
サーフィン動画や海外のビーチで、That wave was sick!やDon’t drop in!という英語を聞いたことはありませんか?
サーフィンの世界では、nose、burn、tube、goofyなど、日常英語とはまったく違う意味で使われる単語がたくさんあります。意味を知らずに直訳すると、「鼻」「燃やす」「筒」「おかしな人」となり、会話についていけません。
この記事では、サーフィン好きのレッスンパートナーJoyceが旧ブログで紹介した4語を核に、波、動作、ボード、感想、マナーに関するサーフィン英語・スラング20選を例文つきで解説します。
Contents
まず覚えたいサーフィン英語一覧
| 英語 | サーフィンでの意味 |
|---|---|
| nose | サーフボードの先端 |
| tail | サーフボードの後端 |
| goofy | 右足を前にするスタンス |
| regular | 左足を前にするスタンス |
| tube / barrel | 波が作る筒状の空間 |
| burn / drop in | 優先権のある人の前へ乗り込む |
| paddle out | 沖へパドルして出る |
| take off | 波に乗り始める |
| wipeout | ボードから落ちる |
| lineup | サーファーが波を待つ場所 |
| break | 波が崩れる場所・ポイント |
| swell | 沖から届くうねり |
| set | まとまって来る一連の波 |
| closeout | 一気に崩れて乗りにくい波 |
| choppy | 風で面が荒れた状態 |
| mellow | 穏やかでゆっくりした波 |
| stoked | 最高に興奮している |
| sick | 最高、すごい |
| gnarly | 激しい、難しい、すごい |
| shaka | 親指と小指を立てる挨拶 |
Joyceが教える「普通と意味が違う」4つのサーファー用語
1. nose:サーフボードの先端
日常英語のnoseは「鼻」。サーフィンでは、ボードの先端を指します。反対側の後端はtailです。
Keep your weight away from the nose.
体重をボードの先端から離して。
ロングボードで先端まで歩いて乗る技術はnoseriding。両足の10本の指を先端に掛ける技はhang tenと呼ばれます。
She walked to the nose and hung ten.
彼女はボードの先端まで歩き、10本の足指を掛けて乗りました。
Joyceは「ノーズライドはロングボーダーにとって究極の夢」と紹介していました。

2. burn:ほかの人の波を奪う・前乗りする
一般的なburnは「燃やす、やけどする」。サーフィンでburn someoneというと、優先権を持つサーファーの前へ乗り込み、その人の波を奪うことです。
That guy just burned me.
あの人、今僕の波に前乗りした。
現在はdrop in on someoneも非常によく使われます。
Don’t drop in on other surfers.
ほかのサーファーに前乗りしないで。
surfingにおけるdrop inは、すでに波に乗っている人、または波のピークに近く優先権を持つ人の前へ乗り出すこと。衝突につながるため、単なるスラングではなく安全に関わる重要なマナーです。

3. tube / barrel:波が作る筒状の空間
tubeは通常「管、筒」。サーフィンでは、崩れる波が作るトンネル状の空間を指します。barrelもほぼ同じ意味で使われます。
- ride the tube:チューブを走る
- get barreled:バレルに入って乗る
- come out of the barrel:バレルから抜ける
She got barreled and came out clean.
彼女はバレルに入り、きれいに抜けました。
Joyceの例文にあるShe rocked!は「彼女、最高にかっこよかった!」という意味です。

4. goofy:右足が前のスタンス
日常英語のgoofyには「間抜けな、おどけた」という意味があります。サーフィンやスノーボードでは、右足を前、左足を後ろにして乗るスタンスです。
反対に、左足が前、右足が後ろのスタンスはregularと呼びます。
Are you regular or goofy?
あなたはレギュラースタンスですか、グーフィースタンスですか?I surf goofy.
私はグーフィースタンスでサーフィンします。
右利き・左利きとスタンスは必ずしも一致しません。実際に立って自然に感じる側で判断します。

波に乗る動作を表すサーフィン英語
5. paddle out:沖へ出る
paddleはボードに腹ばいになり、腕で水をかいて進むこと。paddle outは、岸から波を越えて沖へ出ることです。
Let’s paddle out before it gets crowded.
混む前に沖へ出よう。
6. take off:波に乗り始める
飛行機の「離陸」でおなじみのtake offは、サーフィンでは波をつかみ、ボードの上に立って滑り始めることです。
I stood up too late on the takeoff.
テイクオフで立ち上がるのが遅すぎました。
7. wipeout:波に巻かれて落ちる
wipe outは句動詞なら「一掃する、全滅させる」。サーフィンでは、乗っている途中でバランスを崩し、ボードから落ちることです。
I had a big wipeout, but I’m okay.
派手に落ちたけれど、大丈夫です。
動詞でも使えます。
I wiped out right after takeoff.
テイクオフの直後に落ちました。
8. catch a wave:波をつかまえる
サーフィンで「波に乗る」はcatch a waveが基本です。
Did you catch any good waves today?
今日はいい波に乗れましたか?
ride a waveも使えますが、catchは波を選んで乗り始めるところに焦点があります。
波とサーフポイントを表す英語
9. lineup:波を待つ場所・集団
lineupは、サーファーたちが沖で波を待つ場所や並びを指します。
The lineup is crowded this morning.
今朝は波待ちの場所が混んでいます。
混雑したlineupでは順番と優先権を尊重することが大切です。
10. break:波が崩れる場所
breakは波が崩れる場所、またはサーフポイントの種類を表します。
- beach break:海底が砂のポイント
- reef break:海底が岩やサンゴ礁のポイント
- point break:岬などに沿って波が崩れるポイント
This is a beginner-friendly beach break.
ここは初心者向けのビーチブレイクです。
11. swell:沖から届くうねり
swellは風などによって生まれ、沖から海岸へ届くまとまったうねりです。
A new swell is arriving tomorrow.
明日、新しいうねりが入ります。
12. set:まとまって来る一連の波
波は一つずつ均等に来るとは限りません。まとまって届く波の一群をsetと呼びます。
Here comes a big set!
大きなセットが来た!
13. closeout:一気に崩れる波
波が端から順に崩れず、広い範囲で一気に崩れてしまう状態です。横へ走れる面が少なく、乗り続けるのが難しくなります。
Most of the waves are closing out today.
今日はほとんどの波が一気に崩れています。
14. choppy:風で面が荒れている
choppyは海面が細かく波立ち、でこぼこしている状態です。
It’s getting windy and choppy.
風が出て、海面が荒れてきました。
15. mellow:穏やかでゆっくりした波
日常英語のmellowは「柔らかな、穏やかな」。サーフィンでも、力が強すぎず、ゆっくり崩れる波を表します。
The waves are small and mellow today.
今日は波が小さくて穏やかです。
ただし海の状態は常に変化します。「mellowと言われたから安全」とは限らないため、自分のレベルに合った場所を選びましょう。
「最高!」を表すサーファースラング
16. stoked:最高にうれしい・興奮している
stokedはサーファー文化から広く知られるようになったスラングで、「すごく楽しみ」「最高に興奮している」という意味です。現在はサーフィン以外でも使われます。
I’m so stoked about tomorrow’s surf trip.
明日のサーフトリップがめちゃくちゃ楽しみです。
17. sick:最高・すごい
本来のsickは「病気の、気分が悪い」。スラングでは反対に「すごい、最高」という褒め言葉になります。
That was a sick wave!
今の波、最高だった!
文脈によって意味が正反対になるため、声の調子と状況が重要です。「体調が悪い」の英語は、sick・nauseous・disgustingの違いでも詳しく解説しています。
18. gnarly:激しい・難しい・すごい
gnarlyは状況により「危険で激しい」「難しい」「とんでもなくすごい」など、良い意味にも悪い意味にもなります。
The waves were pretty gnarly this morning.
今朝の波はかなり激しかった。
初心者が無理に使うより、まず前後の文脈から意味を判断するのがおすすめです。
19. shred:上手に激しく乗る
shredの一般的な意味は「細かく切り刻む」。サーフィンでは、波を巧みに攻めて乗ることです。
She was shredding out there.
彼女は沖ですごいライディングをしていました。
20. shaka:親指と小指を立てる挨拶
shakaは親指と小指を伸ばして示すハンドサインです。ハワイやサーフカルチャーで、挨拶、感謝、気楽にいこうという友好的な気持ちを伝えます。
He smiled and gave me a shaka.
彼は笑ってシャカサインをしてくれました。
海で大切なサーフィン英語とマナー
用語をかっこよく使うことより、周囲と安全に意思疎通することのほうが大切です。
前乗りしてしまった時
Sorry, I didn’t see you.
ごめんなさい、見えていませんでした。Sorry for dropping in on you.
前乗りしてしまってごめんなさい。
ミスは起こり得ます。安全に波から離れ、短くても誠実に謝りましょう。
進む方向を伝える
Going right!
右へ行きます!Going left!
左へ行きます!
同じ波に複数の人が反応した時、進行方向を声に出すと衝突防止に役立ちます。
助けが必要か確認する
Are you okay?
大丈夫ですか?Do you need help?
助けが必要ですか?
事故や強いwipeoutを見たら、状況を確認し、必要に応じてライフガードや緊急サービスへ連絡してください。
初心者でも言える簡単な英語への言い換え
専門用語が出てこなくても、簡単な英語で十分に伝えられます。
| サーフィン英語 | 簡単な言い換え |
|---|---|
| The lineup is crowded. | There are many surfers. |
| The waves are choppy. | The water is rough. |
| I wiped out. | I fell off my board. |
| I’m stoked. | I’m really excited. |
| That wave was sick. | That wave was amazing. |
| He dropped in on me. | He took my wave. |
英会話は専門用語をたくさん知っていることより、今ある言葉で安全に伝えることが第一です。
サーフィン英語についてよくある質問
Q. surfingとsurfの違いは?
surfingはスポーツとしての「サーフィン」、surfは動詞で「サーフィンをする」です。
I love surfing.
私はサーフィンが大好きです。I surf on weekends.
週末にサーフィンをします。
Q. 「波に乗る」はride a waveでいい?
はい。ride a waveは実際に波に乗ること。catch a waveは波をつかまえて乗り始めることに焦点があります。
Q. goofyは悪口ですか?
日常英語では「おどけた、間抜けな」という意味がありますが、ボードスポーツでgoofy stanceと言う場合は右足が前という中立的な専門用語です。
Q. burnとdrop inは同じ意味ですか?
サーフィンではどちらも、優先権のある人の前へ乗り込む「前乗り」を指せます。drop inのほうが動作を直接表し、現在のマナー説明でもよく使われます。
Q. tubeとbarrelの違いは?
どちらも筒状になった波を表し、多くの場面で同じように使われます。get barreledは「バレルに入って乗る」という定番表現です。
まとめ:サーフィン英語は普通の単語が別の顔を持つ
サーフィン英語の面白さは、nose、burn、tube、goofyなど、知っている単語が海では別の意味を持つことです。
- nose=ボードの先端
- burn / drop in=ほかの人へ前乗りする
- tube / barrel=筒状の波
- goofy=右足が前のスタンス
- wipeout=ボードから落ちる
- stoked / sick=最高、興奮している
海外のサーフィン動画を見る時や、旅先の海で会話する時、まずはこの6つから聞き取ってみましょう。そして海では、スラングよりも安全とマナーを最優先に楽しんでください。
参考:
SURFER: A Glossary of Surfing Lingo and Slang
SURFER: The Rules of Surf Etiquette










