
海外旅行中に「転びました」と伝えるなら、I fell down. が基本です。「滑って転んだ」なら I slipped and fell.、「腰を強く打った」なら I hit my hip hard. と言えます。難しいけがの名前が分からなくても、何が起きたか、どこを打ったか、立てるかどうかを短い英語で伝えれば、緊急性を判断する手がかりになります。
起き上がれない、頭・首・背中・腰を打った可能性がある場合は緊急対応を
転倒後に起き上がれない、意識や呼吸に異変がある、頭・首・背中・腰をけがした可能性がある、強い出血や変形がある場合は、滞在国・地域の緊急番号へ連絡してください。無理に立ったり、周囲の人が自己判断で持ち上げたりしないでください。この記事だけで診断や処置を判断せず、現地の救急サービスや医療者の指示に従ってください。
Contents
「転んだ」はI fell down.で伝わる
- I fell down.
転びました。 - She fell.
彼女が転びました。 - I slipped and fell.
滑って転びました。 - I tripped and fell.
つまずいて転びました。 - I fell down the stairs.
階段から転げ落ちました。
fall の過去形は fell、過去分詞は fallen です。事故直後の説明では過去形の I fell. や I fell down. を使います。fallだけでも「転ぶ・落ちる」を表せますが、fall downは地面や床へ倒れた動きを分かりやすく伝えます。
fall・slip・trip・hit・bumpの違い
| 表現 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| fall / fall down | 転ぶ・倒れる・落ちる | I fell down. |
| slip | 足が滑る | I slipped on the wet floor. |
| trip | 何かにつまずく | I tripped over a step. |
| hit | 体を強くぶつける・打つ | I hit my shoulder hard. |
| bump | ぶつける。hitより軽い接触にも使う | I bumped my knee. |
slip は滑った原因、trip はつまずいた原因、fall は転倒そのものです。そのため I slipped and fell.、I tripped and fell. のように組み合わせると状況が明確になります。
簡単な英語で乗り切る|発生・部位・緊急性の3ステップ

- I slipped and fell.(滑って転びました)
- I hit my hip hard.(腰を強く打ちました)
- I can’t get up.(起き上がれません)
しゅみすけ(大山俊輔)
「強く打った」を英語で伝える
- I hit my hip hard.(腰を強く打ちました)
- I hit my back on the floor.(床に背中を打ちました)
- I hit my shoulder against the wall.(壁に肩をぶつけました)
- I landed on my right side.(右側を下にして倒れました)
- I landed on my hands.(両手をつきました)
- I bumped my knee on the table.(テーブルに膝をぶつけました)
「頭を打った」場合は、意識消失・嘔吐・強い頭痛などの重要な確認事項があります。詳しくは「頭を打ったは英語で?」を確認してください。
どこで、何に滑った・つまずいたかを伝える
- I slipped on the wet floor.(濡れた床で滑りました)
- I slipped in the bathroom.(浴室で滑りました)
- I tripped over my suitcase.(スーツケースにつまずきました)
- I tripped on the curb.(縁石につまずきました)
- I missed a step.(階段を一段踏み外しました)
- I fell from a ladder.(はしごから落ちました)
- I fell about one meter.(約1メートルの高さから落ちました)
fall down the stairs は階段を転げ落ちること、fall from は高い場所などから落ちることを表します。落ちた高さや段数は、けがの程度を判断する情報になるため、分かる範囲で伝えます。
転倒後の状態を伝える英語
- I can’t get up.(起き上がれません)
- I can’t stand.(立てません)
- I can’t walk.(歩けません)
- It hurts when I move.(動くと痛みます)
- I feel dizzy.(めまいがします)
- I feel numbness in my leg.(脚にしびれがあります)
- The pain is getting worse.(痛みがひどくなっています)
- I lost consciousness for a moment.(一瞬意識を失いました)
骨折・捻挫・脱臼が疑われるときの表現は「骨折したかもしれないは英語で?」、あざや内出血は「あざ・内出血は英語で?」で解説しています。
「動かさないで」「無理に立たせないで」を英語で
- Please don’t move me.(私を動かさないでください)
- Don’t help me stand up yet.(まだ立たせないでください)
- My neck hurts. Please keep me still.(首が痛いです。動かさないでください)
- Please wait for the ambulance.(救急車を待ってください)
- Don’t lift her.(彼女を持ち上げないでください)
NHSは、転倒後に頭・背中・首・腰をけがした可能性がある場合や、起き上がれない場合には緊急通報するよう案内しています。American Red Crossも、頭・首・脊椎のけがが疑われる人や、動くと痛む部位をむやみに動かさないよう案内しています。
救急通報で転倒を説明する英語
- My friend fell down.(友人が転びました)
- She can’t get up.(彼女は起き上がれません)
- She may have hurt her hip.(腰をけがしたかもしれません)
- She is awake and breathing.(意識があり、呼吸しています)
- She is not responding.(反応がありません)
- Please send an ambulance.(救急車をお願いします)
- We are in the hotel lobby.(ホテルのロビーにいます)
救急車を依頼するときは「救急車を呼んでは英語で?」、反応がない場合は「意識がない・気を失ったは英語で?」も参考にしてください。
場面別の短い会話例
ホテルの浴室で滑ったとき
Traveler: I slipped and fell in the bathroom.
Staff: Where does it hurt?
Traveler: I hit my hip hard. I can’t stand.
Staff: Don’t move. I’ll call for medical help.
階段から落ちた友人のために通報するとき
Operator: What happened?
Caller: My friend fell down the stairs.
Operator: Is she awake and breathing?
Caller: Yes, but her neck hurts and she can’t get up.
病院で転倒の経緯を伝えるとき
Doctor: How did it happen?
Traveler: I tripped over my suitcase and landed on my right side.
Doctor: Did you hit your head?
Traveler: No. I hit my shoulder and hip.
医療上の注意|転倒後に無理に起き上がらない
転倒直後は、痛みや驚きで自分の状態を正確に判断できない場合があります。意識・呼吸を確認し、頭・首・背中・腰のけが、強い痛み、しびれ、変形、出血がないかを救急担当者へ伝えてください。
- 意識がない、正常に呼吸していない場合は直ちに現地の緊急番号へ連絡する
- 頭・首・背中のけがが疑われる場合は、不必要に動かさない
- 起き上がれない人を一人で持ち上げようとしない
- 転倒後に嘔吐、強い頭痛、眠気、混乱、けいれん、手足の動かしにくさがあれば緊急に評価を受ける
- 症状が軽く見えても、心配な変化があれば現地の医療機関へ相談する
MedlinePlusは、中等度以上の頭部外傷や、意識消失、反復する嘔吐、けいれん、手足を動かせないなどがある場合、現地の緊急番号へ直ちに連絡するよう案内しています。
まとめ
「転んだ」は I fell down.、「滑って転んだ」は I slipped and fell.、「強く打った」は I hit my hip hard. のように伝えます。正確なけがの名前が分からなくても、何が起きたか→どこを打ったか→起き上がれるか の順に短い英語で伝えれば大丈夫です。危険な兆候がある場合は無理に動かず、滞在国・地域の緊急番号へ連絡してください。
転倒後の救急要請やけがの伝え方は、海外の事故・救急で使う英語総合ガイドで確認できます。










