判決・刑罰・控訴で使う英語|guilty・appeal・uphold・overturn・remand

判決・有罪無罪・控訴・上告と上級審の判断を表す法律英語のイメージ

裁判のニュースは、判決が出たところで終わるとは限りません。裁判所や陪審がguilty / not guiltyを判断し、裁判官が刑を言い渡し、不服があれば当事者がappealします。上級審では、元の判決がupheld(維持)reversed(変更・取消し)、または事件が下級審へremanded(差し戻し)されます。

このページでは、処罰・判決・有罪・無罪から、控訴・上告と上級審の判断までを9本の解説記事へつなぎながら整理します。国によって裁判制度や審級は異なりますが、英語ニュースを読むための基本的な位置関係をつかめます。

判決から上級審までの流れ

段階 中心となる英語 意味
有罪・無罪の判断 find guilty / find not guilty / convict / acquit 犯罪について有罪・無罪を判断する
判決・刑の言い渡し rule / deliver a verdict / hand down a judgment / sentence 判断や判決、刑罰を正式に示す
処罰 punish / penalize / sentence 罪・違反に対する罰を科す
控訴・上告 appeal / file an appeal / petition for review 上級審へ判断の見直しを求める
上級審の結論 uphold / reverse / overturn / vacate / remand 維持・変更・取消し・差し戻しを行う

日本語の「判決」には、事実認定、有罪・無罪、法的判断、刑の言い渡しなどが含まれます。英語ではverdict・judgment・ruling・sentenceがそれぞれ異なる部分へ焦点を当てます。

1.「判決を下す」rule・deliver a verdict・sentence

ruleは裁判所・裁判官が法的判断を示す、deliver a verdictは陪審などが評決を示す、hand down a judgmentは裁判所が正式な判決を言い渡す表現です。sentenceは有罪となった人へ刑を言い渡すことに焦点があります。

  • The court ruled in her favor.
    裁判所は彼女に有利な判断を下しました。
  • The jury delivered a guilty verdict.
    陪審は有罪評決を出しました。
  • The judge sentenced him to five years in prison.
    裁判官は彼に禁錮5年を言い渡しました。

判決・評決・量刑の違いは、「判決を下す」は英語で?rule・deliver a verdict・sentenceの違いで確認できます。

2.「有罪になる」と「無罪になる」

有罪になる:be convicted・be found guilty

be convictedは裁判で正式に有罪判決を受ける、be found guiltyは裁判官・陪審によって有罪と判断されることを表します。

  • He was convicted of fraud.
    彼は詐欺罪で有罪となりました。
  • She was found guilty on all counts.
    彼女はすべての訴因で有罪と判断されました。

文型やproveとの違いは、「有罪になる」は英語で?be convicted・be found guilty・be proven guiltyの違いで詳しく解説しています。

無罪になる:be acquitted・be found not guilty

be acquittedは裁判で無罪判決を受ける、be found not guiltyは有罪とは認定されなかったことを明確に表します。be clearedは疑いが晴れるという、より広い意味でも使われます。

  • She was acquitted of all charges.
    彼女はすべての罪について無罪となりました。
  • The defendant was found not guilty.
    被告人は無罪と判断されました。

「無罪」と「疑いが晴れる」の違いは、「無罪になる」は英語で?be acquitted・be found not guilty・be clearedの違いで整理しています。

3.「処罰する」punish・penalize・discipline・sanction

punishは悪い行為や犯罪に罰を与える一般的な語です。penalizeは規則違反へペナルティーを科す、disciplineは組織・学校などで懲戒する意味になります。制裁を科すならimpose sanctions onが自然です。

  • The law punishes this offense.
    法律はこの犯罪を処罰します。
  • The company disciplined the employee.
    会社はその従業員を懲戒処分にしました。

犯罪・規則・職場・国際制裁の使い分けは、「処罰する」は英語で?punish・penalize・discipline・sanctionの違いで確認できます。

4.「控訴する」と「上告する」

英語では、下級審の判断を上級審へ不服申立てする基本語はどちらもappealです。日本語の控訴・上告の区別を出すには、どの裁判所へ申し立てるかを具体的に示します。

控訴する:appeal・file an appeal

  • They appealed the decision.
    彼らはその判断を不服として控訴しました。
  • She filed an appeal.
    彼女は控訴を申し立てました。

appeal a decisionappeal against a decisionの違いも含め、「控訴する」は英語で?appeal・file an appeal・challenge a rulingの違いで解説しています。

上告する:appeal to the Supreme Court・petition for review

最高裁判所への申立てを明確にするならappeal to the Supreme Court。裁判所に審理・再検討を求める制度ではpetition for reviewなども使われます。

国ごとの制度差を踏まえた表現は、「上告する」は英語で?appeal・appeal to the Supreme Court・petition for reviewの違いで確認できます。

5.上級審が判決を維持・変更・差し戻す

控訴審・上級審のニュースでは、元の判断がどうなったかを表す動詞が重要です。

結論 中心表現 イメージ
判決を維持する uphold / affirm 元の判断をそのまま有効とする
判決を覆す overturn / reverse 元の結論を変更・反対方向へ変える
判決を無効にする vacate 判決・命令の法的効力を取り消す
差し戻す remand さらに審理させるため下級審へ戻す

判決を維持する:uphold・affirm・sustain

The appeals court upheld the conviction.なら「控訴裁判所は有罪判決を維持した」です。法的判断の確認にはaffirmもよく使われます。

3語の違いは、「判決を維持する」は英語で?uphold・affirm・sustainの違いで整理しています。

判決を覆す:overturn・reverse・vacate

overturnは従来の判決・決定を覆す一般的な語。reverseは上級審が下級審の判断を反対方向へ変更し、vacateは法的効力を取り消します。

違いとニュース例文は、「判決を覆す」は英語で?overturn・reverse・vacateの違いで確認できます。

差し戻す:remand・send back・return

The court remanded the case for a new trial.は「裁判所は再審理のため事件を差し戻した」です。法律文脈ではremandが中心で、一般的な「送り返す」ならsend backやreturnも使えます。

法律・仕事・日常の違いは、「差し戻す」は英語で?remand・send back・returnの違いで解説しています。

上級審の結果は組み合わせで読める

  • The court affirmed the judgment.
    裁判所は判決を維持しました。
  • The conviction was reversed.
    有罪判決は覆されました。
  • The sentence was vacated.
    刑の言い渡しは取り消されました。
  • The case was remanded for further proceedings.
    事件はさらなる手続きのため差し戻されました。
  • The judgment was reversed and remanded.
    判決は覆され、差し戻されました。

最後のreversed and remandedのように、上級審が元の判断を変更したうえで、具体的な再審理を下級審へ任せることもあります。

rule・deliver a verdict・sentenceの違い

しゅみすけ(大山俊輔)

控訴審の記事では、専門用語をすべて覚えなくても、元の判決が「そのまま」「変更された」「下へ戻された」のどれかを探すと流れが見えます。uphold、reverse、remandの3語を軸にすると、ニュースの結論をつかみやすくなります。

初心者向け:簡単な英語で言い換える

  • The court said he was guilty.
    裁判所は彼を有罪としました。
  • The court said she was not guilty.
    裁判所は彼女を無罪としました。
  • They asked a higher court to check the decision.
    彼らは上級裁判所に判断の確認を求めました。
  • The higher court kept the decision.
    上級裁判所は判断を維持しました。
  • The higher court changed the decision.
    上級裁判所は判断を変更しました。
  • The higher court sent the case back.
    上級裁判所は事件を差し戻しました。

まとめ

有罪はbe convicted / be found guilty、無罪はbe acquitted / be found not guilty。刑を言い渡すならsentence、上級審へ不服を申し立てる基本語はappealです。

上級審が元の判決を維持すればuphold / affirm、覆せばoverturn / reverse、無効にすればvacate、下級審へ戻せばremandを使います。このページを起点に、9本の個別記事でそれぞれの文型とニュアンスを確認してください。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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