「舞い上がる」は英語で?get carried away・excitedの違いと簡単な言い換え

「舞い上がる」は英語で?get carried awayの意味と使い方

うれしい知らせを聞いて、つい話しすぎた。旅行が決まっただけなのに、先の予定まで一気に立ててしまった。好きな人から連絡が来て、何を話したのかよく覚えていない――。こんなとき、日本語では「舞い上がってしまった」と言います。

英語では、興奮しすぎて普段より言動が行き過ぎたなら I got carried away. が自然です。ただうれしくて興奮しただけなら I got really excited. の方が合います。

この記事では、「舞い上がる」の自然な英語表現とニュアンスの違いを紹介します。ただ、目的は表現を一つ覚えることだけではありません。get carried away が出てこなくても、I was very excited. I talked too much. のように、知っている英語で何が起きたかを伝える方法も一緒に考えてみましょう。

「舞い上がる」は英語でget carried away

get carried away は、気持ちやその場の勢いに流されて、いつも以上に話す・買う・計画するなど、少し行き過ぎてしまうことを表します。

  • I got carried away.
    舞い上がってしまいました。
  • I got carried away and talked too much.
    舞い上がって、話しすぎてしまいました。
  • We got carried away planning the trip.
    私たちは旅行の計画に夢中になり、つい話を広げすぎました。
  • Don’t get carried away.
    舞い上がりすぎないで。/調子に乗りすぎないで。

ポイントは、単に「うれしい」だけではなく、強い気持ちに運ばれるように、普段の加減を越えてしまうことです。そのため文脈によっては「夢中になる」「調子に乗る」「やりすぎる」とも訳せます。

get carried awayの発音

carried away は /ˌkærid əˈweɪ/。会話では carried の最後と away の最初がなめらかにつながり、「キャリダウェイ」に近く聞こえます。強く読むのは最後の way の部分です。

なぜ「運ばれる」が「舞い上がる」になるの?

carry は「運ぶ」、away は「その場から離れていく」という感覚を持ちます。受け身の be carried away なら、文字どおりには「どこかへ運び去られる」です。

そこから比喩的に、興奮・熱意・怒り・その場の勢いなどに自分の冷静さを運び去られる、つまり気持ちに飲まれて加減が利かなくなるという意味になりました。

感じ
be carried away 舞い上がっている状態 She was carried away by the excitement.
get carried away 舞い上がった状態になる She got carried away.

日常会話では、状態の変化が分かりやすい get carried away がよく使われます。

日本語の「舞い上がる」は一つの英語では表せない

日本語の「舞い上がる」には、少なくとも二つのよくある使い方があります。

日本語で言いたいこと 自然な英語 中心の感覚
うれしくて興奮する get really excited 気持ちが高まる
興奮しすぎて言動が行き過ぎる get carried away 勢いに流される
緊張と興奮で頭が真っ白になる get so excited that I can’t think straight 冷静に考えられない

たとえば、好きな人からメッセージが来て単純にうれしかったなら、I got really excited. で十分です。その勢いで長文を何通も送ってしまったなら、I got carried away and sent too many messages. がぴったりです。

しゅみすけ(大山俊輔)

「舞い上がる」に対応する英単語を探す前に、うれしかっただけなのか、その勢いで何かをやりすぎたのかを考えてみましょう。後者なら get carried away が自然です。日本語より、実際に起きたことを見るのがコツです。

excited・overexcited・get carried awayの違い

excitedは「気持ちが高まっている」

excited は、楽しみ・期待・うれしさなどで気持ちが高まっている状態です。それ自体に「やりすぎた」という意味はありません。

  • I’m excited about the trip.
    旅行が楽しみです。
  • I was so excited to hear the news.
    その知らせを聞いて、とても興奮しました。

overexcitedは「興奮しすぎている」

overexcited は興奮の度合いが高すぎる状態です。子どもや動物がはしゃぎすぎている場面でもよく使われます。

  • The kids were overexcited before the trip.
    子どもたちは旅行前にはしゃぎすぎていました。

get carried awayは「勢いに流されて行動まで行き過ぎる」

get carried away は、興奮の結果として話しすぎる、買いすぎる、計画を広げすぎるなど、行動のブレーキが少し利かなくなったことに焦点があります。

  • I got carried away and bought three dresses.
    舞い上がって、ワンピースを3着も買ってしまいました。

excitedget carried away の違いは、実在する関連記事「興奮する」は英語で?excited・exciting・get carried awayの違いでも詳しく確認できます。

「舞い上がる」をget carried awayと簡単な英語で説明する図
難しい表現が出てこなければ、「どんな気持ちだった?」「そのあと何をした?」に分けます。

恋愛・仕事・買い物で使える例文

  • I got carried away when he texted me.
    彼からメッセージが来て、舞い上がってしまいました。
  • I was so excited that I couldn’t think straight.
    舞い上がってしまい、冷静に考えられませんでした。
  • She got carried away talking about her new project.
    彼女は新しいプロジェクトの話に夢中になり、話しすぎました。
  • We got carried away and planned the whole year.
    私たちは勢いに乗って、1年分の計画まで立ててしまいました。
  • I got carried away at the sale and spent too much.
    セールで舞い上がって、お金を使いすぎました。
  • Sorry, I got a little carried away.
    ごめんなさい、少し舞い上がってしまいました。

英語日記・独り言ですぐ使える例文

  • I got some good news today, and I got really excited.
    今日いい知らせがあり、とてもうれしくなりました。
  • I got carried away and told everyone.
    舞い上がって、みんなに話してしまいました。
  • I talked too much because I was excited.
    興奮して、話しすぎました。
  • I made plans too quickly.
    急いで予定を立てすぎました。
  • I need to slow down and think.
    少し落ち着いて考える必要があります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

get carried away が出てこなくても、「舞い上がる」を一語で言おうとしなくて大丈夫です。何が起きたかを順番に分けます。

どんな気持ちだった?
とてもうれしくて興奮した。

そのあと何をした?
たくさん話した。

普段と違うことは?
急いで予定を立てた。

  • I got very excited.
    とても興奮しました。
  • I talked too much.
    話しすぎました。
  • I made plans too quickly.
    急いで予定を立てすぎました。

この三文には「舞い上がる」に当たる特別な英単語がありません。それでも、気持ちと、その結果起きたことが具体的に伝わります。

舞い上がった場面 知っている英語で言うなら
好きな人から連絡が来た He texted me. I was very happy. I couldn’t stop smiling.
採用の連絡をもらった I got the job. I was so excited. I told everyone.
セールで買いすぎた Everything was cheap. I bought too many things.

しゅみすけ(大山俊輔)

感情語が分からないときほど、何が起きた→どう感じた→そのあと何をしたの順で話してみましょう。「舞い上がる」を知らなくても、I was very happy. I talked too much. なら会話は止まりません。

よくある間違い

I was exciting.とは言わない

自分が興奮したなら I was excited. です。I was exciting. では「私は人を興奮させる存在でした」という意味になります。

carried awayだけで使わない

通常は be carried away または get carried away の形にします。

  • I got carried away.
  • I was carried away by the excitement.
  • × I carried away.

どんな「舞い上がる」にもget carried awayを使わない

単にうれしいだけなら I’m so happy.I’m really excited. が自然です。何かをやりすぎた、冷静さを失ったという含みがあるときに get carried away を選びましょう。

関連する感情表現

まとめ

「舞い上がる」は、興奮の勢いで言動まで行き過ぎたなら get carried away、単に気持ちが高まっただけなら get really excited が自然です。

  • I got carried away.
    舞い上がってしまいました。
  • I got really excited.
    とても興奮しました。
  • I got carried away and talked too much.
    舞い上がって、話しすぎました。

そして、この表現を忘れても大丈夫です。I was very happy. I talked too much. のように、気持ちと行動へ分ければ十分伝わります。ぴったりの単語が出ないときこそ、「結局、何が起きた?」を簡単な英語にしてみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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