
会議で情報が足りないときや、今は判断すべきではないと考えたとき、「この決定は来週まで先送りしましょう」と英語で言いたくなることがあります。
「決定を先送りする」の代表的な英語は defer a decision です。ただし、日常的な会話では postpone a decision や put off making a decision も使われます。この記事では、それぞれの違いに加えて、ぴったりの表現を忘れたときに知っている基本語だけで伝える方法も紹介します。
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「決定を先送りする」は英語で defer a decision
defer a decision は、「決定を今は行わず、後の時点まで延ばす」という意味です。ややフォーマルで、会議や文書などのビジネス場面によく合います。
- Let’s defer the decision until next week.
その決定は来週まで先送りしましょう。 - We decided to defer a final decision.
私たちは最終決定を先送りすることにしました。 - The committee deferred its decision until more information was available.
委員会は、さらに情報が得られるまで決定を延期しました。
defer の後には、先送りする対象をそのまま置けます。defer the decision、defer payment、defer action のように使います。
deferの発音
defer は /dɪˈfɜːr/ で、後ろの fer を強く発音します。「ディ・ファー」のようなリズムです。最初の de を強く読まないのがポイントです。
過去形・過去分詞は deferred、進行形は deferring です。最後の子音字を重ねる点にも注意しましょう。
なぜdeferで「先送りする」になるの?
defer には「ある行動や判断を、より後の時点へ移す」という中心イメージがあります。「中止する」のではなく、今はしないが後でするということです。
- decide now:今決める
- defer the decision:決める時点を後へ移す
- cancel the decision:決定そのものを取りやめる
したがって、defer を使うときは、「いつまで」「何がそろうまで」を添えると意図が伝わりやすくなります。
- until next week:来週まで
- until we have more data:さらにデータがそろうまで
- until the next meeting:次回の会議まで
defer・postpone・put off・hold offの違い
| 表現 | 主な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| defer a decision | 決定を後へ延ばす | フォーマル。検討のうえ意図的に延期する |
| postpone a decision | 決定を延期する | 中立的。時期を後ろへ移すことに焦点 |
| put off making a decision | 決めることを先延ばしにする | 会話的。ぐずぐず避けている響きが出ることもある |
| hold off on making a decision | ひとまず決定を控える | 条件が整うまで一時的に待つ |
- We postponed the decision until Friday.
決定を金曜日まで延期しました。 - We can’t put off making a decision any longer.
もうこれ以上、決定を先延ばしにはできません。 - Let’s hold off on making a decision for now.
今のところは決定を控えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「先送りする」と英語のズレ
日本語の「先送りする」には、少なくとも二つの使い方があります。
- 情報や条件がそろうまで、意図的に判断を待つ
- 面倒な判断を避けて、問題を後回しにする
前者なら defer や hold off on が合います。後者なら keep putting off のように言うと、「何度も先延ばしにしている」という批判的な感じを表せます。
- We deferred the decision because we needed more data.
さらにデータが必要だったので、決定を先送りしました。 - Management keeps putting off the decision.
経営陣はその決定をずっと先延ばしにしています。
日本語一語を英単語一語に変えるのではなく、理由があって待つのか、決めることから逃げているのかを考えると、自然な表現を選びやすくなります。
会議でそのまま使える例文
- I suggest we defer the decision until next week.
来週まで決定を先送りすることを提案します。 - We need more information before we decide.
決める前に、もう少し情報が必要です。 - Can we hold off on making a decision for now?
今のところは決定を待てますか。 - Let’s postpone the final decision.
最終決定を延期しましょう。 - Let’s revisit this at our next meeting.
次回の会議でこの件をもう一度検討しましょう。 - We don’t have to decide today.
今日決める必要はありません。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

defer a decision が会議中に出てこなくても大丈夫です。「先送りする」の英単語を探す代わりに、実際に何をするのかへ分解します。
今、何をしない?
↓
今は決めない
↓
いつする?
↓
後で決める
すると、基本語だけで次のように言えます。
- We can decide later.
後で決められます。 - We don’t have to decide today.
今日決める必要はありません。 - Let’s talk about it again next week.
来週またそれについて話しましょう。 - We need more information first.
まず、もう少し情報が必要です。 - I’m not ready to decide yet.
まだ決める準備ができていません。
しゅみすけ(大山俊輔)
メールやチャットで使える表現
- We have decided to defer the decision until next month.
来月まで決定を延期することにしました。 - Could we postpone the decision until we receive the updated figures?
更新された数値を受け取るまで、決定を延期できますか。 - Let’s discuss this again after the client meeting.
顧客との会議後に、もう一度この件を話し合いましょう。 - No final decision has been made yet.
最終決定はまだ下されていません。
英語日記・独り言で使ってみよう
- We deferred an important decision today.
今日は重要な決定を先送りしました。 - We didn’t have enough information, so we decided to wait.
情報が足りなかったので、待つことにしました。 - I kept putting off a difficult decision.
難しい決断をずっと先延ばしにしていました。 - I need to make a decision by Friday.
金曜日までに決める必要があります。
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まとめ
「決定を先送りする」の代表的な英語は defer a decision です。時期を後ろへ移すなら postpone、会話的に「先延ばしにする」なら put off、条件が整うまで一時的に待つなら hold off on が使えます。
ただし、表現が出てこなくても、We can decide later. や We don’t have to decide today. で十分伝わります。自然な表現を覚えながら、忘れたときは「今は何をしないのか」「いつするのか」を基本語で説明して、英語を止めないようにしましょう。









