
「判決を下す」は英語で、裁判所が判断するなら rule、正式な判決を言い渡すなら hand down a judgment などと表します。
一方、verdict は主に有罪・無罪などの「評決」、sentence は有罪となった人への「刑の言い渡し」です。日本語ではどれも判決と呼ばれることがありますが、英語では役割が異なります。

Contents
まず結論:判決・評決・量刑の英語
- rule:裁判所・裁判官が法的判断を示す
- hand down a judgment / ruling:判決・決定を正式に言い渡す
- deliver / return a verdict:陪審などが評決を出す
- sentence someone:有罪となった人に刑を言い渡す
rule:裁判所が判断を示す
rule は、裁判所や裁判官が法的な争点について判断する動詞です。
The court ruled in her favor.
裁判所は彼女に有利な判決を下しました。
The judge ruled that the evidence was admissible.
裁判官はその証拠を採用できると判断しました。
よく使う形は次のとおりです。
- rule that + 文:〜であると判断する
- rule in favor of A:Aに有利な判断を下す
- rule against A:Aに不利な判断を下す
hand down a judgment:判決を正式に言い渡す
hand down は、裁判所が判決・決定・刑などを正式に発表する表現です。
The court handed down its judgment.
裁判所は判決を言い渡しました。
The judge handed down a ruling on the case.
裁判官はその事件について判断を下しました。
judgment は事件全体に対する正式な判決、ruling は裁判中の特定の争点に関する決定にも使われます。ただし、国や裁判制度によって用語の範囲は異なります。
render a judgmentも硬い法律表現
render a judgment も「判決を下す」という正式な表現です。
The court rendered judgment for the plaintiff.
裁判所は原告勝訴の判決を下しました。
日常のニュース理解では rule や hand down a judgment を先に覚えるとよいでしょう。
deliver a verdict:評決を出す
verdict は、事実認定に関する評決です。陪審制では、陪審が有罪・無罪などの結論を出します。
The jury delivered a guilty verdict.
陪審は有罪の評決を出しました。
The jury returned a not-guilty verdict.
陪審は無罪の評決を出しました。
deliver a verdict と return a verdict は、どちらも「評決を出す」です。陪審を使わない裁判では、裁判官が事実認定と法的判断の両方を行うこともあります。
sentence:刑を言い渡す
sentence は、有罪となった人に懲役・罰金などの刑を言い渡す動詞です。罪があるかどうかを判断する verdict とは段階が違います。
The judge sentenced him to five years in prison.
裁判官は彼に懲役5年を言い渡しました。
She was sentenced to community service.
彼女は社会奉仕活動を命じられました。
基本の形は sentence 人 to 刑 です。
- sentence someone to prison:人に実刑を言い渡す
- sentence someone to five years:人に5年の刑を言い渡す
- be sentenced to a fine:罰金刑を言い渡される
流れで理解:verdictとsentenceは別
The jury found him guilty, and the judge sentenced him to three years in prison.
陪審は彼を有罪とし、裁判官は懲役3年を言い渡しました。
- 裁判で証拠を審理する
- 有罪・無罪の評決や判断を出す
- 有罪の場合、裁判官が刑を言い渡す
つまり、verdict=有罪か無罪か、sentence=どの刑にするかです。
初心者向け:簡単な英語で言い換える
- The court made a decision.
裁判所が判断しました。 - The judge decided the case.
裁判官が事件について判断しました。 - They found him guilty.
彼は有罪だと判断されました。 - The judge decided the punishment.
裁判官が刑を決めました。 - He will be in prison for five years.
彼は5年間服役します。
しゅみすけ(大山俊輔)
裁く・判決を下す・処罰するの違い
- try:事件を裁判で審理する
- rule / hand down a judgment:法的判断・判決を示す
- sentence:刑を言い渡す
- punish:人を処罰する一般的な表現
裁判で事件を扱う表現は、「裁く」は英語で?、処罰全般は「処罰する」は英語で?で確認できます。
関連表現
- judgment:判決、判断
- ruling:裁判所の決定
- decision:決定、判断
- verdict:評決
- sentence:刑、量刑
- guilty:有罪の
- not guilty:無罪の
- acquit:無罪を言い渡す
その前段階にあたる英語は、「起訴する」は英語で?も参考になります。
まとめ
- 裁判所が判断する:rule
- 判決を正式に言い渡す:hand down a judgment
- 陪審などが評決を出す:deliver / return a verdict
- 裁判官が刑を言い渡す:sentence someone
「判決を下す」を訳すときは、法的判断、評決、刑の言い渡しのどの段階なのかを確認すると、正確な英語を選べます。










