
「あれは社交辞令だよ」は英語で、She was just being polite. や She just said it to be polite. と言うのが自然です。
この記事では「社交辞令を言う」の自然な表現を紹介します。ただ、本当の目的は英単語を一つ覚えることだけではありません。ぴったりの表現を忘れたとき、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えましょう。
Contents
「社交辞令を言う」は英語で?
日本語の「社交辞令」にぴったり対応する一語を探すより、なぜそう言ったのかを説明するほうが自然です。
She was just being polite.
彼女はただ礼儀としてそうしていただけです。
He just said it to be polite.
彼は社交辞令でそう言っただけです。
I think it was just a polite compliment.
ただの社交辞令的な褒め言葉だったと思います。
会話では、とくに just being polite が使いやすい表現です。日本語の名詞「社交辞令」をそのまま英語の名詞へ置き換えず、「礼儀正しく振る舞っていただけ」と文にします。
just being politeの意味
polite は「礼儀正しい」、be being polite は「その場で礼儀正しく振る舞っている」です。そこに just を入れると、「本気の約束や強い好意ではなく、ただ礼儀として」という意味になります。
“We should have lunch sometime.” “Do you think she meant it?” “Maybe she was just being polite.”
「いつかランチしましょう」「本気で言ったと思う?」「社交辞令だったのかも」
Don’t read too much into it. He was just being polite.
深読みしすぎないで。彼は社交辞令で言っただけだよ。
said it to be politeなら行動が明確
say something to be polite は、「礼儀正しくするために何かを言う」という構造です。誰が何を言ったかをはっきり示せます。
She said she’d visit again, but she may have said it to be polite.
彼女はまた来ると言いましたが、社交辞令だったのかもしれません。
I thanked him and said the food was good to be polite.
礼儀としてお礼を言い、料理がおいしかったと言いました。
この to be polite は「礼儀正しくするために」と目的を表すto不定詞です。仕組みを詳しく確認したい方は、be-rize.comのto不定詞の3用法とコアイメージも参考にしてください。
発音のポイント
polite は /pəˈlaɪt/ で、後ろの lite にアクセントがあります。「ポライト」と平らに読むより、最初を弱く「パ」、後半を強く「ライト」と発音します。just being polite は「ジャス・ビーイン・パライト」のようにつなげると自然です。
社交辞令・お世辞・lip serviceの違い
polite compliment:礼儀としての褒め言葉
服や料理などを、その場を感じよくするために褒めるなら a polite compliment と説明できます。
It may have been just a polite compliment.
ただの社交辞令的な褒め言葉だったのかもしれません。
flattery:相手を喜ばせるためのお世辞
flattery は、相手に気に入られるための「お世辞・おだて」です。単なる礼儀より、相手を動かそうとする意図が感じられます。
lip service:口先だけの支持
lip service は、支持すると言いながら行動しない「口先だけ」です。日常の「また今度ランチしよう」という社交辞令とは違い、方針・理念・約束などへの形だけの賛同によく使います。
The company pays lip service to work-life balance.
その会社はワークライフバランスを口では重視すると言うだけです。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「社交辞令」とのズレ
日本語では「社交辞令」と一言で、挨拶・褒め言葉・曖昧な誘いなどをまとめて表せます。英語では、実際に何が起きたかによって言い方を変えます。
- 礼儀として言った:said it to be polite
- 本気の誘いではなかった:didn’t really mean it as an invitation
- 丁寧な褒め言葉だった:gave a polite compliment
- 口先だけだった:paid lip service
また、英語の Let’s get together sometime. や We should do this again. が必ず社交辞令とは限りません。本当に会いたい場合もあるため、言葉だけで断定せず、その後に具体的な日程の話が出るかを見る必要があります。
実際に使える例文
誘いが本気か迷う
She said we should meet again, but maybe she was just being polite.
また会おうと言っていましたが、社交辞令だったのかもしれません。
Did he really invite me, or was he just being polite?
彼は本当に私を誘ったの? それとも社交辞令だったの?
褒め言葉について
He said my presentation was great, but I think it was just a polite compliment.
彼は私の発表がすばらしいと言いましたが、社交辞令だったと思います。
I wasn’t sure if she meant it or was just being nice.
彼女が本気で言ったのか、ただ感じよくしていただけなのか分かりませんでした。
自分が礼儀として言った
I said I’d think about it to be polite.
社交辞令として、考えておくと言いました。
I didn’t want to be rude, so I said something nice.
失礼になりたくなかったので、感じのよいことを言いました。
独り言・英語日記で
She invited me to lunch, but I don’t know if she really meant it.
彼女は私をランチに誘いましたが、本気だったかは分かりません。
I thanked him and smiled because I wanted to be polite.
礼儀正しくしたかったので、彼にお礼を言って笑顔を見せました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
just being polite が出てこなくても、「何を言った?」「なぜ?」「本気だった?」に分ければ、基本語だけで説明できます。

感じのよいことを言った
↓
She said something nice.
礼儀正しくしたかった
↓
She wanted to be polite.
本気ではなかったかもしれない
↓
Maybe she didn’t really mean it.
この三文を順番に言えば、「社交辞令」という英単語を知らなくても状況は十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 自然な「あれは社交辞令」:She was just being polite.
- 礼儀として言った:She said it to be polite.
- 社交辞令的な褒め言葉:a polite compliment
- 口先だけの支持:lip service
- 知らなければ:She said something nice. She wanted to be polite.
日本語の一語を英語の一語へ変えようとせず、「何を言ったのか」「なぜ言ったのか」を文にしましょう。社交辞令も、中学英語の基本語で十分説明できます。









