
海外の空港で預け荷物を受け取ったあと、Nothing to declareとGoods to declareという表示を目にすることがあります。これは税関で進むレーンを示す英語です。
Nothing to declareは「申告するものなし」、Goods to declareは「申告するものあり」という意味です。ただし、何を申告する必要があるか、免税範囲はいくらかといった規則は国・地域や時期によって異なります。この記事では英語表示の意味と確認フレーズを中心に、初心者向けに説明します。

申告が必要か分からないときは、自己判断で緑レーンへ進まず、係員に確認するか申告レーンを利用すると安心です。
Contents
Nothing to declare・Goods to declareの違い
| 英語表示 | 日本語の意味 | レーンの目安 |
|---|---|---|
| Nothing to declare | 申告するものなし | 緑色のレーン |
| Goods to declare | 申告する品物あり | 赤色のレーン |
| Customs | 税関 | 荷物や持込品を確認する場所 |
| Customs declaration | 税関申告 | 持込品などを税関へ申告すること |
空港によってはRed channel(赤レーン)、Green channel(緑レーン)、Items to declare、No items to declareなど、少し違う表示を使います。
declareとは?税関で「申告する」
declareは、税関などに品物・金額・現金などを正式に「申告する」という意味です。日常会話の「言う」よりも、公的な場面で情報を明らかにするニュアンスがあります。
- I need to declare this.:これを申告する必要があります。
- Do I need to declare this?:これは申告する必要がありますか?
- I have something to declare.:申告するものがあります。
- I have nothing to declare.:申告するものはありません。
goodsはここでは「商品」だけでなく、税関申告の対象となる持込品を広く指します。
CustomsとImmigrationの違い
| 英語 | 確認する対象 | 主な質問・手続き |
|---|---|---|
| Immigration | 人・入国資格 | パスポート、滞在目的、滞在期間 |
| Customs | 荷物・持込品 | 申告品、免税範囲、禁止・制限品 |
つまり、Immigrationは「あなたが入国できるか」、Customsは「何を国内へ持ち込むか」を確認する場所です。入国審査で使う英語は、Purpose of visit・Reason for travel・Length of stayの違いで詳しく説明しています。

緑レーンと赤レーンの選び方
Nothing to declare:緑レーン
現地の規則に照らして申告するものがない場合に進むレーンです。緑レーンを通る場合でも、係員から荷物の確認や質問を受けることがあります。
Goods to declare:赤レーン
申告対象の品物や現金などを持っている場合、または申告が必要か判断できない場合に係員へ申し出るレーンです。空港によっては赤レーンではなく、申告用の窓口・電話・電子端末が設置されています。
申告が必要か分からない場合
国によって免税範囲、食品・植物・医薬品・現金・贈答品などの扱いが異なります。渡航前に到着国の税関・政府公式サイトを確認し、迷う場合は係員へ尋ねてください。
- I’m not sure if I need to declare this.
これを申告する必要があるか分かりません。 - Could you check this for me?
これを確認していただけますか?
税関でよく聞かれる英語
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Do you have anything to declare? | 何か申告するものはありますか? |
| What are you bringing into the country? | この国へ何を持ち込んでいますか? |
| Are these items for personal use? | これらは個人で使用するものですか? |
| Did you pack your bags yourself? | 荷物はご自身で詰めましたか? |
| How much did this cost? | これはいくらしましたか? |
| May I see the receipt? | レシートを見せていただけますか? |
| Please open your suitcase. | スーツケースを開けてください。 |
税関で答える初心者向け英語
申告するものがない場合
No, I don’t.
いいえ、ありません。
I have nothing to declare.
申告するものはありません。
These are my personal belongings.
これらは私物です。
申告するものがある場合
Yes, I have something to declare.
はい、申告するものがあります。
I have some food with me.
食品を持っています。
These are gifts for my friends.
これは友人への贈り物です。
Here is the receipt.
こちらがレシートです。
難しい英語が出ないときの簡単な言い方
- Can I bring this in?
これを持ち込めますか? - Is this okay?
これは大丈夫ですか? - Do I need to pay?
支払いが必要ですか? - Please speak slowly.
ゆっくり話してください。 - Could you show me where to go?
どこへ行けばよいか教えていただけますか?
税関申告書でよく見る英語
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| Customs declaration form | 税関申告書 |
| Country of residence | 居住国 |
| Purpose of travel | 渡航目的 |
| Personal effects | 身の回り品・携帯品 |
| Commercial goods | 商用の品物 |
| Total value | 合計金額 |
| Signature | 署名 |
紙の申告書を使わず、アプリ・ウェブ・電子端末で申告する国や空港もあります。氏名や住所などの入力方法は、海外フォームの書き方も参考にしてください。
荷物受取から税関までの流れ
- 入国審査を受ける
- Baggage claimで預け荷物を受け取る
- 申告の有無を確認する
- Nothing to declareまたはGoods to declareへ進む
- 税関を通過して到着ロビーへ出る
荷物受取所と回転台の違いは、Baggage claim・Carouselの違いで確認できます。
よくある質問
Nothing to declareは「何も持っていない」という意味ですか?
いいえ。「税関へ申告する必要のあるものを持っていない」という意味です。衣類や通常の旅行用品まで何も持っていない、という意味ではありません。
Duty-freeで買ったものは必ず申告不要ですか?
必ずしもそうとは限りません。Duty-freeで購入しても、到着国の持込上限や条件を超える場合などは申告が必要になることがあります。到着国の最新ルールを確認してください。
緑レーンなら荷物検査はありませんか?
緑レーンでも税関職員から質問を受けたり、荷物を確認されたりする場合があります。質問には正確に答えましょう。
申告するか迷ったらどうすればよいですか?
係員にI’m not sure if I need to declare this.と伝えて確認してください。現地に申告レーンがある場合は、そちらで相談するのが安全です。
まとめ
- Nothing to declare:申告するものなし
- Goods to declare:申告するものあり
- Customs:荷物・持込品を確認する税関
- Immigration:人・入国資格を確認する入国審査
- 申告対象や免税範囲は国ごとに異なるため、最新の公式情報を確認する
- 迷ったら自己判断せず、係員に確認する
チェックインから入国審査、荷物受取、税関までの英語は、空港・飛行機で使う英語フレーズでもまとめて確認できます。
入国審査から税関申告までまとめて確認するなら、入国審査・税関で使う英語まとめをご覧ください。










