「訴えを取り下げる」は英語で?withdraw a lawsuit・drop the caseの違い

「訴えを取り下げる」は英語で? withdraw a lawsuitとdrop the case

「訴えを取り下げる」は英語で、最も基本的には withdraw a lawsuit と言います。ただし、会話では drop the case、請求や主張だけを取り下げる場合は withdraw a claim が自然です。

この記事では、3つの表現の違いを初心者向けに例文で整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

「取り下げるもの」が訴訟全体なのか、事件・訴訟をやめるという日常的な言い方なのか、個別の請求なのかを考えると選びやすくなります。

「訴えを取り下げる」の英語を一言で

  • withdraw a lawsuit:訴訟を正式に取り下げる
  • drop the case:事件・訴訟をやめる(口語的)
  • withdraw a claim:請求・主張を取り下げる

withdraw a lawsuit、drop the case、withdraw a claimの違いを示す比較図

withdraw a lawsuit:訴訟を正式に取り下げる

withdraw は「いったん出したものを引っ込める」、lawsuit は「訴訟」です。裁判所に起こした民事訴訟を正式に取り下げる場面に合います。

The company decided to withdraw the lawsuit.
その会社は訴訟を取り下げることにしました。

She withdrew her lawsuit against her former employer.
彼女は元勤務先に対する訴訟を取り下げました。

過去形・過去分詞は withdrew / withdrawn です。withdrawed とはしない点に注意しましょう。

drop the case:事件・訴訟をやめる

drop は日常会話で「やめる」「打ち切る」という意味になります。drop the case は報道や会話でもよく見られる、withdrawよりくだけた表現です。

They agreed to drop the case.
彼らは訴訟を取り下げることで合意しました。

Why did he drop the case?
なぜ彼はその件を取り下げたのですか。

ただし、刑事事件では「誰がやめるのか」に注意が必要です。検察側が起訴をやめるなら drop the charges、告訴した側が告訴を撤回するなら withdraw the complaint など、対象に応じた表現を使います。関連する違いは「告訴するの英語」でも確認できます。

withdraw a claim:請求・主張を取り下げる

claim は法律文脈では「請求」「主張」を表します。訴訟全体ではなく、その中の特定の請求や主張を取り下げるときに使います。

The plaintiff withdrew one of the claims.
原告は請求の一つを取り下げました。

We are prepared to withdraw our claim.
私たちは請求を取り下げる用意があります。

「訴える」側の基本表現は「「訴える」は英語で?sue・appeal to・complain ofの違い」もあわせて読むと整理しやすくなります。

withdraw・drop・dismissの違い

ここは間違えやすいポイントです。

  • withdraw:提出・開始した側が自分で取り下げる
  • drop:続けるのをやめる、打ち切るという口語的な表現
  • dismiss:裁判所が訴えを棄却する、または事件を退ける

つまり、原告が訴えを引っ込めるなら withdraw、裁判所が訴えを退けるなら dismiss が基本です。「棄却する」との違いは「「棄却する」は英語で?dismiss・deny・rejectの違い」で詳しく解説しています。

すぐ使える例文

He decided not to withdraw the lawsuit.
彼は訴訟を取り下げないことにしました。

Both sides settled, so she dropped the case.
双方が和解したので、彼女は訴訟を取り下げました。

The lawyer advised us to withdraw the claim.
弁護士は私たちに、その請求を取り下げるよう助言しました。

The prosecutor dropped the charges.
検察は起訴を取り下げました。

裁判の結果や手続きを説明する表現まで広げたい場合は、「差し戻すの英語」も参考になります。

まとめ

「訴えを取り下げる」は、正式な法律表現なら withdraw a lawsuit が基本です。会話で「その件をやめる」と言うなら drop the case、訴訟の中の請求・主張だけなら withdraw a claim を使います。

まずは We decided to withdraw the lawsuit. をひとかたまりで覚えておくと、ニュースやビジネスの話題でも応用しやすくなります。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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