「減給される」は英語で?take a pay cut・have your pay cut・salary was reducedの違いと簡単な言い換え

「減給される」は英語で?take a pay cutを解説するアイキャッチ

「減給される」は英語で、会話では take a pay cuthave your pay cut と表せます。

I had to take a pay cut.
減給を受け入れなければなりませんでした。

My pay was cut by 10 percent.
給料を10%減らされました。

日本語の「減給される」には、会社から一方的に給料を下げられた場合だけでなく、転職や働き方の変更に伴って自分で低い給与を受け入れた場合もあります。英語では、この違いによって自然な表現が変わります。

この記事では「減給される」の自然な英語を紹介します。ただ、本当の目的は表現を一つ覚えることだけではありません。ぴったりの言い方を忘れたときに、pay・money・less・get などの知っている単語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。

「減給される」の基本表現

まずは、よく使う3つの表現を整理しましょう。

  • take a pay cut:低い給与を受け入れる
  • have your pay cut:会社などに給与を下げられる
  • your salary is reduced:給与が減額される(やや事務的)

どれも日本語では「減給される」と訳せますが、話し手がどこに焦点を置くかが違います。

take a pay cutは「低い給与を受け入れる」

take a pay cut は、以前より低い給与になることを受け入れる、という表現です。会社の業績悪化で仕方なく受け入れる場合にも、転職や勤務時間の短縮のために自分で選ぶ場合にも使えます。

  • I took a pay cut when I changed jobs.
    転職したときに給料が下がりました。
  • She took a pay cut to work fewer hours.
    彼女は勤務時間を減らすために、低い給与を受け入れました。
  • We all had to take a pay cut.
    私たちは全員、減給を受け入れなければなりませんでした。
  • Would you take a pay cut for a better work-life balance?
    より良いワークライフバランスのためなら、給料が下がっても受け入れますか。

cut は「切る」から、「量を小さくする・減らす」という意味にも広がります。a pay cut は「給与の削減」という名詞のまとまりです。

have your pay cutは「給与を下げられる」

have your pay cut は、会社や雇用主の判断によって給与を下げられたことに焦点を置きます。

  • I had my pay cut last month.
    先月、給料を下げられました。
  • Several employees had their pay cut.
    数名の社員が減給されました。
  • He was worried that he might have his pay cut.
    彼は減給されるかもしれないと心配していました。

ここでの have+物+過去分詞 は、「自分の物が何かをされる」という形です。

I had my pay cut.
私は、自分の給料が減らされるという出来事を経験した。

日本語の受け身に近いですが、英語では my pay を「減らされたもの」として文の中に置きます。

take a pay cutをI get less money from my job nowに分解するしゅみすけ式図解

しゅみすけ(大山俊輔)

take a pay cut は「自分が低い給与を受け入れた」、have my pay cut は「自分の給与を会社などに下げられた」という見方です。日本語ではどちらも「減給された」になりやすいので、誰の決定だったのかを考えると選びやすくなります。

My pay was cut.でも言える

受け身を使って、My pay was cut. と言うこともできます。短く、会社側に給与を減らされたことがはっきり伝わります。

  • My pay was cut by 5 percent.
    給料を5%減らされました。
  • My salary was cut after the company lost a major client.
    会社が大口顧客を失ったあと、給料を減らされました。
  • Our pay was cut temporarily.
    私たちの給料は一時的に減額されました。

by 5 percent は「5%分」、to 300,000 yen は「30万円まで」という違いがあります。

  • My salary was cut by 10 percent.
    給料が10%減りました。
  • My salary was cut to 300,000 yen a month.
    給料が月30万円まで減りました。

salary was reducedはやや事務的

reduce は「量や程度を減らす」という動詞です。My salary was reduced. も正しい表現ですが、日常会話の pay was cut より少し事務的・説明的に響きます。

  • His salary was reduced following the change in his role.
    役割の変更に伴い、彼の給与は減額されました。
  • The company reduced executive salaries by 15 percent.
    会社は役員報酬を15%減額しました。
  • My working hours and salary were both reduced.
    勤務時間と給与の両方が減りました。

人事通知やニュース、規定の説明では reduce が使われやすく、同僚との会話では pay cut が使いやすい、と考えるとよいでしょう。

payとsalaryの違い

pay は仕事の対価として受け取るお金を広く表す、会話で使いやすい語です。salary は月給・年俸のように定期的に決まって支払われる給与を指します。

  • My pay was cut.
    給料を減らされました。
  • My annual salary was reduced.
    年俸が減額されました。
  • They cut my hourly pay.
    時給を下げられました。

時給なら hourly payhourly rate、年俸なら annual salary が具体的です。

「ボーナスを減らされた」「手当をカットされた」の英語

減らされた対象を pay から別の語へ替えれば、関連する出来事も表せます。

  • My bonus was cut in half.
    ボーナスを半分に減らされました。
  • The company cut our bonuses.
    会社は私たちのボーナスを減らしました。
  • My housing allowance was reduced.
    住宅手当が減額されました。
  • They stopped paying the travel allowance.
    交通手当が支給されなくなりました。

cut in half は「半分に減らす」、stop paying は「支払うのをやめる」です。難しい制度名が分からなくても、「何のお金が、どうなったか」を言えば伝えられます。

減給の理由を伝える例文

  • I took a pay cut because the company was struggling.
    会社の経営が厳しかったため、減給を受け入れました。
  • My pay was cut after I moved to a part-time position.
    パートタイム勤務へ変わったあと、給料が下がりました。
  • I took a pay cut, but I have more time with my family now.
    給料は下がりましたが、今は家族との時間が増えました。
  • My salary was reduced when my responsibilities changed.
    担当業務が変わったとき、給与が減額されました。
  • The pay cut is only temporary.
    減給は一時的なものです。

英語日記・独り言で使える例文

  • I found out today that my pay will be cut.
    今日、給料が減らされると知った。
  • I may have to take a pay cut next month.
    来月、減給を受け入れなければならないかもしれない。
  • I’m worried because my salary will be lower.
    給料が下がるので心配だ。
  • I took a pay cut, but I like my new job.
    給料は下がったけれど、新しい仕事は気に入っている。
  • I need to review my monthly budget.
    毎月の予算を見直す必要がある。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

take a pay cuthave my pay cut が出てこなくても、別の難しい単語を探す必要はありません。「結局、何が起きたのか」を基本語へ分けます。

何が変わった?
仕事でもらうお金が少なくなった。

今はどう?
前より少ないお金をもらっている。

すると、次のように言えます。

I get less money from my job now.
今は仕事でもらうお金が少なくなりました。

誰が変えた?
会社が、私に払うお金を少なくした。

そこまで説明するなら、次の文でも十分です。

My company pays me less money now.
今は会社から支払われるお金が以前より少なくなりました。

さらに「前はいくら、今はいくら」と数字を言えるなら、もっと確実に伝わります。

I got 350,000 yen a month before, but now I get 300,000 yen.
以前は月35万円もらっていましたが、今は30万円です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「減給される」の英単語を思い出そうとする代わりに、「前より少ないお金をもらっている」と事実をそのまま英語にしてみましょう。get・money・less・nowだけでも、起きたことの中心は十分に伝えられます。

まとめ:「減給される」は状況で表現を選ぶ

  • 低い給与を受け入れるなら take a pay cut
  • 会社などに給与を下げられるなら have your pay cut
  • 短い受け身なら My pay was cut.
  • 事務的に「減額された」なら My salary was reduced.
  • 忘れたら I get less money from my job now. でも伝わる

自然な表現は覚えつつ、出てこないときは「誰が」「何を」「どう変えたのか」へ分けましょう。「給料」という日本語に対応する一語を探さなくても、知っている英語だけで状況を説明できます。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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