や launch が明確です。

  • We’ll launch the service next month.:来月サービスを開始します。
  • We’ll have the service up and running next month.:来月にはサービスを稼働させます。

andを落とさない

定型表現なので、通常は up and running と and を入れます。up running と続けないよう注意しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事では「機械が動く」だけでなく、ウェブサイト、チーム、受付、サービスなどにも使えます。get A up and running の語順まで覚えておくと、会話で応用しやすくなります。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

up and running が思い出せないときは、基本的な単語で直接伝えても十分通じます。

  • It’s working now.(今は動いています)
  • It’s ready to use.(使える状態です)
  • We started the service.(サービスを開始しました)
  • The system works properly now.(システムは今、正常に動いています)
  • The shop is open now.(店はもう営業しています)

特に It’s working now. は、機械やアプリのトラブルが直った場面で使いやすい言い換えです。

よく使う関連フレーズ

  • back up and running:復旧して再び稼働している
  • fully up and running:完全に稼働している
  • get everything up and running:すべてを使える状態にする
  • keep A up and running:Aを稼働し続けさせる
  • be up and running by + 時:~までには稼働している

The website should be back up and running soon.

ウェブサイトはまもなく復旧するはずです。

We need regular maintenance to keep the machines up and running.

機械を稼働し続けるには定期的なメンテナンスが必要です。

まとめ

up and running は「準備を終え、正常に動いている・運営されている」を表す会話的な定型表現です。

  • be up and running:稼働している
  • get A up and running:Aを稼働させる
  • have A up and running:Aを稼働状態にする
  • back up and running:復旧して再稼働している

単なる「開始」ではなく、「もう実際に使えて、順調に機能している」という感覚を押さえましょう。ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめも活用してください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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