Don’t sweat it.の意味は?No sweat.との違いとsweatのイディオム

心配する女性に友人が大丈夫と声をかけるDon’t sweat it.の意味のイラスト

Don’t sweat it.は、相手を安心させるときに使う「心配しないで」「気にしないで」「大丈夫だよ」というカジュアルな英語表現です。

I’m sorry I’m a little late.
— Don’t sweat it. We haven’t started yet.

少し遅れてごめんなさい。
— 気にしないで。まだ始めていないよ。

sweatの基本的な意味は「汗をかく」ですが、ここでは心配して精神的に汗をかくイメージで使われています。

この記事では、Don’t sweat it.の意味・使い方・返し方、よく似たNo sweat.との違いに加え、sweatを使った自然なイディオムを例文つきで紹介します。

Don’t sweat it.の意味は「心配しないで・気にしないで」

Don’t sweat it.は、相手が小さなミスや心配事について謝ったり、不安を口にしたりしたときに、「そんなに気にすることではないよ」と伝える表現です。

文脈に応じて、次のように訳せます。

  • 心配しないで
  • 気にしないで
  • 大丈夫だよ
  • そんなことで悩まないで
  • たいしたことじゃないよ

主にアメリカ英語で使われるインフォーマルな表現なので、友人・家族・親しい同僚との会話に向いています。

Don’t sweat it. I can fix the mistake.
気にしないで。そのミスは私が直せるよ。

なぜsweatが「心配する」になるの?

sweatは名詞なら「汗」、動詞なら「汗をかく」が基本です。しかし、緊張や不安で汗が出る様子から、口語では「心配する」「気をもむ」という意味でも使われます。

  • sweat:汗/汗をかく
  • sweat something:何かを心配する
  • Don’t sweat it.:それを心配しないで

Are you still sweating the interview?
まだ面接のことを心配しているの?

ただし、通常の会話ではこの意味のsweatを単独で無理に使うより、Don’t sweat it.をひとまとまりで覚える方が自然です。

Don’t sweat it.の使い方と例文

1.相手が謝ったとき

小さな遅刻・間違い・予定変更について、相手が謝っている場面で使えます。

Sorry, I forgot to bring your book.
— Don’t sweat it. You can bring it tomorrow.

ごめん、あなたの本を持ってくるのを忘れた。
— 気にしないで。明日持ってきてくれればいいよ。

2.相手が心配しているとき

大きな問題ではないことを伝え、相手を安心させます。

Don’t sweat it. You have plenty of time.
心配しないで。時間は十分にあるよ。

3.自分に「気にしすぎない」と言い聞かせるとき

I’m not going to sweat it.なら、「そのことでくよくよしないつもり」という意味になります。

I made a small mistake, but I’m not going to sweat it.
小さなミスをしたけれど、くよくよしないつもりです。

Don’t sweat it.とNo sweat.の違い

どちらも「大丈夫」と訳せますが、中心となる働きが異なります。

表現 中心的な意味 よく使う場面
Don’t sweat it. 心配しないで・気にしないで 相手を安心させる
No sweat. 問題ない・簡単だよ・どういたしまして 依頼やお礼に気軽に答える

Don’t sweat it.:相手の心配を軽くする

I’m worried I won’t finish on time.
— Don’t sweat it. I’ll help you.

時間どおりに終わらないかもしれなくて心配です。
— 心配しないで。手伝うよ。

No sweat.:問題なくできると答える

Can you send me the file today?
— No sweat.

今日、そのファイルを送ってくれる?
— 問題ないよ。

お礼への返事にも使えます。

Thanks for your help.
— No sweat.

手伝ってくれてありがとう。
— どういたしまして/たいしたことじゃないよ。

迷ったら、相手を安心させるならDon’t worry.、依頼への返事ならNo problem.を使えば安全です。

Don’t sweat it.は仕事でも使える?

親しい同僚との会話や、雰囲気のカジュアルな職場なら使えます。一方、お客様・上司・初対面の相手には少しくだけて聞こえる場合があります。

カジュアル 丁寧な言い換え
Don’t sweat it. Please don’t worry about it.
No sweat. That won’t be a problem.
No sweat. I’d be happy to help.

Please don’t worry about the delay. We can adjust the schedule.
遅延についてはご心配なさらないでください。日程を調整できます。

sweatを使った英語イディオム・表現

1.sweat buckets:大量の汗をかく

bucketは「バケツ」。バケツ何杯分もの汗をかくようなイメージで、「汗びっしょりになる」ことを表します。

I was sweating buckets on the way to the station.
駅へ向かう途中で、汗びっしょりになりました。

2.blood, sweat and tears:血と汗と涙

日本語と同じように、多大な努力・苦労・犠牲を表します。

She put her blood, sweat and tears into the business.
彼女はその事業に血と汗と涙を注ぎました。

3.sweat it out:不安なまま結果を待つ・苦しい状況を耐える

結果が分からないまま気をもんで待つ場面や、つらい時間を耐え抜く場面で使います。

We had to sweat it out until the results were announced.
結果が発表されるまで、私たちは不安なまま待たなければなりませんでした。

文脈によっては「激しく運動して汗を流す」という文字どおりの意味にもなります。

4.work up a sweat:運動して汗をかく

体を動かした結果、汗が出る状態を表します。

A brisk walk is enough to work up a sweat.
速歩きでも十分に汗をかきます。

5.break out in a cold sweat:冷や汗をかく

恐怖・緊張・体調不良などで急に冷や汗が出る様子です。

I broke out in a cold sweat before the presentation.
プレゼンの前に冷や汗が出ました。

6.sweat the small stuff:細かいことを心配する

否定形のDon’t sweat the small stuff.で、「小さなことを気にしないで」という意味によく使われます。

Don’t sweat the small stuff. Focus on the main goal.
細かいことは気にしないで。主な目標に集中しよう。

初心者でも言える簡単な英語への言い換え

Don’t sweat it.やsweatのイディオムが出てこなくても、基本単語で十分に伝えられます。

伝えたいこと 簡単な英語
心配しないで Don’t worry.
気にしないで It’s okay.
問題ないよ No problem.
簡単にできます I can do it easily.
結果を心配しながら待ちました I waited and worried about the result.
たくさん汗をかきました I sweated a lot.

たとえば、Don’t sweat it.がすぐに出なければ、笑顔でIt’s okay. Don’t worry.と言えば、より分かりやすく安心させられます。

Don’t sweat it.についてのよくある質問

Don’t sweat it.は失礼ですか?

失礼な表現ではありませんが、かなりカジュアルです。友人や親しい同僚には自然ですが、フォーマルな場面ではPlease don’t worry about it.が適しています。

Don’t sweat it.と言われたら、どう返しますか?

安心させてもらったことへのお礼として、Thanks.That’s a relief.(それを聞いて安心しました)と返せます。

No sweat.は「汗がない」という意味ですか?

文字どおり「汗がない」という場合もありますが、会話で単独のNo sweat.なら、通常は「問題ない」「簡単だよ」という意味です。

まとめ

Don’t sweat it.は、相手を安心させる「心配しないで」「気にしないで」というカジュアルな表現です。

  • Don’t sweat it.:心配しないで・気にしないで
  • No sweat.:問題ない・簡単だよ・どういたしまして
  • sweat buckets:大量の汗をかく
  • blood, sweat and tears:血と汗と涙
  • sweat it out:不安なまま待つ・耐え抜く

ほかの慣用表現をテーマ別に探したい方は、「イディオムとは?英語でよく使う表現一覧」もご活用ください。

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