
海外旅行中に突然胸が痛くなったとき、難しい医学用語を思い出す必要はありません。まずはMy chest hurts.(胸が痛いです)と伝え、始まった時間や一緒に起きている症状を短い英語で加えましょう。
緊急時は英語を調べ続けないでください
突然の胸の痛みや圧迫感が治まらない、腕・背中・首・顎などへ痛みが広がる、息苦しさ・冷や汗・吐き気・めまいなどを伴う場合は、滞在国・地域の緊急番号へ連絡してください。自己診断や病名の断定はせず、救急サービスの指示に従いましょう。
Contents
「胸が痛い」の基本はchest pain
chest painは「胸の痛み」を広く表す言葉です。病院や緊急通報では、次の2つが使いやすい表現です。
- I have chest pain.
胸の痛みがあります。 - My chest hurts.
胸が痛いです。
My chest hurts.は簡単な単語だけで言えるため、緊張しているときにも使いやすい表現です。胸部全体ならchestを使います。乳房の特定部分について伝える場合のbreastとの違いは「頭・首・肩・胸・背中・腰を英語で」で解説しています。
chest pain・tightness・pressure・discomfortの違い
| 表現 | 中心になる感覚 | 使いやすい英語 |
|---|---|---|
| chest pain | 胸の痛み全般 | I have chest pain. |
| chest tightness | 締めつけられる感じ | My chest feels tight. |
| chest pressure | 押される・重い圧迫感 | I feel pressure in my chest. |
| chest discomfort | 痛みとは言い切れない不快感 | I have discomfort in my chest. |
感覚の境界は厳密ではありません。ぴったりの単語を選ぶより、感じていることをそのまま伝えることが大切です。tight・pressure・squeezingの詳しい違いは「締めつけ・圧迫感は英語で?」を参考にしてください。
簡単な英語で乗り切る|症状・時間・緊急性の3ステップ

- My chest hurts.(胸が痛いです)
- It started suddenly.(突然始まりました)
- Call an ambulance now.(今すぐ救急車を呼んでください)
しゅみすけ(大山俊輔)
どこが痛むかを伝える
- It hurts in the center of my chest.
胸の中央が痛みます。 - It hurts on the left side of my chest.
胸の左側が痛みます。 - The pain is right here.
痛いのはちょうどここです。 - I feel pressure across my chest.
胸全体に圧迫感があります。
言葉だけで場所を説明しにくければ、指で示しながらIt hurts here.と言って構いません。
いつ始まり、どのように続いているかを伝える
- It started ten minutes ago.
10分前に始まりました。 - It started suddenly.
突然始まりました。 - It has lasted for about five minutes.
5分ほど続いています。 - It comes and goes.
出たり治まったりします。 - It’s getting worse.
悪化しています。 - It started while I was walking.
歩いているときに始まりました。
痛みが腕・顎・背中へ広がることを伝える
胸以外へ痛みや不快感が広がっている場合は、その情報も伝えます。
- The pain is spreading to my left arm.
痛みが左腕へ広がっています。 - The pain goes to my jaw.
痛みが顎まで広がります。 - I also have pain in my back.
背中にも痛みがあります。 - Both of my arms feel strange.
両腕にも違和感があります。
一緒に起きている症状を伝える
| 症状 | 英語 |
|---|---|
| 息苦しい | I’m short of breath. |
| うまく息ができない | I can’t breathe well. |
| 冷や汗が出る | I’m breaking out in a cold sweat. |
| 吐き気がする | I feel nauseous. |
| めまいがする | I feel dizzy. |
| 気を失いそう | I feel like I might faint. |
関連表現は「息苦しい・息切れは英語で?」「冷や汗は英語で?」でも確認できます。
heart attackは自分で断定しない
heart attackは「心臓発作」です。しかし、胸痛にはさまざまな原因があり、旅行者が自分で病名を確定する必要はありません。
- I think it may be a heart attack.
心臓発作かもしれません。 - Something is wrong with my chest.
胸のあたりが何かおかしいです。 - I need medical help now.
今すぐ医療の助けが必要です。
I’m having a heart attack.と断定するより、症状・時間・緊急性を具体的に伝えるほうが、状況の把握に役立ちます。
ホテルや空港で助けを求める会話例
You: Excuse me. My chest hurts.
すみません。胸が痛いです。
Staff: When did it start?
いつ始まりましたか?
You: It started suddenly about ten minutes ago. I can’t breathe well.
10分ほど前に突然始まりました。うまく息ができません。
Staff: Do you want me to call an ambulance?
救急車を呼びましょうか?
You: Yes. Please call an ambulance now.
はい。今すぐ救急車を呼んでください。
緊急通報で場所・人数・状態を伝える表現は「救急車を呼んでは英語で?」で詳しく解説しています。
医療機関で聞かれやすいこと
- When did the pain start?(痛みはいつ始まりましたか?)
- Where exactly does it hurt?(正確にはどこが痛みますか?)
- Does the pain spread anywhere?(痛みはほかの場所へ広がりますか?)
- Do you have trouble breathing?(呼吸が苦しいですか?)
- Do you have any heart problems?(心臓の病気はありますか?)
- Are you taking any medication?(服用中の薬はありますか?)
分からなければI’m not sure.、薬を見せるならI take this medicine.で伝えられます。
医療上の注意
CDC、NHS、American Heart Associationは、胸の痛み・圧迫感・締めつけ、上半身へ広がる痛み、息苦しさ、冷や汗、吐き気、めまいなどを緊急性のある警告症状として案内しています。
突然の胸痛や強い圧迫感がある場合は、記事を読んで自己判断せず、滞在国・地域の緊急番号へ連絡してください。国によって緊急番号が異なるため、出発前に確認しておくと安心です。
まとめ
- 胸の痛みはchest pain
- 簡単に言うならMy chest hurts.
- 締めつけはMy chest feels tight.
- 圧迫感はI feel pressure in my chest.
- 症状・始まった時間・緊急性の順で伝える
- 病名を断定せず、緊急時は現地の救急サービスへ連絡する
まずはMy chest hurts. It started suddenly. Call an ambulance now.の3文を順番に伝えましょう。
胸痛を含む重大症状をまとめて確認したい方は、海外で緊急性の高い症状を伝える英語もご覧ください。










