
海外旅行中に事故や大けがが起きたら、完璧な英文を作ろうとしなくて大丈夫です。最初に必要なのは、助けが必要なこと・救急車が必要なこと・現在地を伝えることです。
そのあとで、何が起きたか、けが人の状態、事故が起きた時間を短い英語で補います。このページでは、事故発生から救急隊へ引き継ぐまでに使う英語を場面別にまとめます。
Contents
海外の事故・救急で最初に伝える3点
| 伝えること | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 助け | We need help. | 助けが必要です |
| 救急車 | Call an ambulance. | 救急車を呼んでください |
| 現在地 | We are at this location. | 現在地はここです |
| 事故 | There has been an accident. | 事故が起きました |
| 人数 | One person is injured. | 1人がけがをしています |
| 緊急性 | It is an emergency. | 緊急事態です |
簡単な英語で乗り切る3ステップ
緊急時は長く説明するより、短い言葉をはっきり伝えます。スマートフォンの地図を見せながらでもかまいません。

- We need help.
助けが必要です。 - Call an ambulance.
救急車を呼んでください。 - We are at this location.
現在地はここです。
電話では国名や都市名より、ホテル名、店名、通り、交差点、建物の入口など、救急隊が見つけやすい目印を伝えましょう。
1.「事故に遭った」を英語で伝える
accident は事故全般、crash は車両などが衝突する事故、be involved in an accident は事故に巻き込まれたことを表します。
- I was in an accident.
事故に遭いました。 - There was a car crash.
自動車の衝突事故がありました。 - She was hit by a car.
彼女は車にはねられました。 - It happened about ten minutes ago.
約10分前に起きました。
事故の種類や相手車両を説明する表現は、accident・crash・be involved inの違いで確認できます。
2.救急車を呼ぶ英語
最も直接的なのは Call an ambulance. です。丁寧さより緊急性を優先します。近くの店員やホテルスタッフへ頼むなら Please call an ambulance now. でも伝わります。
- We need an ambulance.
救急車が必要です。 - The person is not responding.
その人は反応がありません。 - They are breathing.
呼吸はあります。 - They are not breathing normally.
正常に呼吸していません。
緊急通報で場所・人数・状態を伝える会話は、「救急車を呼んで」の英語にまとめています。
3.転んだ・強く打ったと伝える
fall は転ぶ・落ちる、slip は滑る、trip はつまずく、hit はぶつけるという意味です。
- I fell down the stairs.
階段で転びました。 - I slipped and hit my back.
滑って背中を打ちました。 - She cannot stand up.
彼女は立ち上がれません。 - Please do not move him.
彼を動かさないでください。
状況の違いは、fall・slip・trip・hitの違いで解説しています。
4.頭を打ったときの英語
I hit my head. は見えている事実です。concussion は脳振盪という診断名なので、自分で断定せず I may have a concussion.(脳振盪かもしれません)と伝えます。
- He hit his head hard.
彼は頭を強く打ちました。 - He seems confused.
混乱しているようです。 - He vomited after the fall.
転倒後に吐きました。
意識や記憶、吐き気の伝え方は、頭を打ったときの英語をご覧ください。
5.出血・切り傷・擦り傷の英語
The bleeding won’t stop. は「血が止まりません」、heavy bleeding は大量出血です。傷の種類は cut(切り傷)、scrape(擦り傷)、wound(傷)などで表せます。
- The bleeding won’t stop.
血が止まりません。 - There is heavy bleeding from her leg.
脚から大量に出血しています。 - He has a deep cut on his hand.
手に深い切り傷があります。
止まらない出血の英語と、cut・scrape・scratch・woundの違いをあわせて確認してください。
6.骨折・捻挫・脱臼の英語
fracture / broken bone は骨折、sprain は靱帯の捻挫、strain は筋肉・腱の損傷、dislocation は脱臼です。ただし、旅行者が診断を断定する必要はありません。
- I think my arm may be broken.
腕を骨折したかもしれません。 - My ankle is swollen and I cannot walk.
足首が腫れて歩けません。 - Please do not move my leg.
脚を動かさないでください。
症状から伝える表現は、fracture・sprain・dislocationの違いにまとめています。
7.大やけどを伝える英語
burn はやけど全般、scald は熱湯・蒸気によるやけどです。severe burn は重いやけどを表します。
- She has a severe burn.
彼女は重いやけどをしています。 - It was caused by hot water.
熱湯が原因です。 - The burn is on her face and arm.
顔と腕をやけどしています。
熱・化学物質・電気による違いは、burn・scald・severe burnの英語で確認できます。
8.意識がない・気を失ったときの英語
unconscious は意識がない状態、faint と pass out は気を失うことです。
- She is unconscious.
彼女は意識がありません。 - She won’t wake up.
目を覚ましません。 - He fainted a few minutes ago.
数分前に気を失いました。
反応や呼吸の伝え方は、unconscious・faint・pass outの違いをご覧ください。
9.けいれんしているときの英語
seizure は発作・けいれん発作、convulsion は身体の強いけいれん、fit は主に英国英語で使われる表現です。
- She is having a seizure.
彼女はけいれん発作を起こしています。 - It started two minutes ago.
2分前に始まりました。 - She is breathing now.
今は呼吸があります。
開始時刻や発作後の状態は、seizure・convulsion・fitの違いで解説しています。
救急隊へ伝える短い会話例
Caller: We need an ambulance. There has been an accident.
Operator: What is your location?
Caller: We are outside the Central Hotel. I can send my location.
Operator: How many people are injured?
Caller: One person. She hit her head and she is not responding.
Operator: Is she breathing?
Caller: Yes, but not normally.
医療上の注意:安全確保と現地の指示を優先する
事故現場では、自分まで危険にさらされないよう周囲の安全を確認してください。交通事故、火災、電気、化学物質など、現場に危険が残っている場合があります。
重い出血、意識がない、正常に呼吸していない、けいれんが続く、重いやけどなどでは、滞在国・地域の緊急番号へ連絡し、通信指令員や救急隊の指示に従ってください。緊急番号は国・地域により異なるため、旅行前に確認しておきましょう。
応急手当の方法は訓練や現場の状況により異なります。この記事だけを根拠に無理な処置や移動をせず、専門家の指示を優先してください。外務省は海外での入院や緊急移送が高額になる事例を案内しており、十分な補償の旅行保険と緊急連絡先の準備も重要です。
- American Red Cross:Life-Threatening External Bleeding
- American Red Cross:Unresponsive and Breathing Person
- 外務省 海外安全ホームページ:旅先で入院したら医療費が嵩む
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
海外で事故が起きたら、まず We need help.、Call an ambulance.、We are at this location. の3つを使います。その後に事故の内容、けが人の人数、意識、呼吸、出血、開始時刻を短く補いましょう。
盗難・紛失・警察・ホテルを含む旅行トラブル全般は、海外旅行のトラブル・緊急時に使う英語も参考にしてください。
事故以外の胸痛・呼吸困難・脳卒中兆候・アナフィラキシーは、海外で緊急性の高い症状を伝える英語をご覧ください。
事故後の重大症状・入院・検査・手術・保険手続きまで含む全体像は、海外の救急・入院・手術で使う英語をご覧ください。
外食中や移動中の窒息事故は、「喉に詰まった・窒息しそう」の英語で伝え方を確認できます。
旅行中の誤飲・中毒・薬の飲みすぎには、poisoning・swallow・overdoseの違いと救急英語を確認してください。
海・プールの水難事故では、「溺れている・溺れた」の英語で、場所・反応・呼吸を伝える表現を確認できます。
電気事故では、電源を切る前に人へ触れないことが重要です。詳しい英語は「感電した・電気ショックを受けた」は英語で?で確認できます。










