
「ひたすら待つ」「ひたすら頑張る」「ひたすら謝る」。日本語の「ひたすら」は、ほかのことに気を取られず、一つの行動を続けたり、一つの目的だけに集中したりする様子を表します。
英語では、just keep、do nothing but、tirelessly、solely などを、動作の継続・専念・懸命さ・限定のどれを強調するかで使い分けます。
先に結論!
- 一つの行動を続ける → keep + 動詞ing
- それ以外は何もしない → do nothing but + 動詞
- 休まず懸命に → tirelessly
- ただ一つの目的だけで → solely
- 初心者が会話で使うなら → just keep …ing
この記事は、日本語のニュアンス表現を英語で伝える方法シリーズの一つです。意志や継続する行動を表す言葉は、気持ち・意志・行動を表す日本語ニュアンス表現でも一覧にしています。
Contents
- 1 「ひたすら〜し続ける」は keep + 動詞ing
- 2 「ひたすら待つ」は keep waiting・just wait
- 3 「そればかりしている」は do nothing but
- 4 「ひたすら頑張る」は keep working hard
- 5 休まず懸命な「ひたすら」は tirelessly
- 6 目的を一つに限る「ひたすら」は solely
- 7 「ひたすら謝る」は keep apologizing
- 8 「ひたすら祈る」は keep praying・do nothing but pray
- 9 よく検索される「ひたすら〜」の英語
- 10 「ひたすら」と「もっぱら」の違い
- 11 初心者は keep + 動詞ing だけでOK
- 12 まとめ:「ひたすら」は何を強調するかで決める
- 13 関連記事
「ひたすら〜し続ける」は keep + 動詞ing
同じ行動をずっと続ける「ひたすら」には、keep + 動詞ing が最も使いやすい表現です。会話では just keep とすると「とにかく続ける」という気持ちが出ます。
Just keep going.
ひたすら進み続けて。
She kept practicing every day.
彼女は毎日ひたすら練習を続けました。
I just kept walking.
私はひたすら歩き続けました。
keep の後ろは動詞の原形ではなく、動詞ing になる点を覚えておきましょう。
「ひたすら待つ」は keep waiting・just wait
待つ状態が長く続くなら keep waiting、ほかにできることがなく「ただ待つ」なら just wait が自然です。
All we can do is wait.
私たちにできるのは、ひたすら待つことだけです。
I kept waiting for her call.
私は彼女からの電話をひたすら待ち続けました。
We just waited in silence.
私たちは黙ってひたすら待ちました。
「そればかりしている」は do nothing but
do nothing but + 動詞の原形 は「〜以外は何もしない」「ひたすら〜する」という表現です。行動が一つだけであることを強く示します。
He did nothing but complain.
彼はひたすら文句を言っていました。
I did nothing but study all weekend.
週末はひたすら勉強していました。
She sat there and did nothing but wait.
彼女はそこに座り、ひたすら待っていました。
文脈によっては「それしかしていない」という批判的な響きになることもあります。
「ひたすら頑張る」は keep working hard
日常会話で「ひたすら頑張る」と言うなら、難しい副詞を探すより keep working hard が自然です。
I’ll just keep working hard.
私はひたすら頑張ります。
She kept working toward her goal.
彼女は目標に向かってひたすら努力を続けました。
All you can do is keep trying.
できることは、ひたすら挑戦し続けることです。

休まず懸命な「ひたすら」は tirelessly
tirelessly は「疲れを見せずに」「休むことなく」という意味です。努力をたたえる文章や、少し改まった表現でよく使われます。
She worked tirelessly to help the community.
彼女は地域を助けるため、ひたすら働きました。
They campaigned tirelessly for change.
彼らは変化を求めて、ひたすら活動しました。
He practiced tirelessly for the competition.
彼は大会に向けて、ひたすら練習しました。
日常会話では kept working hard のほうが簡単で自然な場合も多いです。
目的を一つに限る「ひたすら」は solely
solely は「ただ〜だけを目的として」「もっぱら」という限定を表します。動作を続ける意味ではなく、理由・目的・責任などが一つだけであることを示します。
She focused solely on her studies.
彼女はひたすら勉強だけに集中しました。
The decision was based solely on the data.
その判断はひたすらデータだけに基づいていました。
He came solely to support his friend.
彼は友人を応援するためだけに来ました。
「ひたすら謝る」は keep apologizing
同じ謝罪を繰り返すなら keep apologizing、何度も謝った事実を強調するなら apologize over and over が使えます。
He just kept apologizing.
彼はひたすら謝っていました。
She apologized over and over.
彼女は何度もひたすら謝りました。
All I could do was apologize.
私にできたのは、ひたすら謝ることだけでした。
「ひたすら祈る」は keep praying・do nothing but pray
We just kept praying.
私たちはひたすら祈り続けました。
All we could do was pray.
私たちにできたのは、ひたすら祈ることだけでした。
She did nothing but pray for his recovery.
彼の回復を願い、彼女はひたすら祈りました。
よく検索される「ひたすら〜」の英語
| 日本語 | 自然な英語 |
|---|---|
| ひたすら待つ | keep waiting / all I can do is wait |
| ひたすら頑張る | keep working hard / keep trying |
| ひたすら謝る | keep apologizing |
| ひたすら練習する | keep practicing / practice tirelessly |
| ひたすら祈る | keep praying / do nothing but pray |
「ひたすら」と「もっぱら」の違い
どちらも一つに集中する表現ですが、中心となる意味が違います。
- ひたすら:一つの行動を一心に続ける
- もっぱら:活動・用途・話題などが主にそれである
I kept practicing.(ひたすら練習した)に対し、I mainly practice at home.(もっぱら家で練習する)のように使い分けます。詳しくは「もっぱら」を英語で言うと?もご覧ください。
初心者は keep + 動詞ing だけでOK
keep + 動詞ing
ひたすら〜し続ける
例:Keep trying.(ひたすら挑戦を続けて)
I kept studying.(私はひたすら勉強しました)
She kept waiting.(彼女はひたすら待ちました)
まとめ:「ひたすら」は何を強調するかで決める
行動の継続なら keep + 動詞ing、それ以外を何もしないなら do nothing but、懸命さをたたえるなら tirelessly、目的を一つに限定するなら solely。初心者はまず just keep …ing を使えば、多くの場面を自然に表せます。
関連記事
何かをひたすら続けるだけでなく、一つの対象へ意識を向ける言い方は、「集中する」は英語で?も参考にしてください。










