「甘やかす」は英語で?spoil・indulge・be too easy onの違いと簡単な言い換え

「甘やかす」は英語で?spoil・indulge・be too easy on

「子どもを甘やかす」「部下に甘すぎる」。英語で最も一般的なのは spoil someone です。ただし、望みを何でもかなえるなら indulge someone、注意や罰を与えるべき場面で甘くするなら be too easy on someone が自然です。

この記事では自然な表現を覚えるだけでなく、その英語が出てこないとき、知っている基本語で「何を許しすぎたのか」を伝える方法も考えます。

「甘やかす」は英語で?まず結論

  • spoil someone:欲しいものを与えすぎたり、言うことを何でも聞いたりして甘やかす
  • indulge someone:相手の望みや楽しみを許し、好きなようにさせる
  • be too easy on someone:厳しくすべき場面で甘く接する

Don’t spoil your children.
子どもを甘やかさないでください。

spoil・indulge・be too easy onの違い

spoil someoneは定番の「甘やかす」

spoil+人 は、相手の要求を聞きすぎたり、欲しいものを与えすぎたりして、わがままにしてしまうことです。子どもだけでなく、恋人やペットにも使えます。

Her grandparents spoil her.
祖父母は彼女を甘やかしています。

He spoils his dog with treats.
彼はおやつを与えて犬を甘やかしています。

spoil は「スポイル」に近い発音で、1音節です。母音は「オ」と「イ」を続け、途中で切らないようにしましょう。

なぜspoilで「甘やかす」になるの?

spoil の基本イメージは「よい状態を損なう」です。食べ物を腐らせる、計画を台無しにする、映画の結末をばらす、そして人を甘やかして性格や習慣を悪くする、という意味につながります。

そのため spoil someone には、単に優しくするのではなく、「与えすぎて本人のためにならない」という批判的な響きがあります。

indulge someoneは「望みをかなえて好きにさせる」

indulge+人 は、相手の望みや楽しみを満たしてあげることです。文脈によって「甘やかす」という批判にも、「たまには楽しませてあげる」という好意的な意味にもなります。

She tends to indulge her grandchildren.
彼女は孫を甘やかす傾向があります。

indulge は第2音節を強くして「インダルジ」に近く発音します。最後の音は日本語の「ジ」より、舌を口の中で浮かせる /dʒ/ です。

be too easy on someoneは「厳しくすべきなのに甘い」

be easy on+人 は「人に手加減する・厳しくしない」。そこに too を加えた be too easy on someone は、注意や罰、評価などが必要なのに甘すぎることを表します。

You’re too easy on him.
あなたは彼に甘すぎます。

親子だけでなく、先生と生徒、上司と部下、スポーツのコーチと選手などにも使いやすい表現です。

日本語の「甘やかす」と英語のズレ

日本語の「甘やかす」には、「物を与えすぎる」「わがままを許す」「叱るべきときに叱らない」「世話を焼きすぎる」など、複数の行動が含まれます。英語では、何をしすぎたのかを見て表現を選びます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「甘やかす」の一語を英語にする前に、「欲しいものを何でも買った?」「悪いことをしても叱らなかった?」と、実際の行動を思い出すと自然な英語を選びやすくなります。

独り言・英語日記で使える例文

  • I think I spoil my cat.
    私は猫を甘やかしていると思います。
  • My parents never spoiled me.
    両親は私を甘やかしませんでした。
  • I was too easy on my son today.
    今日は息子に甘すぎました。
  • We indulged ourselves with dessert.
    私たちはデザートで自分たちを甘やかしました。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

spoilindulge を忘れても大丈夫です。「相手は何を欲しがった?」「自分は何をした?」「それを何回した?」に分けます。

  1. He always asks for new toys.
    彼はいつも新しいおもちゃを欲しがります。
  2. I buy them for him.
    私は彼にそれを買います。
  3. I always give him what he wants.
    私はいつも彼が欲しいものを与えます。

この3文で「彼を甘やかしている」という状況が十分伝わります。叱らない意味なら、He did something bad, but I did not say anything.(彼は悪いことをしましたが、私は何も言いませんでした)でも構いません。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞が出なければ、「いつも買う」「何でも許す」「叱らない」のように、自分がしたことを基本動詞で言いましょう。それが、いちばん誤解の少ない説明になることもあります。

関連する表現

まとめ

  • 欲しいものを与えすぎて甘やかす:spoil someone
  • 望みをかなえ、好きにさせる:indulge someone
  • 厳しくすべき場面で甘くする:be too easy on someone

ぴったりの表現が出なければ、I always give him what he wants. のように、実際の行動を知っている英語で説明しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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