
put A down to B は、「AはBが原因だと考える」「AをBのせい・おかげだと考える」という意味です。
たとえば、「疲れているのは睡眠不足のせいだと思う」「成功はチームワークのおかげだと思う」のように、目の前の結果や行動を、ある原因へ結び付けるときに使います。
よく似た put A down as B は「AをBだと見なす・分類する」です。to は原因、as は分類と覚えると区別できます。
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put A down to Bの意味を先に確認
基本の形と意味は次のとおりです。
put+A(結果・状態・行動)+down to+B(原因)
- I put my headache down to lack of sleep.
私は頭痛を睡眠不足のせいだと考えました。 - She puts her success down to hard work.
彼女は自分の成功を努力のおかげだと考えています。 - We put the delay down to poor communication.
私たちは遅延の原因をコミュニケーション不足だと考えました。
「せい」と訳すことが多いものの、悪い原因に限りません。成功・健康・長寿など、良い結果の理由を説明するときにも使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
put+down+toから意味の仕組みを理解する
put down には、考え・説明・記録を「ひとつの場所に置いて確定する」感覚があります。to は、結果が向かう先・結び付く先を示します。
- put:ある位置・説明に置く
- down:判断として落ち着かせる
- to:原因となるものへ結び付ける
そこで、Aという出来事の説明をBへ置く、つまり「Aの原因はBだと判断する」という意味になります。

ネイティブが感じるニュアンス
put A down to B は、観察した結果について「自分はBが理由だと説明する」という判断を表します。必ずしも科学的に証明された原因ではなく、話し手の推測・分析であることも多い表現です。
- I’d put it down to stress.
私なら、それはストレスのせいだと考えます。 - Maybe we can put it down to bad luck.
ひょっとすると、運が悪かったと考えればよいかもしれません。
このように I’d put it down to … は、断定を避けながら自分の見立てを述べる便利な形です。主にイギリス英語でよく見られますが、英語圏で意味は広く通じます。
語順:put A down to Bを崩さない
判断する対象Aを put と down の間に置き、その後ろへ原因Bを置きます。
- put the problem down to poor planning
問題を計画不足のせいだと考える - put her reaction down to nerves
彼女の反応を緊張のせいだと考える
Aが代名詞なら、必ず put it down to B の語順です。
- 正:Put it down to experience.
- 誤:Put down it to experience.
Put it down to experience. は、「今回は経験だったと考えよう」「失敗から学んだことにしよう」という決まり文句としても使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
toの後ろには名詞・代名詞・動名詞
ここでの to は前置詞なので、後ろには名詞相当の表現が続きます。
- put it down to stress:ストレスのせいだと考える
- put it down to him:彼が原因だと考える
- put it down to working too late:遅くまで働いたことが原因だと考える
動詞を続ける場合は、原形ではなく 動名詞-ing にします。
- 正:I put it down to working too much.
- 誤:I put it down to work too much.
よく使われる場面とコロケーション
体調・感情の原因
- I put my tiredness down to the heat.
疲れは暑さのせいだと思います。 - He put his bad mood down to lack of sleep.
彼は機嫌が悪いのを睡眠不足のせいだと考えました。 - She put the pain down to sitting too long.
彼女はその痛みを長時間座っていたせいだと考えました。
仕事上の問題・失敗
- We put the mistake down to unclear instructions.
私たちはそのミスを不明確な指示が原因だと考えました。 - The manager put the drop in sales down to seasonal demand.
マネージャーは売上減少を季節的な需要のせいだと考えました。 - I’d put the misunderstanding down to a language difference.
私なら、その誤解は言語の違いが原因だと考えます。
成功・良い結果の理由
- She puts her progress down to daily practice.
彼女は上達を毎日の練習のおかげだと考えています。 - They put the project’s success down to teamwork.
彼らはプロジェクトの成功をチームワークのおかげだと考えました。 - He puts his good health down to regular exercise.
彼は健康なのを定期的な運動のおかげだと考えています。
put down toとput down asの違い
| 形 | 中心 | 例 |
|---|---|---|
| put A down to B | Aの原因をBだと考える | put his silence down to shyness |
| put A down as B | AをBだと見なす・分類する | put him down as shy |
- I put him down as shy.
私は彼を内気な人だと思いました。 - I put his silence down to shyness.
私は彼が黙っていたのは内気だからだと思いました。
as の文では「彼」を分類し、to の文では「沈黙」の原因を説明しています。
attribute A to B・blame A on B・chalk A up to Bとの違い
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| put A down to B | Aの原因をBだと判断する。会話的で主にイギリス英語 |
| attribute A to B | AをBに起因すると考える。硬めで分析・報告向き |
| blame A on B | 悪い結果についてBを責める |
| chalk A up to B | AはBによるものだと片づける・説明する。口語的 |
put down to は良い結果にも悪い結果にも使えますが、blame … on … は基本的に悪い結果について責任を負わせる表現です。
- We attributed the improvement to better training.
私たちは改善を、より良い研修によるものだと考えました。 - He blamed the delay on me.
彼は遅れを私のせいにしました。 - Let’s chalk it up to experience.
今回は経験だったと考えましょう。
日本人が間違えやすい点
「人をけなす」というput downとは別
put someone down は「人をけなす」ですが、put A down to B は「Aの原因をBだと考える」です。to以下までをひとかたまりで見ましょう。
悪いことだけに使うと思わない
日本語では「~のせい」と訳されやすいものの、success、progress、good health などの良い結果にも使えます。その場合は「~のおかげ」と訳すと自然です。
確定した原因とは限らない
put down to は、話し手がそう判断していることを表します。客観的に証明された因果関係を説明するなら、文脈に応じて be caused by や be due to を使うほうが明確です。
この表現が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え
put down to を思い出せなくても、because や I think を使えば簡単に言えます。
- 「疲れは睡眠不足のせいだと思う」→ I think I’m tired because I didn’t sleep enough.
- 「遅れの原因は説明不足だった」→ The project was late because the instructions weren’t clear.
- 「成功はチームワークのおかげだ」→ We succeeded because everyone worked together.
- 「ストレスが原因かもしれない」→ Maybe stress caused it.
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- put down asの意味・語順とput down toとの違い
- put downの意味・使い方・語順
- attribute A to Bの意味・語順とdue toとの違い
- due toの意味とbecause ofとの違い
- 英熟語・定型表現のまとめ
まとめ
put A down to B は、「AはBが原因だと考える」という表現です。Aには結果・状態・行動、Bにはその原因を置きます。
代名詞なら put it down to … の語順です。to は原因、as は分類なので、put A down as B とは区別しましょう。言葉が出てこないときは、A happened because of B. と簡単に言い換えられます。
putを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、putを使った句動詞一覧をご覧ください。









