「証拠を提出する」は英語で?submit・present・produce・offer evidenceの違い

「証拠を提出する」は英語で?submit evidenceとpresent evidence

「証拠を提出する」は英語で、書類やデータを正式に出すなら submit evidence、法廷で証拠を示して主張を組み立てるなら present evidence が基本です。命令や開示要求に応じて出す produce evidence、証拠として採用してもらうために申し出る offer evidence もあります。

この記事では、4つの表現の違いを法廷・警察・社内調査などの場面に分けて、初心者向けに解説します。

しゅみすけ(大山俊輔)

「提出する」だけを見れば submit ですが、裁判で証拠を見せながら説明するなら present が自然です。まずは submit evidence と present evidence の2つから覚えましょう。

「証拠を提出する」の英語を一言で

  • submit evidence:証拠を正式に提出する
  • present evidence:法廷などで証拠を示す
  • produce evidence:求めや命令に応じて証拠を出す
  • offer evidence:証拠として申し出る

submit evidence、present evidence、produce evidence、offer evidenceの違い

submit evidence:証拠を正式に提出する

submit は、書類やデータを決められた相手・手続きへ正式に出す語です。裁判所、警察、調査機関などへ証拠を提出するときに使えます。

The lawyer submitted new evidence to the court.
弁護士は裁判所に新しい証拠を提出しました。

Please submit all relevant evidence by Friday.
金曜日までに関連する証拠をすべて提出してください。

語順は submit evidence to+提出先 が基本です。オンラインフォームへ画像や記録をアップロードする場合にも使えます。

present evidence:法廷で証拠を示す

present evidence は、単に提出するだけでなく、裁判官や陪審員などに証拠を示しながら主張を裏づける表現です。

The prosecution presented evidence against the defendant.
検察側は被告人に不利な証拠を示しました。

She presented evidence that supported her claim.
彼女は自分の主張を裏づける証拠を提示しました。

書類を窓口へ出す動作なら submit、審理の場で見せて説明するなら present と分けると理解しやすいです。

証人が宣誓後に話す表現は「「証言する」は英語で?testify・give evidence・give testimonyの違い」で詳しく解説しています。

produce evidence:求めに応じて証拠を出す

produce には「生産する」だけでなく、求められた書類・情報・証拠を出して見せる意味があります。裁判所の命令、捜査、監査、情報開示などでよく使われます。

The company was ordered to produce the documents.
その会社は書類を提出するよう命じられました。

He failed to produce any evidence.
彼は証拠を何も提示できませんでした。

この produce は「ゼロから証拠を作る」という意味ではありません。「手元にあるものを出す」という意味です。

offer evidence:証拠として申し出る

offer evidence は、裁判で資料や証言を証拠として扱ってもらうために提示・提出する法律寄りの表現です。

The defense offered the email as evidence.
弁護側はそのメールを証拠として提出しました。

The judge allowed the evidence to be admitted.
裁判官はその証拠の採用を認めました。

offer A as evidence で「Aを証拠として申し出る」と表せます。実際に証拠として採用されることは admit evidence と言います。

evidenceは数えられる?

evidence は通常、数えない名詞です。そのため、一般的には an evidenceevidences とは言いません。

  • some evidence:いくらかの証拠
  • a piece of evidence:1つの証拠
  • two pieces of evidence:2つの証拠

We found a piece of evidence.
私たちは1つの証拠を見つけました。

「証拠品」を一つずつ指すなら an item of evidence も使えます。

proofとの違い

evidence は判断材料となる証拠、proof は事実を決定的に証明するもの、という違いがあります。

  • evidence:結論を支える材料
  • proof:真実だと確定させる決定的な証明

There is evidence, but there is no proof.
証拠はありますが、決定的な証明はありません。

日常会話では区別が緩くなることもありますが、法的な文脈では evidence が広く使われます。

「証拠を提出してください」と頼む英語

Please submit any evidence you have.
お持ちの証拠があれば提出してください。

Can you provide photos or records?
写真や記録を出してもらえますか。

Please send us the documents.
その書類を私たちに送ってください。

Do you have anything that shows what happened?
何が起きたか分かるものはありますか。

法的な単語を忘れた場合は、evidence にこだわらず photos、records、documents、messages など具体的な物を言うと伝わりやすくなります。

裁判の流れで覚える関連表現

  1. The witness takes an oath.
    証人が宣誓する。
  2. The witness testifies.
    証人が証言する。
  3. The lawyer presents evidence.
    弁護士が証拠を示す。
  4. The judge admits or excludes the evidence.
    裁判官が証拠を採用または排除する。

前段階の表現は「「訴える」は英語で?sue・appeal to・complain ofの違い」と「「起訴する」は英語で?prosecute・indict・chargeの違い」も参考になります。

難しい単語が出ないときの簡単な英語

  • I sent the photos to the court.
    写真を裁判所へ送りました。
  • She showed the judge the email.
    彼女は裁判官にメールを見せました。
  • We gave them all the documents.
    私たちは書類をすべて渡しました。
  • This message shows what happened.
    このメッセージを見れば何が起きたか分かります。

submit や evidence が出なくても、send、show、give と具体的な物の名前を組み合わせれば十分に伝えられます。

まとめ

「証拠を提出する」は、正式に出すなら submit evidence、法廷で示すなら present evidence が基本です。要求に応じて出すなら produce evidence、証拠として申し出るなら offer evidence を使います。

まずは We submitted the evidence to the court.The lawyer presented the evidence. の2文を使い分けられるようにしましょう。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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