「買うのを我慢する」は英語で?resist the urge・stop myself・decide not toの違い

店頭のバッグを欲しい気持ちを抑えて買わずに我慢する女性

欲しいバッグを見つけたけれど、今月は出費が多いので買わずに帰った——そんな「買うのを我慢した」は英語でどう言えばよいのでしょうか。

この記事では自然な英語表現を紹介します。ただ、本当の目的は「我慢する」に対応する英単語を一つ覚えることだけではありません。表現を忘れたとき、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。

「買うのを我慢する」は英語で?

買いたい気持ちや衝動に耐えたことを自然に表すなら、resist the urge to buyが使えます。

I resisted the urge to buy the bag.
そのバッグを買うのを我慢しました。

resistは「抵抗する・負けない」、urgeは「強い衝動」です。つまり「買いたいという強い気持ちに負けなかった」と表現しています。

自分で自分を止めたことに焦点を当てるなら、stop myself from buyingも自然です。

I stopped myself from buying another pair of shoes.
もう一足靴を買うのを我慢しました。

もっと簡単に、「買わないと決めた」と事実を伝えるだけならdecide not to buyで十分です。

I decided not to buy it.
それを買わないことにしました。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語では全部「我慢する」で言えますが、英語では「衝動に耐えた」「自分を止めた」「買わないと決めた」と具体的に考えます。難しく感じたらdecide not to buyだけでも十分です。

resist the urge to buyはなぜ「買うのを我慢する」になるの?

resistの中心には、押してくる力に対して「踏みとどまる」というイメージがあります。urgeは、何かを今すぐしたくなる強い気持ちです。

the urge to+動詞で「~したい衝動」になります。

  • the urge to buy it:それを買いたい衝動
  • the urge to check my phone:スマホを確認したい衝動
  • the urge to eat sweets:甘いものを食べたい衝動

したがって、resist the urge to buyは「買いたいという衝動に抵抗する」から「買うのを我慢する」になります。

It was on sale, but I resisted the urge to buy it.
セール中でしたが、買うのを我慢しました。

resist・stop myself・decide not toの違い

表現 中心となる意味 自然な場面
resist the urge to buy 強い「買いたい」に耐える 誘惑や衝動が強かった
stop myself from buying 買おうとする自分を止める 買う直前で踏みとどまった
decide not to buy 買わないと決める 判断の結果を簡単に伝える
hold off on buying 買うのをひとまず先延ばしにする 今は買わないが後で買う可能性がある

resist the urge to buy:欲しい気持ちが強かった

I really wanted the coat, but I resisted the urge to buy it.
そのコートが本当に欲しかったのですが、買うのを我慢しました。

「欲しくなかった」のではなく、欲しかったのに誘惑に負けなかったことを強調できます。

stop myself from buying:自分で自分を止めた

I stopped myself from buying things I didn’t need.
必要のないものを買うのを我慢しました。

形はstop+人+from+動名詞です。「人が~するのを止める」という形で、ここでは止める人と止められる人がどちらもmyself、つまり自分です。

I had to stop myself from ordering it online.
オンラインで注文しないよう、自分を止めなければなりませんでした。

decide not to buy:買わないと決めた

I looked at it for a while and decided not to buy it.
しばらく見ましたが、買わないことにしました。

気持ちの葛藤を特に強調せず、最終的な判断を伝える表現です。resisturgeが難しいときにも使いやすい言い方です。

hold off on buying:今は買わずに待つ

I’m going to hold off on buying a new phone.
新しいスマホを買うのは、しばらく待つつもりです。

hold off onは、完全に諦めたのではなく「今はまだしない」という延期のニュアンスがあります。セールや新製品を待つ場面に合います。

resist the urge to buy・stop myself from buying・decide not to buyの違い

日本語の「我慢する」と英語のズレ

日本語の「我慢する」は、欲求に耐える、痛みに耐える、嫌な状況を受け入れる、行動を控えるなど、幅広い場面で使えます。しかし英語では、何をどう我慢したのかによって表現が変わります。

  • 買いたい衝動に耐える → resist the urge to buy
  • 買う自分を止める → stop myself from buying
  • 買わないと決める → decide not to buy
  • 買うのを先延ばしにする → hold off on buying

「我慢する」の英単語を探すより、結局どんな行動をしたのかを考えることが大切です。

発音のポイント

resistは後半のsistにアクセントを置き、「リズィスト」に近い音です。最初のreは弱く短く言います。

urgeはカタカナの「アージ」に近いものの、最初の母音は口を大きく開けず、舌を少し奥へ引いて発音します。最後の子音まで一息で言いましょう。

resist the urgeは一語ずつ区切らず、theを弱くしてつなげると自然です。

独り言・英語日記で使える例文

I resisted the urge to buy a new bag today.
今日は新しいバッグを買うのを我慢しました。

I stopped myself from buying another dress.
もう一着ドレスを買うのを我慢しました。

I decided not to buy anything today.
今日は何も買わないことにしました。

I closed the shopping app without ordering anything.
何も注文せずに買い物アプリを閉じました。

I put the shirt back on the shelf.
そのシャツを棚に戻しました。

I’m waiting until next month to buy it.
それを買うのは来月まで待ちます。

I didn’t buy it because I didn’t really need it.
本当に必要ではなかったので、買いませんでした。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

resist the urgestop myself fromが出てこなくても、会話を止める必要はありません。「我慢した」の中身を、見える行動へ分解します。

欲しかった?

でも、買った?

代わりに何をした?

すると、基本語だけで言えます。

I wanted it, but I didn’t buy it.
欲しかったですが、買いませんでした。

I said, “No, I don’t need it.”
「いや、これは必要ない」と自分に言いました。

I put it back.
それを元に戻しました。

I closed the app.
アプリを閉じました。

I will think about it again next week.
来週もう一度考えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「我慢する」の英語が出なくても、I wanted it, but I didn’t buy it.なら十分に状況が伝わります。欲しかったことと、実際には買わなかったことを二つに分ければ、中学英語だけで言えます。

「我慢できず買った」はどう言う?

反対に、我慢できずに買ってしまったなら次のように言えます。

I couldn’t resist buying it.
我慢できず、それを買ってしまいました。

I ended up buying it.
結局、それを買ってしまいました。

I bought it on impulse.
衝動買いしました。

on impulseの意味と衝動買いでの使い方では、計画せず勢いで行動するニュアンスを詳しく解説しています。

「~せずにはいられない」という形は、cannot help doingの意味と使い方も関連します。

関連する買い物・お金の英語

まとめ

「買うのを我慢する」は、強い衝動に耐えるならresist the urge to buy、買おうとする自分を止めるならstop myself from buying、判断の結果を簡単に言うならdecide not to buyが使えます。

表現を忘れたときは、I wanted it, but I didn’t buy it.で十分です。「欲しかった」と「買わなかった」に分ければ、「我慢する」の英単語を知らなくても、知っている英語だけで状況を伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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