
「口裏を合わせる」は英語で、よく get our stories straight と表現します。もっと簡単に言うなら、agree on what to say(何を言うか決めておく)でも伝わります。
この記事では自然な表現だけでなく、それを会話中に思い出せなかったとき、知っている簡単な英語でどう切り抜けるかも一緒に考えます。
Contents
「口裏を合わせる」は英語で?
一番会話らしい表現は、次の形です。
We need to get our stories straight.
口裏を合わせておかないと。
Let’s get our stories straight before the meeting.
会議の前に、言うことをそろえておこう。
story はここでは「物語」ではなく、ある出来事についての「説明・言い分」です。複数の人の説明を食い違わない状態にするので、ふつう stories と複数形になります。
get our stories straightの意味
straight には「まっすぐな」だけでなく、「きちんと整理された」「間違いのない」という感覚があります。つまり get our stories straight は、直訳すると「自分たちの説明をきちんとそろった状態にする」です。
主語に合わせて所有格も変えます。
- We got our stories straight. 私たちは口裏を合わせた。
- They got their stories straight. 彼らは口裏を合わせた。
- You two should get your stories straight. 君たち二人は言うことをそろえたほうがいい。
発音のポイント
get our stories straight は、一語ずつ区切るより「ゲラァ・ストーリーズ・ストレイト」のようにつなげると自然です。stories の最初は「ストー」、最後は「リーズ」に近い音です。straight は冒頭の str をばらばらにせず、息を止めずにまとめて出します。
agree on what to sayなら、もっとやさしい
agree on what to say は「何を言うかについて合意する」。難しい熟語を使わず、口裏を合わせる行動をそのまま説明できます。
We agreed on what to say.
私たちは何を言うか決めておきました。
Let’s agree on what to say before we talk to our boss.
上司に話す前に、何を言うか決めておこう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「口裏を合わせる」とのズレ
日本語の「口裏を合わせる」は、複数の人が事前に相談し、同じ説明をすることです。秘密やうそを隠す場面で使われやすいため、少し悪い印象を伴うことがあります。
get our stories straight にも同じような響きがあります。とくに第三者が They got their stories straight. と言うと、「疑われないように話をそろえた」という疑いが感じられることがあります。
うそではなく、仕事で説明の食い違いを防ぎたいだけなら、次の表現のほうが安全です。
Let’s make sure we give the same information.
同じ情報を伝えるように確認しておきましょう。
Let’s agree on the details first.
まず詳細を確認してそろえましょう。
「話を合わせる」とは何が違う?
「口裏を合わせる」は、ふつう前もって言う内容を決めます。一方、「話を合わせる」は、その場で相手の話に合わせることも含みます。
- get our stories straight:事前に説明をそろえる
- go along with someone’s story:その場で相手の話に合わせる
- play along:相手の設定や芝居に乗る
その場で相手の話に合わせる英語は、「話を合わせる」は英語で?で詳しく紹介しています。
実際に使える例文
仕事で説明内容をそろえる
We should get our stories straight before the client calls.
取引先から電話が来る前に、説明をそろえておいたほうがいい。
Let’s make sure we give everyone the same information.
全員に同じ情報を伝えるように確認しよう。
サプライズを秘密にする
We agreed to say that we were going out for lunch.
昼食に出かけると言うことにしました。
Let’s get our stories straight so we don’t ruin the surprise.
サプライズを台なしにしないよう、言うことをそろえておこう。
誰かの説明を疑う
Their stories were exactly the same. Maybe they got their stories straight first.
二人の説明はまったく同じでした。先に口裏を合わせたのかもしれません。
独り言・英語日記で
I talked to my coworker before the meeting. We decided what to say.
会議の前に同僚と話しました。何を言うか決めました。
We made sure we gave the same information.
同じ情報を伝えるように確認しました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
get our stories straight が出てこなくても、会話を止める必要はありません。「結局、何をしたの?」を順番に言えば伝わります。

先に話した
↓
We talked first.
何を言うか決めた
↓
We decided what to say.
同じことを言った
↓
We said the same thing.
この三文だけでも、起きたことは十分伝わります。少しまとめるなら、We agreed to say the same thing.(私たちは同じことを言うと決めました)でOKです。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 自然な「口裏を合わせる」:get our stories straight
- 簡単で説明的:agree on what to say
- 正直な情報共有:make sure we give the same information
- 知らなければ:We talked first. We decided what to say. We said the same thing.
自然な表現を覚えつつ、忘れたときは「先に話した」「言うことを決めた」と基本語へ分解してみてください。それだけで英語は止まりません。









