「裁く」は英語で?judge・try・pass judgment onの違い

「裁く」は英語で?judge・try・pass judgment on

「裁く」は英語で judge と考えがちですが、裁判にかけるなら try、人を断罪するなら pass judgment on が使われます。

日本語では同じ「裁く」でも、裁判所が事件を扱うのか、判断を下すのか、個人が他人を批判的に決めつけるのかで英語が変わります。

judge・try・pass judgment onの違い

まず結論:「裁く」の英語を使い分ける

  • judge:事実や証拠を見て判断を下す
  • try:事件を裁判で審理する、人を裁判にかける
  • pass judgment on:人や行動を断罪・評価する
  • administer justice:司法を行い、正義を実現する

judge:判断を下す

judge は、証拠や状況を見て判断・評価することです。裁判の文脈でも日常会話でも使われます。

The court will judge the case fairly.
裁判所はその事件を公平に裁きます。

It is not for us to judge him.
私たちが彼を裁くことではありません。

Do not judge people by their appearance.
外見で人を判断してはいけません。

裁判以外では「評価する」「決めつける」という意味が強くなります。日常的な判断との違いは、「判断する」は英語で?でも解説しています。

try:裁判にかけて審理する

try には「試す」だけでなく、法律用語として「裁判にかける」「審理する」という意味があります。

He was tried for fraud.
彼は詐欺罪で裁かれました。

The case will be tried next month.
その事件は来月審理されます。

基本の形は try 人 for 罪 です。受け身の be tried for は「〜の罪で裁判にかけられる」となります。

stand trial:裁判を受ける

stand trial は、被告として裁判を受けることです。

She will stand trial next year.
彼女は来年、裁判を受けます。

try は裁判所側から見た審理、stand trial は被告側から見た「裁判を受ける」と考えると分かりやすいです。

pass judgment on:人を断罪する

pass judgment on は、人・行動・状況について良い悪いの判断を下す表現です。裁判所の判決だけでなく、日常の「人を裁く」「決めつける」にも使います。

We should not pass judgment on others too quickly.
他人をすぐに裁くべきではありません。

It is too early to pass judgment on the plan.
その計画を評価するにはまだ早すぎます。

日常会話では、より短い judge someone のほうが一般的です。

administer justice:司法を行う

administer justice は「司法を行う」「法に基づいて正義を実現する」という硬い表現です。個別の被告を裁くというより、司法制度や裁判所の役割を説明するときに使います。

Courts are responsible for administering justice.
裁判所は司法を行う責任があります。

judgeとtryの違いを一文で確認

The court tried the case, and the judge made a decision.
裁判所が事件を審理し、裁判官が判断を下しました。

  • try the case:事件を裁判で審理する
  • judge / make a decision:証拠を見て判断する

日本語ではどちらも「裁く」と訳せますが、英語では手続きと判断を分けて表現できます。

初心者向け:簡単な英語で言い換える

  • The court will decide.
    裁判所が判断します。
  • He will go to court.
    彼は裁判を受けます。
  • A judge will hear the case.
    裁判官がその事件を審理します。
  • Do not decide he is bad yet.
    まだ彼が悪いと決めつけないでください。
  • We do not know all the facts.
    私たちはすべての事実を知りません。

しゅみすけ(大山俊輔)

judge や try が出てこなくても、The court will decide. や He will go to court. と言えば大意は伝わります。難しい法律用語ほど、誰が何をするのかを基本英語に分解すると話しやすくなります。

起訴する・裁く・判決を下すの流れ

  • prosecute:検察側が起訴・訴追する
  • try:裁判で事件を審理する
  • find someone guilty / not guilty:有罪・無罪と判断する
  • sentence someone:刑を言い渡す

前段階の英語は、「起訴する」は英語で?と、「訴える」は英語で?で確認できます。

関連表現

  • judge:裁判官
  • court:裁判所、法廷
  • trial:裁判、公判
  • hearing:審理、聴聞
  • verdict:評決
  • ruling:裁判所の判断、決定
  • fair trial:公正な裁判

まとめ

  • 判断を下して裁く:judge
  • 裁判にかけて審理する:try
  • 被告として裁判を受ける:stand trial
  • 人を断罪する:pass judgment on
  • 司法を行う:administer justice

裁判の手続きなら try、判断なら judge、日常の「人を裁く」なら judge someone または pass judgment on someone と覚えましょう。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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