
注意されたあと黙り込む、思いどおりにならずそっぽを向く、不満そうな態度で返事をしない——そんな「ふてくされる・拗ねる」は英語でどう言えばよいのでしょうか。
最も意味が近いのは sulk です。「彼女はふてくされている」なら She’s sulking. と言えます。口をとがらせて不満を表すなら pout、単に機嫌が悪いなら be in a bad mood が自然です。
この記事ではそれぞれの違いに加えて、表現を知らなくても「怒っている」「話したくない」など、知っている簡単な英語で状況を伝える方法も紹介します。
Contents
「ふてくされる・拗ねる」は英語でどう言う?
- She’s sulking.:不満で黙り込み、ふてくされている
- She’s pouting.:唇をとがらせ、不満そうに拗ねている
- She’s in a bad mood.:機嫌が悪い
- She’s acting upset.:不満そうな態度を取っている
日本語の「ふてくされる」は感情だけでなく、黙る、そっぽを向く、返事をしないといった態度まで含みます。英語でも、どんな態度を取っているかによって表現を選びます。
一番近い英語は sulk
sulk は、怒りや不満があるため、黙り込んだり人を避けたりして不機嫌な態度を取ることです。「ふてくされる」「拗ねる」に最も近い動詞です。
She’s sulking because she didn’t get what she wanted.
欲しいものが手に入らなかったので、彼女はふてくされています。
He went to his room and sulked.
彼は部屋へ行ってふてくされました。
Don’t just sit there sulking. Tell me what’s wrong.
そこでふてくされていないで、何があったのか話して。
sulk の発音は /sʌlk/。「サルク」よりも、短い「サォルク」に近い音です。過去形・過去分詞は sulked、進行形は sulking です。
口をとがらせて拗ねるなら pout
pout は、唇を前へ突き出して不満や不機嫌さを表すことです。子どもの拗ねた表情によく使いますが、大人にも使えます。
She pouted when I said no.
私がだめだと言うと、彼女は拗ねた顔をしました。
Why are you pouting?
どうして拗ねているの?
He sat there with his arms crossed, pouting.
彼は腕を組み、拗ねた様子でそこに座っていました。
sulk は黙り込むなどの態度全体、pout は特に唇や表情に焦点があります。表情が見えない文章では、sulk のほうが広く使えます。
単に機嫌が悪いなら be in a bad mood
be in a bad mood は「機嫌が悪い」という状態を表します。ふてくされている理由や態度まで断定せず、今の機嫌を客観的に言う表現です。
He’s in a bad mood today.
彼は今日、機嫌が悪いです。
She seems to be in a bad mood.
彼女は機嫌が悪そうです。
I was in a bad mood after the argument.
口論のあと、私は機嫌が悪くなっていました。
moody も「不機嫌な」と訳されますが、気分が変わりやすい性質を表すことがあります。一時的な機嫌なら in a bad mood のほうが誤解が少ない表現です。
不満そうな態度なら act upset
act upset は「動揺した・不満な様子で振る舞う」という説明的な言い方です。相手が黙っているのか、怒っているのか分からないときにも使えます。
He’s acting upset because we changed the plan.
予定を変えたので、彼は不満そうな態度を取っています。
She looked upset and didn’t say anything.
彼女は不満そうな顔をして、何も言いませんでした。
He turned away and refused to talk.
彼はそっぽを向いて、話そうとしませんでした。
最後の例文のように、英語では「ふてくされる」という感情語を使わず、実際に見えた行動を説明することも自然です。

sulk・pout・in a bad moodの違い
| 英語 | 中心になるもの | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| sulk | 不満で黙る・人を避ける態度 | ふてくされる・拗ねる |
| pout | 唇をとがらせた不満顔 | 拗ねた顔をする |
| be in a bad mood | 機嫌が悪い状態 | 不機嫌である |
| act upset | 不満そうな振る舞い | 不満な態度を取る |
しゅみすけ(大山俊輔)
英語日記・独り言で使える例文
I didn’t get the result I wanted, so I sulked for a while.
望んだ結果にならず、しばらくふてくされました。
My daughter pouted when I turned off the TV.
テレビを消すと、娘は拗ねました。
My partner was in a bad mood and didn’t talk much.
パートナーは機嫌が悪く、あまり話しませんでした。
I was upset, so I went to my room and stayed there.
私は不満だったので、部屋へ行ってそこにいました。
We talked later and made up.
あとで話し合い、仲直りしました。
関係を修復したときの表現は、「仲直りする」は英語で?にもまとめています。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
sulk や pout が出てこなくても、相手の感情と行動を短い文に分ければ伝わります。
どう感じている?
↓
She is upset.
彼女は不満を感じています。
何をしない?
↓
She doesn’t want to talk.
彼女は話したがりません。
どんな態度?
↓
She is sitting there with her arms crossed.
彼女は腕を組んでそこに座っています。
この3文で、「不満があって、黙り込み、ふてくされた態度を取っている」ことが伝わります。
さらに簡単にするなら、次の2文でも構いません。
He is angry about what I said.
彼は私が言ったことに怒っています。
He doesn’t want to talk to me now.
今は私と話したくないようです。
しゅみすけ(大山俊輔)
「怒る」「気まずくなる」との違い
be angry は怒っている感情そのものです。ふてくされる場合は、その怒りや不満を黙り込みなどの態度で見せます。怒りの強さや表現は「怒る」は英語で?も参考にしてください。
ふてくされた結果、二人の間がぎこちなくなったなら、「気まずくなる」は英語で?が関連します。
まとめ
- She’s sulking.:黙り込むなど、ふてくされた態度を取っている
- She’s pouting.:唇をとがらせて拗ねている
- She’s in a bad mood.:機嫌が悪い
- She’s acting upset.:不満そうに振る舞っている
最も意味が近いのは sulk です。それが出てこなければ、She is upset. She doesn’t want to talk. と、気持ちと行動をそのまま説明しましょう。
ほかの気持ちの表現は、感情を表す英語一覧もご覧ください。









