
「電車でお年寄りに座席を譲った」を英語日記に書こうとして、「譲る」って英語で何やったっけ?と止まったことはありませんか。
「座席を譲る」は、自然な会話では give up my seat と言えます。
この記事では自然な表現を覚えるだけでなく、それが出てこないときに、すでに知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えます。ぴったりの表現を忘れても、英語を止めなくて大丈夫です。
先に結論
- 座席を譲る:give up my seat
- 相手に座席を申し出る:offer someone my seat
- 簡単に説明する:I stood up. Please sit here.
Contents
「座席を譲る」は英語で give up my seat
自分が座っていた席をほかの人に使ってもらうなら、give up one’s seat が自然です。one’s の部分は、誰の席かに合わせて変えます。
- I gave up my seat to an elderly woman.
年配の女性に席を譲りました。 - He gave up his seat to a pregnant woman.
彼は妊婦さんに席を譲りました。 - She gave up her seat for a child.
彼女は子どものために席を譲りました。
過去の出来事なら give を過去形の gave にして、I gave up my seat. と言います。
give up は「諦める」だけではない
give up を「諦める」と覚えている人は多いと思います。ただし、コアイメージはもう少し広く、自分が持っているものを手放すことです。
give up my seat なら、自分が使っていた席を手放して、別の人が座れるようにする。そこから「座席を譲る」という意味になります。
なお、I gave my seat up. のように seat を間に入れる語順も可能です。代名詞なら I gave it up. のように必ず間に置きます。
give up の意味・語順・give up doingとの違いも、あわせて読むと理解しやすいです。
発音のポイント|seat と sit を区別しよう
seat は /siːt/ で、口を横に引いて「スィート」に近い長い母音です。一方、sit は /sɪt/ で、短く「スィト」に近い音です。
- seat /siːt/:座席(名詞)
- sit /sɪt/:座る(動詞)
Please sit here. は「ここに座ってください」。This seat is free. は「この席は空いています」です。長さを意識するだけでも伝わりやすくなります。
offer someone my seat との違い
give up my seat は、実際に自分の席を手放して譲ることに焦点があります。
offer someone my seat は、「どうぞ」と席を申し出ることに焦点があります。相手が断ったとしても、申し出た時点で offer は使えます。
- I offered an elderly man my seat.
年配の男性に席を譲ろうと申し出ました。 - She offered me her seat, but I said I was fine.
彼女は私に席を譲ろうとしてくれましたが、私は大丈夫だと言いました。
give someone my seat や let someone have my seat も使えます。ただ、まず覚えるなら、実際に譲った give up my seat と、申し出た offer someone my seat の2つで十分です。
| 表現 | 焦点 | 自然な日本語 |
|---|---|---|
| give up my seat | 自分の席を手放す | 席を譲る |
| offer someone my seat | 相手に席を申し出る | 席を譲ろうとする |
| give someone my seat | 相手が自分の席を使う | 自分の席を譲る |
しゅみすけ(大山俊輔)
英語日記・独り言ですぐ使える例文
- I gave up my seat to an elderly man on the train.
電車で年配の男性に席を譲りました。 - I offered a woman with a baby my seat.
赤ちゃんを連れた女性に席を譲ろうと声をかけました。 - Someone gave up their seat for me.
誰かが私に席を譲ってくれました。 - I wanted to offer my seat, but someone else stood up first.
席を譲ろうと思いましたが、ほかの人が先に立ちました。 - I said, “Would you like to sit here?”
「ここに座りますか?」と声をかけました。
相手に席を勧めるときの一言
席を譲る動作だけでなく、実際に相手へ声をかけるなら次の表現が使えます。
- Please sit here.
ここに座ってください。 - Would you like to sit here?
ここに座りますか? - You can have my seat.
私の席にどうぞ。
Please sit down. でも通じますが、相手によっては指示のように響くことがあります。席を示しながら Please sit here. や、質問にした Would you like to sit here? のほうが柔らかく言えます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
give up my seat が出てこなくても、難しい別の単語を探す必要はありません。実際にしたことを順番に分けてみましょう。

結局、何をした?
座席から立った。
↓
I stood up.
相手に「ここに座って」と言った。
↓
I said, “Please sit here.”
つなげると:
I stood up and said, “Please sit here.”
これだけで、「席を譲った」という場面は十分伝わります。give up も offer も必要ありません。
もう少し説明したければ、次のようにも言えます。
- An elderly woman was standing, so I stood up.
年配の女性が立っていたので、私は立ち上がりました。 - I told her, “Please sit here.”
彼女に「ここに座ってください」と言いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「譲る」は英語で言い分ける
日本語の「譲る」は、座席だけでなく、順番・道・意見・物など幅広い対象に使えます。しかし英語では、何をどう譲るかで表現が変わります。
- 座席を譲る:give up my seat
- 道を譲る:give way / let someone go first
- 順番を譲る:let someone go ahead of me
- 物を譲る:give something to someone / let someone have something
つまり、「譲る=give up」と丸暗記するのではなく、結局、何を手放した? 誰を先にした?と考えるのがコツです。
まとめ|自然な表現を知り、忘れたら動作に分ける
「座席を譲る」は、自然な英語では give up my seat。相手への申し出に焦点を当てるなら offer someone my seat です。
でも、どちらも出てこなければ、I stood up and said, “Please sit here.” で十分。難しい日本語一語を英語一語へ変えず、実際にしたことへ分ければ、会話は止まりません。
移動・電車で一緒に使う英語
- 「電車に乗る」は英語で?get on・take・rideの違い
- 「電車が遅れる」は英語で?delayed・running lateの違い
- 「ここで降ります」は英語で?get off・get outの違い
- stand up と get up の違い
改札・ホーム・切符・乗車・乗り換え・遅延など、電車と駅で使う表現をまとめて確認するなら、電車・駅で使う英語総合ガイドもご覧ください。









