
電車が揺れたので「つり革につかまった」。これを英語日記に書くなら、I held on to the strap. と言えます。
この記事では「つり革につかまる」の自然な表現を紹介します。ただ、英会話中に strap や hold on to が出てこなくても大丈夫です。知っている基本語で動作をどう説明するかまで、一緒に考えてみましょう。
先に結論
- つり革につかまる:hold on to the strap
- つり革を持っている:hold the strap
- とっさにつり革をつかむ:grab the strap
- 簡単に説明する:I held the thing above my head.
Contents
「つり革につかまる」は英語で hold on to the strap
hold on to … は、「落ちたり、体勢を崩したりしないように、何かを離さずにつかんでいる」という表現です。
- I held on to the strap.
つり革につかまりました。 - Hold on to the strap when the train starts moving.
電車が動き出すときは、つり革につかまってください。 - She was holding on to a strap with one hand.
彼女は片手でつり革につかまっていました。
目の前にある特定のつり革なら the strap、どれか一つのつり革なら a strap を使います。
つり革は英語で strap?hand strap?
電車のつり革は、日常会話では文脈があれば単に strap と言えます。より具体的には hand strap、hanging strap、overhead strap などと説明できます。
- strap:帯状のひも・ストラップ
- hand strap:手で持つストラップ
- hanging strap:上からぶら下がっているストラップ
- overhead strap:頭上にあるストラップ
日本語の「つり革」は一語で形と用途まで分かりますが、英語では乗り物や地域によって呼び方が一定ではありません。そのため、会話では the strap や the hand strap と簡単に言えば十分です。
なぜ hold on to で「つかまる」になるの?
hold は、手などで何かを持ち、その状態を保つこと。そこに on が加わると、「離れずに接触を保つ」という感覚が出ます。
さらに to the strap で、何にしがみついているのかを示します。
- hold:持つ・保つ
- on:接触した状態を続ける
- to the strap:つり革に
つまり、hold on to the strap は「つり革との接触を保って離さない」という組み立てです。
hold onの「待って」「つかまって」「電話を切らないで」の使い分けも、あわせて読むと理解が深まります。
hold on to・hold・grab の違い
| 表現 | 焦点 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| hold on to the strap | 離さないようにつかまる | 揺れに備えて体を支える |
| hold the strap | 手で持っている状態 | つり革を持って立っている |
| grab the strap | 素早くつかむ瞬間 | 電車が急に揺れて、とっさにつかむ |
- I was holding the strap.
私はつり革を持っていました。 - The train suddenly moved, so I grabbed the strap.
電車が急に動いたので、つり革をとっさにつかみました。 - I grabbed the strap and held on to it.
つり革をつかみ、そのまま離さずにつかまっていました。
grab は「つかむ瞬間」、hold は「持っている状態」です。日本語ではどちらも「つかむ・つかまる」と訳せるので、動作の始まりか継続かで考えると選びやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
hold on to と hold onto はどちらが正しい?
hold on to the strap と hold onto the strap は、どちらも使われます。
- hold on to:hold on+to。句動詞の組み立てが見えやすい
- hold onto:ontoを一語で書く形。日常的によく見られる
この記事では初心者が構造を理解しやすいように、主に hold on to と表記します。会話で発音するときは、どちらもほぼ同じようにつながって聞こえます。
発音のポイント
strap は /stræp/。最初の str を「ス・ト・ラ」と三つに分けず、息を出しながら一気に発音します。母音は「ア」と「エ」の中間に近い音です。
hold on to the strap は、一語ずつ強く区切らず、hold-on-to-the-strap と小さなまとまりにすると自然です。特に to は会話では弱く「タ」に近くなることがあります。
英語日記・独り言で使える例文
- I held on to the strap because the train was crowded.
電車が混んでいたので、つり革につかまりました。 - I stood by the door and held the strap.
ドアの近くに立って、つり革を持ちました。 - The train shook, so I grabbed the strap.
電車が揺れたので、つり革をとっさにつかみました。 - I held on to the strap with my right hand.
右手でつり革につかまりました。 - I couldn’t reach the strap.
つり革に手が届きませんでした。 - There were no empty seats, so I stood and held on to a strap.
空席がなかったので、立ってつり革につかまりました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
strap という名詞が出てこないと、日本語の「つり革」に対応する単語を必死に探したくなります。でも、物の名前が分からなくても、位置と動作で説明できます。

何をした?
手で持った。
↓
I held it.
何を持った?
頭の上にあるもの。
↓
the thing above my head
つなげると:
I held the thing above my head.
もう少し動作を丁寧に説明するなら、次のようにも言えます。
I put my hand on the thing above my head and held it.
頭の上にあるものに手をかけて、それを持ちました。
電車の中だと先に言えば、相手は「頭上にある、手で持つもの」からつり革や手すりを自然に想像できます。
I was standing on the train. I held the thing above my head.
電車で立っていました。頭の上にあるものを持っていました。
しゅみすけ(大山俊輔)
「手すりにつかまる」なら rail や handrail
つり革ではなく、電車内の棒や手すりにつかまる場合は、rail や handrail を使います。
- Hold on to the rail.
手すりにつかまってください。 - I grabbed the handrail when the bus stopped.
バスが止まったとき、手すりをとっさにつかみました。
日本語ではどちらも「つかまる」ですが、英語では何につかまるかを後ろに置くだけです。
よくある間違い
- × hold on the strap
○ hold on to the strap - × catch the strap
○ grab the strap / hold the strap - × I was grabbed the strap.
○ I grabbed the strap.
hold on だけなら「しっかりつかまって」という意味になります。つかまる対象を続けるときは to を入れて、hold on to the strap とします。
まとめ|名前を忘れたら thing+位置+動作
「つり革につかまる」は hold on to the strap が自然です。持っている状態だけなら hold the strap、とっさにつかむ瞬間なら grab the strap を使えます。
でも、strap が出てこなくても、I held the thing above my head. で大丈夫。物の名前が分からないときは、thing+どこにあるものか+何をしたかへ分解すれば、知っている英語で会話を続けられます。
電車で一緒に使う英語
- 「電車に乗る」は英語で?get on・take・rideの違い
- 「座席を譲る」は英語で?give up・offerの違い
- 「電車を待つ」は英語で?wait for the trainの使い方
- 「電車が遅れる」は英語で?delayed・running lateの違い
改札・ホーム・切符・乗車・乗り換え・遅延など、電車と駅で使う表現をまとめて確認するなら、電車・駅で使う英語総合ガイドもご覧ください。









