
「証言する」は英語で、法廷などで正式に証言するなら testify が基本です。イギリス英語を中心に give evidence、名詞を使った give testimony、比喩にも使える bear witness という表現もあります。
この記事では、似た表現の違いと自然な語順を初心者向けに整理します。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「証言する」の英語を一言で
- testify:法廷・公的な場で証言する
- give evidence:証拠や事実を述べる、証言する
- give testimony:証言を行う
- bear witness:目撃者として証明する、事実を物語る

testify:法廷で正式に証言する
testify は、裁判所や議会などの公的な場で、知っている事実を正式に述べる動詞です。名詞は testimony、証言する人は witness と呼ばれます。
She testified in court.
彼女は法廷で証言しました。
The witness refused to testify.
その証人は証言を拒みました。
He will testify at the trial.
彼は裁判で証言する予定です。
testify about・against・forの違い
前置詞によって意味が変わります。
- testify about the accident:事故について証言する
- testify against the defendant:被告人に不利な証言をする
- testify for the defense:弁護側の証人として証言する
She testified against her former boss.
彼女は元上司に不利な証言をしました。
He testified about what he saw.
彼は自分が見たことについて証言しました。
give evidence:証拠・証言を述べる
give evidence は「証拠を提示する」「証言する」という意味です。特にイギリス英語の法廷表現として自然ですが、文脈によっては「事実を裏づける材料を示す」という広い意味にもなります。
She gave evidence at the trial.
彼女は裁判で証言しました。
Three witnesses gave evidence.
3人の証人が証言しました。
evidence は通常、不可算名詞です。「1つの証拠」と言いたいときは a piece of evidence とします。
give testimony:証言をする
testimony は「証言」という名詞です。give testimony は意味としては testify に近く、正式な証言を行うことを表します。
He gave testimony before the committee.
彼は委員会で証言しました。
Her testimony was clear and consistent.
彼女の証言は明確で一貫していました。
動詞1語で簡潔に言うなら testify、証言という内容や記録を名詞として扱うなら testimony が便利です。
bear witness:目撃・証明する
bear witness to+名詞 は「〜を目撃して証言する」「〜が事実であることを証明する」という硬めの表現です。法廷以外でも、歴史的事実や変化を物語るという比喩に使われます。
She bore witness to the events.
彼女はその出来事を目撃し、証言しました。
These records bear witness to the town’s history.
これらの記録は、その町の歴史を物語っています。
過去形は bore witness、過去分詞は borne witness です。
witnessは「目撃する」と「証人」の両方
witness は名詞なら「証人・目撃者」、動詞なら「目撃する」です。
I witnessed the accident.
私はその事故を目撃しました。
I was a witness to the accident.
私はその事故の目撃者でした。
ただし I witnessed the accident. は「事故を見た」という意味であり、それだけでは「法廷で証言した」ことにはなりません。法廷で話したなら I testified about the accident. と言います。
証言・供述・証拠の違い
- testimony:法廷などでの証言
- statement:警察などに述べた供述・声明
- evidence:証言、物証、記録などを含む証拠全般
- proof:事実を決定的に証明するもの
警察に「供述する」なら give a statement to the police が自然です。何でも testify と訳すわけではありません。
証言を拒否する・撤回する英語
He refused to testify.
彼は証言を拒否しました。
She declined to answer the question.
彼女はその質問への回答を断りました。
He withdrew his statement.
彼は供述を撤回しました。
「拒否する」の表現は「「拒否する」は英語で?refuse・reject・deny・declineの違い」も参考になります。また、「強制するの英語」では、証言を強制する表現も確認できます。
難しい単語が出ないときの簡単な英語
testify が出てこなくても、「法廷で見たことを話す」と説明できます。
- She told the court what she saw.
彼女は自分が見たことを裁判所で話しました。 - He spoke in court.
彼は法廷で話しました。 - She told the truth about the accident.
彼女は事故について本当のことを話しました。 - He answered the lawyer’s questions.
彼は弁護士の質問に答えました。
「誰が・どこで・何を話したか」に分ければ、難しい法律用語がなくても意味を伝えられます。
裁判の関連表現
証言は、訴える・起訴する・判決を出すといった裁判手続きの一部です。
- 「訴える」は英語で?sue・appeal to・complain ofの違い
- 「起訴する」は英語で?prosecute・indict・chargeの違い
- 「和解する」は英語で?settle・reach a settlementの違い
まとめ
「証言する」は、法廷や公的な場なら testify が基本です。イギリス英語では give evidence もよく使われ、名詞の「証言」は testimony と言います。
まずは She testified in court. と、簡単な言い換え She told the court what she saw. を覚えておきましょう。










