You’ve got this.の意味は?「君ならできる」の使い方・返し方

You’ve got this.の意味と使い方を示すプレゼン前に励まされる女性のアイキャッチ画像

こんにちは、b わたしの英会話です。

プレゼンや面接、本番前の試験などを前にして「失敗しそう……」と不安そうな相手へ、英語でどう声をかけますか? そんな場面でよく使われるのが You’ve got this. です。

直訳だけを見ると「あなたはこれを持っている」ですが、会話では「君ならできる」「大丈夫、うまくやれるよ」という励ましになります。本記事では、なぜこの意味になるのか、自然な使い方と返し方、You can do it.・I believe in you.との違いまで例文で解説します。

You’ve got this.の意味は「君ならできる」

You’ve got this. は、目の前の課題に対応する力や準備が相手に備わっていると伝える応援表現です。日本語では場面に応じて「君ならできる」「大丈夫」「ちゃんと乗り切れるよ」「あなたならうまくやれるよ」と訳せます。

I’m really nervous about the interview. — You’ve got this.

面接が本当に不安です。— 君なら大丈夫だよ。

Take a deep breath. You’ve got this.

深呼吸して。あなたならできるよ。

命令のように「頑張れ」と押すだけでなく、「必要なものはもう持っているから大丈夫」と相手の力を認める温かさがあります。友人・家族・同僚など、比較的近い関係で自然に使われます。

しゅみすけ(大山俊輔)

You’ve got this.は、結果を保証する言葉ではありません。「あなたには乗り切る力がある」と信頼を伝える表現です。相手が不安を口にしたときに短く添えると自然です。

なぜ「持っている」が「できる」になる?

You’veYou have の短縮形です。ここでの have got は「手に持っている」だけでなく、「必要な力・状況・対応を自分のものにしている」という感覚で使われます。

this は、目の前にある課題や状況全体を指します。つまり、文字どおりの組み立ては「あなたはこの状況を自分の手の内に収めている」。そこから「対処できる」「乗り切れる」という励ましになります。

Don’t panic. You’ve got this under control.

慌てないで。ちゃんと対処できているよ。

なお、励ましの決まり文句では通常 You’ve got this. と現在完了を分析するより、have got=have に近いまとまりとして捉えると分かりやすいでしょう。

よく使う場面と自然な例文

仕事・プレゼン

You know the material better than anyone. You’ve got this.

この内容を誰よりも理解しているでしょう。あなたなら大丈夫です。

The client may ask tough questions, but you’ve got this.

クライアントから難しい質問が出るかもしれないけれど、君なら対応できるよ。

試験・勉強

You studied hard all week. You’ve got this!

一週間ずっと一生懸命勉強したでしょう。きっとできるよ!

スポーツ・挑戦

Just one more set. You’ve got this!

あと1セットだけ。君ならやれるよ!

恋愛・人間関係

Tell him how you really feel. You’ve got this.

本当の気持ちを彼に伝えてみて。あなたなら大丈夫。

自分自身を励ます

鏡の前や心の中で、自分へ You’ve got this. と言うこともできます。その場合は「私ならできる」と自分を落ち着かせるセルフトークです。

Okay, one step at a time. You’ve got this.

よし、一歩ずついこう。私ならできる。

You’ve got this・You can do it・I believe in youの違い

You’ve got thisとYou can do itとI believe in youのニュアンスの違いを示す比較図

You’ve got this.:今の課題を乗り切れる

目の前に具体的な本番や課題があり、相手にはすでに必要な力があると認める表現です。不安を落ち着かせるニュアンスが強くなります。

You can do it.:行動を後押しする

You can do it. は幅広く使える「あなたならできる」です。これから何かに挑戦する相手をストレートに後押しします。状況によってはYou’ve got this.より力強く、コーチの掛け声のように聞こえます。

I believe in you.:あなた自身を信じている

I believe in you. は、一つの課題だけでなく、相手の能力・判断・人柄を信頼していると伝えます。より個人的で感情のこもった励ましです。

Whatever you decide, I believe in you.

どんな決断をしても、私はあなたを信じています。

Don’t worry.やGood luck.との違い

Don’t worry. は「心配しないで」と不安を否定する言葉です。You’ve got this.は、不安を否定するだけでなく「あなたには対処する力がある」と根拠を相手側に置きます。詳しくはDon’t worry.の意味・使い方と返し方も参考にしてください。

Good luck. は「幸運を祈るよ」。試験や本番の前に広く使えますが、成功を運にも委ねる響きがあります。一方、You’ve got this.は相手自身の準備や実力へ焦点を当てます。

舞台や公演の直前なら、縁起を担ぐBreak a leg!の意味と使い方もよく使われます。

日本人が間違えやすいポイント

I’ve got this.は意味が変わる

主語を I にした I’ve got this. は、通常「これは私に任せて」「私が対応します」という意味です。自分を励ます場合にも使えますが、人に向かって言うと担当を引き受ける表現になります。

You answer the phone. I’ve got this.

電話に出て。これは私が対応するよ。

You got this.も会話では使われる

特にアメリカ英語のくだけた会話では、You got this. とhaveを省いた形も耳にします。意味はほぼ同じですが、学習者は標準的な You’ve got this. を基本にすると安心です。

深刻な悩みに軽く言い切らない

相手が大きな喪失や深刻な問題を打ち明けているとき、You’ve got this.だけでは気持ちを軽く扱っているように聞こえる場合があります。まず That sounds really hard.(それは本当につらいね)のように気持ちを受け止めましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

仕事では、理由を一言添えると励ましが具体的になります。You’ve prepared well. You’ve got this.なら「しっかり準備したのだから大丈夫」と、空元気ではない応援になります。

You’ve got this.への自然な返し方

Thanks. I needed that.

ありがとう。そう言ってもらいたかった。

Thanks for believing in me.

信じてくれてありがとう。

I hope so!

そうだといいな!

Okay, I’ll do my best.

分かった。ベストを尽くすよ。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

  • You can do it.(あなたならできるよ)
  • You’ll be okay.(大丈夫だよ)
  • I know you can do it.(あなたならできると分かっているよ)
  • Don’t worry. You’re ready.(心配しないで。準備はできているよ)
  • Just do your best.(ベストを尽くしてね)

難しい言い回しを探す必要はありません。特に You can do it. は中学英語だけで作れ、ほとんどの応援場面で通じます。

短い会話例

A: What if I forget what to say?
B: You’ve practiced this three times. You’ve got this.
A: Thanks. I’ll take a deep breath and go.

日本語訳
A:言うことを忘れたらどうしよう?
B:もう3回練習したでしょう。君なら大丈夫だよ。
A:ありがとう。深呼吸して行ってくる。

まとめ

You’ve got this. は「君ならできる」「大丈夫、乗り切れるよ」という励ましです。have gotの「必要なものを備えている」という感覚と、thisが指す目の前の課題が組み合わさっています。

You can do it.は行動を広く後押しし、I believe in you.は相手自身への信頼を伝えます。まずは、不安そうな相手へ理由を添えて You’ve prepared well. You’ve got this. と声をかけてみましょう。

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の意味・使い方一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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